TOBA-BLOG

TOBA2人のイラストと物語な毎日
現在は「続・夢幻章伝」掲載中。

「続・夢幻章伝」122

2022年07月12日 | 物語「続・夢幻章伝」
りようし祭り
今回は、想像にお任せするとして

「はぁい!」

そこにやってきた、シマ(前回の夢幻章伝でも登場した砂一族の女の子)

「フワにヨシお帰りぃ! それからお久しぶり、南一族さん!」

「あー知ってる」
「見慣れた顔が増えたな」

「どうした、シマ?」

フワが云うと

「先に到着してるあのヘビの件について」

頷く、シマ。

「いろいろ崩壊した件について」
「ヘビと風船、どっちが崩壊したのか気になる件について」
「こうなったら違う何かに転生したいヘビと風船の件について」
「私はおなかが減っている件について」

みんなでいろいろ云ってみる。

「とにかく、こちらでぇす♪」

はいっと手を挙げたシマに、4人は続く。

「はあ、あのヘビさんからは何が抽出出来るのかしら」

ウフフと笑うヨシ。

「へび呼ロイドなら、前回もう搾り取られているわよ」

確かにそんなことあった。

「まあまあみなさん。では、こちらをご覧くださーい」

たどり着いたのは

「こ、これは!」
「知っている、ここ!!」

「ああそうね。南一族さんたちには懐かしいわよねぇ」
「何があったんですの?」

そう、ここは

「「前回、いきなり閉じ込められたところー!!」

~あらすじ~

へび呼ロイドの同僚たちが砂一族の水や食料を荒らしたおかげで
アヅチ、マツバは共犯者とみなされ、砂一族の特製牢に閉じ込められたのだ!

「まさか、また何か問題が!?」
「落ち着くのよアヅチ! 私たちは通りすがり!!」

「いや、そうじゃなくて」

シマは改めて、牢を指さす。

小窓から除くのは

「「へび呼ロイドー!!?」」

「あっ! アヅチぃ!マツバぁあああ!!」

「何やってるんだよ!」
「そうよ! 何をしでかし、」

と、

ここで気付く。

「・・・・・・」
「・・・くさい」
「くさいな」
「ええ、くさい」

なんか、臭ってる。

「そうでぇす!!」

シマはクラッカーを鳴らす。

「よくぞ気付いていただけました!」
「えぇえ!?」
「いったい何よ!!」
「考えたらわかるじゃな~い」

シマは云う。

「だって、崩壊したのよ」

ちょっと成分が入った水を飲んだために、砂漠でおなかが緩くなっちゃったへび呼ロイド。

「でも、ゴメンナサイ」

うるっと、シマは涙を流す。

「私たち砂一族は水がとても貴重!」

「はっ!!」
「つまり!!」

「お身体を流していただくほどのお水がないんですぅううう!!」

くさいから閉じ込められているのであった。





NEXT



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。