ぽんた*ぷらり

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PONTAPURARI SINCE 2005

輪中館

2008年09月23日 | ぷらり
大垣市入方2丁目の 『輪中館』 へ行って来ました。 (無料)

養老鉄道友江駅で下車 徒歩3分  ※駐車場は輪中館裏にあり


輪中と言うと 長島や南濃から幾つかあり 洪水のため基礎を高くした建物・水屋

が特徴的...と言うくらいのことは知っていましたが

初めて輪中とはどんなものかが分かりました。  輪中の「輪」って?


昔の地図でこの地域には輪中が幾つも点在していたことが分かりました。

思っていたより多い (大小さまざま)

輪中とはそれぞれが堤で囲まれている集落単位のことで、水害時には輪中の

仲間が総出で堤を守っていました。 

洪水時の写真パネルを見ると一目瞭然、丸い輪の中は浸水していません。


川周辺は水害の恐れもあるけど肥沃な土を運んでくる稲作に適した土地でも

あり富をもたらしてくれています。 

このあたり門を構えたりっぱな(当時の庄屋さん?の)お屋敷が多いです。

今は河川改修やポンプなどで輪中の生活も様変わりしているかもしれませんが

この地で生活するための昔からの知恵の数々がたくさん紹介されています。


展示品のひとつに輪中の農家の「動くジオラマ」があるんですがこれ必見です。 

朝~晩 春~秋 の農家の生活がイメージ的に再現されています。

(心に残る逸品です)


↑左は仏壇 浸水したら滑車で2階に引き上げます(コナンのトリックに出てきそう)

右は「定杭」争いが起こらぬよう隣接する輪中同士の堤の高さを制限したもの。


各展示物を見て この地の人々は 水(水害)とうまく付き合っているのだなと

つくづく感心しました。  ※輪中の資料(印刷物)多数あり。


現代は自然に逆らっていることが多いので、いざ災害が発生するとダメージが

大きいような気がする今日この頃です。



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