人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

フォーレ四重奏団によるメンデルスゾーン「ピアノ四重奏曲第2番,第3番」のCDを聴く

2011年12月23日 09時02分04秒 | 日記

23日(金・祝日).昨夕は地下の炭火焼き鳥0でW調剤薬局主催のクリスマス会がありました.薬局の閉店時間の関係でスタートが午後7時半と遅いため,神保町で時間つぶしをすることにしました.交差点近くの広場で共立女子中・高校の生徒が「クリスマス・キャロル」を歌っていました.下の写真のクリスマスツリーの向こう側の位置です.あまり写りが良くなくてクルシミマス・ツリーになってしまいましたね 三省堂のチケットぴあを覗き,2階の文庫本売り場を散策して,ディスクユニオンに移って中古CDを眺めてきました.10分遅刻して会場に着くと,すでに宴会は始まっていました          

 

                 

 

この会は毎年この時期に開かれていて,プレゼント交換が目玉になっています 参加者は1,000円程度のプレゼントを持参し,番号による抽選で品物が当たります.昨年はグレン・グールドの演奏するバッハの「ゴールドベルク変奏曲」のCDを持参して,O歯科のAさんに当たり,O歯科のMさんの持参したミネラル・ウォーターが私の手元に届きました 今年は,ベートーヴェンの「第9」とモーツアルトの「フルート協奏曲」の2枚のCDをセットにして持参しました.抽選の結果,W薬局の〇〇さんからの充電式カイロが当たりました.心温まるプレゼントですさて,私の用意したプレゼントは誰の手に渡ったのでしょうか? W薬局のHさん,Iさん,飯野海運のKさんたちと映画の話で盛り上がりました 楽しかった~

 

                 

 

 閑話休題 

 

12月8日に浜離宮朝日ホールで聴いたフォーレ四重奏団のコンサートで,アンコールに演奏されたメンデルスゾーンの「ピアノ四重奏曲第2番」第4楽章”フィナーレ”が,颯爽としていて素晴らしかったので,新宿タワーレコードでCDを買い求めました 輸入盤の方が何割か安いはずなので探したのですが,なかったので国内盤を買いました.第2番へ短調と第3番ロ短調のカップリングで,2009年7月の録音です

第2番の第1楽章「アレグロ・モルト」を初めて聴きましたが,それは衝撃でした 第1印象は「まるでモーツアルトではないか」です.モーツアルトの短調の系譜を引くメランコリックな曲想で,小林秀雄の言葉を借りるなら「疾走する哀しみ」を感じさせます

メンデルスゾーンというと,日本の音楽界では「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」ばかりが取り上げられていて辟易しますが,10代の半ばで作曲したこの「ピアノ四重奏曲第2番」を聴けば,その天才ぶりがはっきり分かります モーツアルトに比肩する”神童”と呼ばれてきたことが,大袈裟でないことがよく理解できます

第2楽章「アダージョ」でのピアノの何と美しいことか 第3楽章「インテルメッツォ」の弦とピアノの絡み合いの素晴らしさ そして,あの日感銘を受けた第4楽章「フィナーレ,アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェ」に突入します.ここでは愉悦が疾走します

第3番ロ短調も美しいメロディーに溢れる素晴らしい曲です 何といってもフォーレ四重奏団の演奏がその素晴らしさを一層浮かび上がらせてくれています 今年何枚か買ったCDのうちベストです.買ったその日からほとんど毎日このCDを聴いています

今日は午後,横浜のみなとみらいホールに萩原麻未の出演するコンサートに行ってきます.たぶん,今年最後のコンサートです

 

               

コメント (2)
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