ぼちぼち日記

大切な日々のこと

『ノーム』

2007-05-23 19:28:13 | わたしの読書
『ノーム』
ヴィル ヒュイゲン(著),  遠藤 周作, 寺地 伍一, 山崎 陽子(翻訳), リーン ポールトフリート(絵)

小学生の頃、学校の図書室で、佐藤さとる氏の『だれも知らない小さな国』という本に出会った。そして、その瞬間から、コロボックルの虜になってしまった。
このシリーズが大好きで大好きで・・・・・。おかげで、空想ばかりしていた、夢見心地の少女は、毎日、コロボックルを探すことになったのでした。

足の早いコロボックルを見つけるために、さっと振り返ったり
「いつかきっと、選ばれた人になるんだ(コロボックルは、選ばれた人間にだけ、姿を見せるのです)」と心に決め、母親の手伝いをしたり
悪いことをしそうになった時(妹に意地悪するとか)には、自分をたしなめたりもした

(ちなみに、コロボックルの他にも、地底人を信じていて、これまた、よく穴を掘っている子どもでした。
鏡の向こうにも、人が住んでいると信じていたし・・・・・
『霧のむこうの不思議な町』を読んだときには、天気が良いのに傘を持ち出したりしてね。行きたかったな・・・不思議な町。
今考えると、なんて変な子だったのだろう。実は、息子の上をいっていたかも? )

さて、残念ながら、選ばれた人になれなかった私は、コロボックルと会って話すことは出来なかったのだけれど、心の中には、ずっと、小さい人が住み続けています。これは、その小さい人の仲間、ヨーロッパ・北アメリカに生息している「ノーム」についての研究書!?です。
またまた、ことり文庫さんのブログで見つけてしまいました。

私の心の中に住んでいるコロボックルとは、ちょっとイメージが違うところもあるけれど(何しろ、私の中のそれは「村上 勉 氏の挿絵」そのものですから)、それは、人種の違いなのだと勝手に解釈。
そうかあ。小さい人は、世界中にいるのですねえ。知らなかったなあ。
今度は、世界の小さい人の物語を読んでみようかな。
そして息子にも・・・・・。そろそろ、読んでも良い頃かなあ。私の宝物の本