ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『ツバメ号とアマゾン号』

2008-02-23 20:14:33 | 息子と読んだ本のこと・児童書

ツバメ号とアマゾン号』
アーサー・ランサム 岩田 欣三・神宮 輝夫訳

毎晩、少しずつ読んできた本。ようやく、ようやく読了です。

海(湖)に出るまでは、なかなか、本の世界に入り込むことが出来ず、
あくびばかりだった息子くん。
ツバメ号の乗組員たちが無人島にキャンプを張った頃から、一気に面白くなってきたらしく、
アマゾン海賊が現れた頃には、もう、夜の「読み聞かせタイム」を待つことが出来ず、
自分で読み始めてしまいました。
大人でも腰がひけるほどの細かい字と分厚さなのですが、全く、気にならない様子。
中学年向きの本ですら、「字が多い~」と文句ばかり言っているくせに、何でしょうか?
読み聞かせは、その時点で、やめても良かったのですが、息子が、それはそれで
読んで欲しいと言うので、そのまま読むことに。
一日中、ツバメ号漬の息子くんなのでした。

おかげさまで、読了した時には、息子は、息子の旗を持っていました。
『ヤマタカ号』が、彼の旗の名前。図鑑で見つけたヤマタカがシンボルです。
母さんも!というので、私は、『南極号』にしました。
南極大陸の形をとった旗がシンボルです。
自分の旗を持つって、なんだか、嬉しいものですね。
いつものように、二人それぞれの「もしもノート」に記入。これが、また楽し。
問題なのは、二人ともボートにのったことがないこと・・・・・かな。

息子くん。すでに、心は、二巻へと向かっています。
そんな訳で、六年生の進級祝いは、『ツバメの谷』に決定!4月が楽しみだね。
少年の頃にこの本と出会い、船医になったり、環境保護のお仕事についたりする人もいるのだとか。
柔軟な心って、すごいな。
私も、小学生か中学生に戻って、この本を読んでみたいよー。くやしいなー!
とにもかくにも、息子くんが小学生のうちに、この本を読むことが出来て、本当に良かった。
この本を教えてくれた、ことり文庫さんには、いつものように、感謝・感謝なのです。


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10 コメント

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Unknown (そらこ)
2008-02-25 09:26:55
息子さん、読了おめでとうございます。

どんどん、想像力の幅が広がっているのを感じます。いいなあ~。

『ツバメ号とアマゾン号』は、読みたいと思いながらずっと読めないでいるもの。今度こそ読んでみます。さりげなく家に置いておいて、息子の目にとまるといいけれど。
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Unknown (ぱせり)
2008-02-25 13:21:48
ヤマタカ号も南極号も素敵です~。
いっしょに想像の船を走らせる仲間がいるなんていいないいな♪
小学5年生!最高の年じゃないですか~。「私も、小学生か中学生に戻って、この本を読んでみたいよー。くやしいなー!」ですよね~。ほんとよ、くやしいなー。うらやましいぞー♪
次は「ツバメの谷」! どんどん新しい地図が書き込まれていくんですね、わくわくします。もう一度叫ばせてね。うらやましいぞー!(ああ、あとン十年若かったら!)
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そらこさんへ (こもも)
2008-02-26 09:11:51
息子さん、読んでくれると嬉しいなあ。
ネットで検索していたら、男のロマンって言ってる人もいました(笑)
でも、その人たちみたいに、息子がヨットなんて始めたら、心配で気が狂ってしまうかもしれない母なのでした。
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ぱせりさんへ (こもも)
2008-02-26 09:15:41
ホント、うらやましー!・・・ですよね。
ああ、私の小学校にも、司書さんがいてくれたら、こういう本に出会えるチャンスもあっただろうに。
文部科学省は、もっとしっかり、学校司書を配置すべきだと思うのですよー。国語教員と兼ねてとかじゃなく!!

ツバメ谷は、今からウキウキ。
でも、「○○祝い」という肩書きがないのに買いだすと、制限がなくなってしまう、こももですので、必至に我慢しています(笑)
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わっ!息子君すごい!! (jasumin)
2008-02-26 12:06:16
私は、一度借りたことがあるのですが・・・
お恥ずかしい話し、読み終えることなく物語に浸かるまもなく
返却日を大人しく迎えてしまいました。
ちょっとひるんだ・・・
息子君、すごいですねー。それだけ夢中になれるなんて。
やっぱり読んでみたいですねー、ちゃんと!ちゃんと!!(苦笑)
図書館司書さん、昔はいたような記憶なのですが・・・
今の学校では、図書館は学習の場になっていて、蔵書数も
淋しい限りなのですよ・・・。
市の図書館も、貸し出し処理をこなすだけのパートの方がいたりもして・・・
「子どもの読書推進」なんて大声で言う前に、環境も整えて欲しいと思っている母です。
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いつか読もう。 (モリー)
2008-02-26 22:40:28
お気に入りのいつもの子どもの本屋さんで、本の背表紙ばかりを読んでいる、というか眺めている私。
題名に心惹かれるものが沢山あるのですが、なかなか手にとって買うところまでいかないんです。(単なるケチ)
でも、この本の題名はしっかり心の奥に覚えていました。いつか読みたいな。でもちょっと長いかな?って。
こももさんの様子を読んで、きっときっと、いつか読もうと思いました。
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jasuminさんへ (こもも)
2008-02-27 11:13:08
まあ、そうでしたか!
たしかに、夢中になるまでに、時間がかかるかもしれません。
次は、是非、アマゾン海賊が登場するところまで、頑張って読んでみて下さい!!
その後は、たぶん・・・・。
何の苦労もないと思いますよー。是非、是非!

「子どもの読書推進」。
謳っているわりには、あまり、環境が整わないですよね。
頑張ってほしいなあ。
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モリーさんへ (こもも)
2008-02-27 11:17:32
子どもの本は表紙も鮮やかなので、専門の本屋さんに行くと、心が躍りますよね。
私など、からまわりしすぎて、ちゃんと開けないことも多いです(笑)
前回、妹が、読みたい本をリストにして本屋さんに持って行っているのを見て、今度は、私も真似しようと心に決めているのですよー。

この本は、かなり長いです。
でも、一度夢中になりだすと、あっという間ですよー。
図書館にも、必ず置いてあると思いますので、是非、是非!
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Unknown (ぱせり)
2008-03-04 16:22:38
ひな祭り、良いお天気でしたね。初節句、おめでとうございます。

「文部科学省は、もっとしっかり、学校司書を配置すべきだと思うのですよー。国語教員と兼ねてとかじゃなく!!」
との言葉に激しく同意(笑)して、何か書き込みたい!と思いつつ、いろいろな思いがあふれて、なかなか言葉がまとまりませんでした。

尻切れトンボになるかもしれないのですが・・・
やはり、子供が屈託無く相談できる読書アドバイザーのようなかたが子供の身近にいてくれる、って幸せなことだなあ、と思います。

これはうちのほうの市立図書館の司書さんに聞いた話ですが、アーサー・ランサムのシリーズもフィリパ・ピアスもマリア・グリーペも、フィリップ・ターナーも、図書館ではボチボチと借り出されているそうです。でも、利用者はほとんど成人女性なんですって!

これってすごく複雑です。私自身、今好きな子供の本のほとんどは、大人になってから読んだものばかり。
もちろん良い本はいつ出会っても良いのだ、と思いつつ、やはり、子供が読まない子供の本なんて!と寂しくなってしまいました。
本を読まない子に興味を持てそうな本を探してあげることは必要だし、新しい良い本も読みきれないくらいたくさん出ているのも知っています。
でも、そういう本に混じって、10冊の本の中のせめて一冊でいいから、子供のうちに、上記のような本に、出会えたらいいなあ。
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ぱせりさんへ (こもも)
2008-03-06 12:06:04
わざわざ、書き込んで下さってありがとうございます!
とてもとても、嬉しいです。

利用者は、成人女性・・・まさに、私のこと!(笑)
本当に、もったいないですよね。
たしかに、新しい本でも、素敵な本は一杯あるけれど、やっぱり、こういう本も読んで欲しい。
心から、そう思います。

以前、松井直さんの講演会で、
「アメリカの子どものための図書館では、図書館に入れる本の選定に、何年も何年もかける。(たしか、記憶では、10年近くだったかなあ)10年後に残っている本しか、真の児童文学とは認められない。」というようなことをおっしゃっていました。
たぶん・・・皮肉で
「ハリーポッターが、10年後に残っていれば、入ることもあるでしょうね。残っていればね。」
なんてことも、おっしゃっていました

この皮肉は、ハリポタが悪いという意味でなく、児童文学までもが、ベストセラーに左右される時代に、警鐘をならされたのかなと、私は、受け取りました。
子どもの本のためのアドバイザーが、もっともっと普及していくことを祈ってやみません。
本当の意味で、想像力をかきたててくれる本。
「モモ」じゃないけれど、想像力が消えてしまったら、この世界は、もう後戻りできなくなってしまうと思うのです。
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