人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「顔のないヒトラーたち」を観る~新文芸坐

2016年02月24日 07時15分00秒 | 日記

24日(水)。昨日は午前中、在京オーケストラの総合パンフレットやコンサートのチラシを整理しました 私はこれらの資料類を4つのクリアホルダーに分けて保管しています。①在京オケの今年度の総合パンフレット類(東京交響楽団、新日本フィル、読売日響、東京フィル文京シビック、バッハ・コレギウム・ジャパン、新国立オペラ等)、②在京オケの次年度の総合パンフレット類(会員になっていないオケも含む)、③現在手元にあるチケットに対応するチラシ類(各オケの定期公演、「東京・春・音楽祭」、「サントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデン」ほか)、④これから購入する予定のコンサートのチラシ類(「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016」ほか)です これに⑤として映画のパンフレット、チラシのクリアホルダーが加わります

このうち、①や②はそれほど増えることはありません ③は新たにチケットを買うたびに増えていきますが、聴いたコンサートはブログに書いた後 チラシは廃棄します。④はチケットを購入すると③に移しますが、購入しないといつまでも残ったままになります。さらに次のコンサート会場で新しいチラシをもらってくると、また溜まっていきます。コンサート会場で配布されるチラシはその場で選別して5%くらいを残して95%は捨ててきますが、それでも④は際限なく増加していきます したがって、1か月に1度程度すべてを点検して不要なものは捨てるようにしているのです

ということで、わが家に来てから514日目を迎え、世間に顔が広い、もとい、顔の幅が広いだけのモコタロです

 

          

             この辺界隈じゃ おいら 顔だかんね ウサギの

 

  閑話休題  

 

昨日は、夕食にホッケを焼きました あとは「生野菜とワカメとシラスのサラダ」と「インゲンのお浸し」です

 

          

 

  も一度、閑話休題  

 

昨日、池袋の新文芸坐で2014年ドイツ映画「顔のないヒトラーたち」を観ました この映画は、第二次世界大戦中にナチスが犯した罪をドイツ人自らが裁き、戦争責任に向き合う契機となった1963~65年のアウシュビッツ裁判開廷までの道のりを、事実の基づいて描いたドラマです

 

          

 

1958年のフランクフルトが舞台です。第二次世界大戦が終わってから十数年が経ち、西ドイツは西側諸国との結びつきを強くして経済復興を成し遂げようとしていた 大半の人々は戦争は過去のものとして、自分たちが犯した罪を忘れようとしていた ある日、あるジャーナリストが、かつてアウシュビッツ強制収容所にいた元親衛隊員が規定を破り教職についていることを突き止める。それを聞いた新米検事官のヨハンは、上司の静止も聞き入れず、ジャーナリストのゲルニカや強制収容所の生き残りであるユダヤ人シモンとともに調査を開始する 様々な妨害に遭いながらも、検事総長バウアーの指揮の下、生存者の証言や実証を得ながらナチスがアウシュビッツで犯した罪の詳細を明らかにしていく

 

          

 

この映画は、多少の脚色があるでしょうが、事実に基づいて作られたということで、1970年代の半ばに、正義感の強い検察官が 自国の恥部を暴き 罰せられるべき者を罰するために懸命な努力をしたことに衝撃を覚えます 組織のトップである検事総長がユダヤ人であったことが幸いして、トップダウンで調査が出来たことが大きな要因だったと思います それにしても、8000件にも及ぶ途方に暮れる資料を調査しなければならないのに、苦労を厭わず、ついに過去に残虐行為を行って平然と市民生活を送る元ナチ党員を裁判にかけるまで持って行ったのには頭が下がります

どこの国でも、過去に向き合うのは大切なことだということを教えてくれる映画です

 

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