シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

小平市平櫛田中彫刻美術館 ぐるっと2010Part1Vol29

2010-05-21 | ぐるっとパス2010

P5040004 この平櫛田中美術館は今年からぐるっとパス施設に加わりました。お名前は存知上げていたんですが、作品として訪問前に浮かんだものはありませんでした…

えらくローカルなんですね、西武多摩湖線って…国分寺と萩山の間、途中に二駅あるだけの区間を往復している、って初めて知りました^^

Photo_3  その一つ、一橋学園駅から徒歩10分程でこちらに到着します。静かな住宅地の中にあるんですね。

正直そんなに期待はしていなかったのですが、結果として素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。


P5040005 また、展示室の後、田中さんのお宅も拝見したのですが、素晴らしい日本住宅。そして、玄関付近に日本舞踊の武中はんさんを作品にしようと準備されていた楠の大木が印象的でした。

最大の発見?は現代において木造彫刻も粘土→石膏型を作った後材料である木をどれ位彫ったらよいのか測れる器械がある、ということです。この田中さんはブロンズなどの彫刻だけでなく、数多くの優れた木彫彫刻を残されており最初疑問だったのですが、そういった仕掛けでいきなり原木から彫り出すということはなかったんだ、と知りました。

Photo また、木彫+彩色という手法も積極的に導入、代表作である「鏡獅子」を始め、対象によっては効果的なことが良く理解出来ました。

実はこの翌日、藝大美術館で行われている朝倉文夫さんの企画展に行ったので両者の年代比較をすると…

田中さんは1872~1979(107歳!)で、木彫りの修行から入られた。明治末期から大正初期に掛けて岡倉天心さんに師事、1944年東京美術学校教授となられ、その後藝大教授も務められた方。

文夫さんは1883~1964、彫塑から入り美術学校に1903年入学。1921年に同校教授となって高村光太郎のライバルと目される。

基本的に同時代の方だったんですねえ。

というこちらの入場料300円が無料となって、ぐるっとパス効果は計12,470円となりました。

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目黒の火の玉

2010-05-21 | まち歩き

P4100073

以前、三田用水の紹介の際”火の玉”と言及したこちら。実は「日の丸自動車学校」という自動車運転教習場です。

目黒区三田、という高級住宅地、恵比寿駅、目黒駅からも徒歩圏内という抜群のロケーションに、それほどROAが良いとは思えない教習場、不思議ではあります。

こちらの裏側、というか、目黒駅から恵比寿ガーデンプレースに抜ける通り沿いには、本ブログ最高人気ネタ”三田用水”の碑があり、それを紹介する際最初に述べたようにこの不思議なデザインのビルを”赤い火の玉”として紹介した次第

更に不思議なのがこの”校舎”。HP上にはこの校舎に関する言及はありません。赤い玉が校名にある”日の丸”であることは自明なんですが、何で全体がカメラの形に… このネタを紹介しようと、基本的にはここからしか見られない山手線車内から撮影したら、窓ガラスの反射でとんだことに

P4100078 P4100081

それでもめげないtokyoboy、目黒から恵比寿、普段では絶対歩かない前述した目黒区三田側の通りとは反対側をウロウロ歩いて見ました。

…って、単に時間があっただけじゃん、この日

この辺は区境が入り組んでいて、目黒駅からガーデン・プレースの下辺りまで何故か品川区上大崎なんですよ。ガーデン・プレースの南半分が目黒区で、そこから北は渋谷区、住民税は取り合いですな。

で、今度は静止状態でこの学校を撮ってみました。ファインダーのところとか、手が込んだことをしております…なお、設計は芦原太郎さんで、彼の事務所のHPにはこんな紹介があります。でも やはり”謎”の多いランドマークであることに変わりなし^^;

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