全日空61便ハイジャック事件から24年

ハイジャック事件は日本でもかつてよど号事件の他、数回発生した。
去る今月13日は、'99(平成11)年に発生した全日空61便ハイジャック事件から24年目であった。

これは羽田発新千歳行きの全日空のボーイング747ジャンボ機が刃物を所持した男に乗っ取られ、機長が殺害され一時犯人によって操縦されたため、あわや墜落寸前になった事件である。
日本での事件では初めて犠牲者を出してしまった最悪のハイジャック事件と言われている。

犯人の動機はフライト趣味レーターのゲームをして、実際に本物の機を操縦したかったという事だった。
本当に犯人が一時操縦したため、八王子の市街地に墜落しそうになった。

しかし、どうやって凶器を機内に持ち込んだのか？手荷物検査でなぜ発見できなかったのかな。
犯人は事前に飛行機に乗り、警備上の欠点を全日空などに投稿していたらしいが、

何とか犯人は取り押さえられ、61便は羽田に着陸できたが機長が亡くなってしまった。

あの事件から24年、最近はハイジャック事件など聞かなくなった。こんな事件があったり'01(平成13)年にはアメリカで同時多発テロが発生したため、より一層警備が厳重になったのであろう。

日本初のハイジャック事件となった'70(昭和45)年のよど号事件の時は、犯行グループは刀や日本刀を使用したそうだがそんなものどうして機内に持ち込めたのか、ずっと疑問に思っていた。
あの頃は警備も今ほど厳重でなかったのだろうか、しかし日本刀なんて相当長い物だから幾らなんでも搭乗検査で引っかかると思うのだが、

飛行機のハイジャック事件は聞かなくなったが、'10年以降東海道新幹線の放火事件や無差別殺傷事件、近年は京王線や小田急線での事件等鉄道で酷い事件が発生している。先日も関西であったと思う。
こうした飛行機、鉄道、バスなど公共交通機関を利用中に何らかの事件に遭った場合にどう対処すべきか、どう身を守るべきか。

ここ最近また酷い事件が相次いでいるが、本当に今後大反れた事が起きない事を願います。