北斎とお栄

名古屋市中区にある　『KD JAPON』　に「北斎とお栄」を見に行きました。

原智彦／作・演出・主演　　相方／夕沈（ゆうちん）　

『スーパー一座』の座長である原さんは名古屋の演劇界では誰もが知っている
スーパースター。

一座を率いて夏は「大須オペラ」冬は「ロック歌舞伎」と精力的な活動を
されています。

あるときは、歌舞伎の大見得を切り、あるときは、不思議なダンス、激しい
振りの舞踏　還暦過ぎているとは思えない元気なおじさん、大病後でどうか
と思ったがその心配は杞憂に終わったようだ。　

出だしの不思議なダンス、江戸時代の設定なので着物かと思ったら、洋装で
微妙なバランスのスローな振りから激しく全身を使ってグルグル回る踊り、
いっぺんで原ワールドに惹かれてしまった。

ねたバレしないように。。妙なところからの登場、変身　夕沈さんの良く
通る声と飛び跳ねるような舞踏、不思議な登場人物．．．原さんの頭の中
にあるものの表れか、先が読めない、はらはらな展開．．．

知久寿焼の音楽がハマって、手作りのセット、美しい映像　狭い劇場？に
詰め掛けた約５０人の観客と２０人のスタッフ、みんなの感性が一つに
なって異次元空間を作リ出していました。

北斎の多彩な表現力と晩年のゆらぎ、原さんの心情にダブるものがあったの
だろう　演じきった原さんの表情は満足感でいっぱいでした。

感動をありがとうございました。

原さんを "出待ち"しようと思っていたら先に外に出ておられました。
この舞台の見所の一つでもある早変わり、さすがもう着がえてました。

原さんと、心の師ナカさんと、私　記念撮影。

４月２２日までの予定でしたが、好評につき追加公演決定！！

４月３０日(祝月)に２回公演いたします。　お見逃しなく！！