ぐるっとパス2010については開始日の4月1日に購入、5月末を以って2ヶ月間の有効期限が終了しました。
対象施設70の内、訪問実績は以下の通り:
訪問施設数: 49 (国立近代美術館再訪及び同工芸館訪問1回目&国立新美術館とぐるっとパス効果が無かった施設も加えての数字。訪問時の詳細は”ぐるっとパス2010”カテゴリーに入ってご覧下さい)
カバー率: 70.0%!
ぐるっとパス効果: 21,950円(国立近代美術館2回訪問含む)特記すべきは、2008年から始めて3年目(3回目)の今回で、2008年以降の対象施設全てへの訪問を終えた、ということかな まあ、これは単なるスタンプラリー的興味に過ぎませんが^^; 全般にはGWが期間中に入り、かつ遠出などしなかった、というのが大きかったと思います。
ちなみに2008年(といっても対象期間は2009年1~3月)、最初で興味深深だった時どうだったかというと:
訪問施設43か所(訪問時閉館中を含めると48か所)、ぐるっとパス効果21,125円
でした。この時の対象施設は61か所と現在より9か所少なく、カバー率としては70.5%でした。まあ、この回はスタンプ・ラリー的要素に夢中で小金井公園の中にある江戸東京たてもの園なんて滞在時間10分だったりしましたからねえ… そんな反省もふまえた2009は30施設訪問でした。
話を2010、今回の訪問に戻すと、全体を通じて一番興味を持った、あるいはぐるっとパスならではのメリットとも言えますが、のは複数施設で同じような企画展を行っていたので、お互いがクロス・リファレンスとなったこと。
以下に幾つかのケースを:
生誕120周年:小野竹喬(東京近代美術館)vs奥村土牛(山種美術館)
浮世絵:19世紀の美人画(町田市立国際版画美術館)vs歌川国芳(府中美術館)
明治-大正期の日本彫刻:朝倉文夫(東京芸大美術館)vs平櫛田中(平櫛田中彫刻美術館)vs高村光太郎(智美術館)vs北村西望(井の頭自然文化園)
明治の文豪:中村不折と明治の書(書道博物館)vs白樺派と漱石(武者小路実篤記念館)vs常設展(樋口一葉記念館)
印象派後期:印象派はお好きですか?(ブリジストン美術館)vsボストン美術館展(森アート・ギャラリー←対象外)vsモネ・ルノアールと印象派・新印象派展(松岡美術館)
大正/昭和期を中心とした日本人画家:巨匠達のパレット展(八王子夢美術館)vs佐伯祐三展(新宿歴史博物館)vs猪熊弦一郎展(東京オペラシティ・アートギャラリー)
最新の日本アート:MOTアニュアル2010(東京現代美術館)vs六本木クロッシング2010(森美術館)vs森村泰昌展(東京写真美術館)
木版画:川上澄生展(世田谷美術館)vs棟方志功展(武蔵野市立吉祥寺美術館→ここにはミュゼ浜口の浜口陽三記念室もあります^^ こっちは銅版画(メゾチント)。)
茶の湯:石洞山人と茶の道具展(石洞美術館)vs茶-Tea展(出光美術館)vs徳川家康の遺愛品展(三井記念美術館)vs住友コレクション-茶道具展(泉屋博古館) キュレーターの展示設計/思想が異なるので、短期間に色々拝見するとそれぞれの作品に対してより深い洞察が出来(たように 思え)る… まあ、より楽しめる、ということです。
もう、流石にスタンプラリーは卒業しよう、とは思っていますが性格が性格ですから…であります。7月になったらぐるっとパスのパンフレット夏―秋号が出るでしょうから、それを待ってPart2を考えることとします しばらく訪問施設紹介は続きますので、そちらも宜しくお願いします。