前回までのあらすじ。
へび呼ロイド。上からも下からも。
お食事中の皆様本当にすみません。
「全くあんた達ときたら」
マツバはゴム手袋を取り出す。
「吐いたらハ○ターよ!!!」
「いや、どっちかっていうと
今回は車酔い的なアレでキコ」
「いやしかし、ノロとも限らんから
ここはしっかりと対応をだな!!」
「ノロはホント、大変だから」
しかし
「対応が早いなマツバ」
「胃腸が弱い身内がいたからね。まぁ、昔の話よ」
「いやいやいや」
海の家の息子であり
スタッフも兼ねているナギサが叫ぶ。
「海鮮の店の前でする話じゃないよな!!!
営業妨害もいいところなんですけど!!」
ホント、止めようそういうの。
改めて席に着くアヅマツへび。
「うーん、カニも良いけど
今回は違う物も食べたいな」
「あら、鉄板焼き?いいじゃない!!」
「じゃあ、注文入れるキコ」
「「「すみませーん、牡蠣+海鮮焼き食べ放題コースお願いしまーす!!」」」
「お前達あんだけノロの話しして
直後に注文するのすっっっげぇな!!!」
なんだかんだ言ったけれど
美味しい。牡蠣は美味しい。
すだちと、紅葉おろしとか、かかけて食べる。美味しい。
「礒の香りがするわ~」
「海鮮焼きうめぇ」
「アワビ、アワビも美味しいキコ」
「そうよね、
やっぱり海一族のウリは
海産物一択よね!!!」
さぁ、どうぞ、と
飲み物を運んでくる海一族の少女シオリ。
「あら久しぶりね!!」
「ここでバイトしてるのか?」
前回夢幻章伝でナギサと共に登場しているよ。
「回覧板持ってきたら
あなた達が来ているって聞いたから」
お隣さん同士のナギサ、シオリ。
「で、海一族といえば海産物、よね!!!」
ぐいぐいっとくるシオリ。
「お、おお?」
「ええ、もちろん美味しいわよ」
「何か、見えない圧を感じるキコ」
「おいおい、聞き捨てならないな」
近くの席に座っていた青年が立ち上がる。
「海一族といえば、
他では見ることの出来ない海という景観、だろ!!
お魚は苦手な人もいる。でも景色はどうだ?満場一致だろ。
ビュースポットこそが最大の魅力!!」
「それも、あるわね」
「映え?映えってやつ?」
「どちら様ですかキコォオオオオ??」
「なによぉおお、ヨウタぁああああ」
「やんのかぁあああ???」
突如登場した青年はヨウタくんと言うらしい。
アヅマツヘビをさしおいて、
急に海一族の2人の間で火花が散り始める。
「………またやってんのかあの2人」
おかわりの牡蠣と海鮮プレートをもって洗われるナギサ。
「また?っていつもなのかあの2人?」
「シオリ、前作とキャラ違わない?」
「実は、シオリの父さんと
ヨウタの父さんにはちょっと色々あってな。
だからシオリとヨウタもぶつかることが多いんだ」
渋い顔でナギサが言う。
「俺としてはどっちも友達だから
2人には仲良くしては欲しいんだが」
ため息ナギサ。
「喧嘩してる2人に挟まれると
めっちゃ気を使って疲れるんだよ!!!」
俺、辛い!!
「そっかー」
「色々あるわよね、この水辺の世界。
私達の親世代、シリアス傾向だもの、ね」
「生きとし生けるものが抱える苦悩キコ」
だよなぁ、とナギサが視線を向ける方に
皆もつられて視線を向ける。
そこには、2枚のポスターが貼ってある。
『確かな実績。
村境(国境的なノリで)の無い政治を
族長候補トーマにあなたの一票を』
(シオリの父)
『拓かれた未来!!
海一族初の司祭兼族長を、今!!!
新たな風、族長候補ミツナ』
(ヨウタの父)
「こ!!!」
「これは!?」
「ようするに!!??」
「は~、早く終わらないかな、族長選挙」
げんなりしている。
「「「選挙だと!!!????」」キコォ!??」
ばかやろう、とナギサが言う。
「田舎のなぁ、田舎の選挙はぁ、ホント大変なんだぞ!!??」
カウンターで頷くヘイマスター。
地域が二つに割れます。
「やれ観光資源。雇用問題。
環境問題。SDGs。地域包括支援。
政策はぶつかる一方」
「ねぇ、アヅチさん、マツバさん。
やっぱりご飯が一番よね!!!???」
「バズってこそなんぼだよな、丸い何か(へび呼ロイド)!!!」
「「「わわわわわ」」」
なんという時に来てしまったのだ。
「まぁ、各自選挙対策として
一番注目を浴びているのはアレ、だけどな」
「「「アレ???」」」
見ろよ、とナギサが海を指差す。
白く、フワフワ、浮いている。
あれ、これ、前作でも同じだったな。
「あの、浮いている謎の生物対策が
今回選挙戦での目玉ポイントだな」
はい、
同僚達です。
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へび呼ロイド。上からも下からも。
お食事中の皆様本当にすみません。
「全くあんた達ときたら」
マツバはゴム手袋を取り出す。
「吐いたらハ○ターよ!!!」
「いや、どっちかっていうと
今回は車酔い的なアレでキコ」
「いやしかし、ノロとも限らんから
ここはしっかりと対応をだな!!」
「ノロはホント、大変だから」
しかし
「対応が早いなマツバ」
「胃腸が弱い身内がいたからね。まぁ、昔の話よ」
「いやいやいや」
海の家の息子であり
スタッフも兼ねているナギサが叫ぶ。
「海鮮の店の前でする話じゃないよな!!!
営業妨害もいいところなんですけど!!」
ホント、止めようそういうの。
改めて席に着くアヅマツへび。
「うーん、カニも良いけど
今回は違う物も食べたいな」
「あら、鉄板焼き?いいじゃない!!」
「じゃあ、注文入れるキコ」
「「「すみませーん、牡蠣+海鮮焼き食べ放題コースお願いしまーす!!」」」
「お前達あんだけノロの話しして
直後に注文するのすっっっげぇな!!!」
なんだかんだ言ったけれど
美味しい。牡蠣は美味しい。
すだちと、紅葉おろしとか、かかけて食べる。美味しい。
「礒の香りがするわ~」
「海鮮焼きうめぇ」
「アワビ、アワビも美味しいキコ」
「そうよね、
やっぱり海一族のウリは
海産物一択よね!!!」
さぁ、どうぞ、と
飲み物を運んでくる海一族の少女シオリ。
「あら久しぶりね!!」
「ここでバイトしてるのか?」
前回夢幻章伝でナギサと共に登場しているよ。
「回覧板持ってきたら
あなた達が来ているって聞いたから」
お隣さん同士のナギサ、シオリ。
「で、海一族といえば海産物、よね!!!」
ぐいぐいっとくるシオリ。
「お、おお?」
「ええ、もちろん美味しいわよ」
「何か、見えない圧を感じるキコ」
「おいおい、聞き捨てならないな」
近くの席に座っていた青年が立ち上がる。
「海一族といえば、
他では見ることの出来ない海という景観、だろ!!
お魚は苦手な人もいる。でも景色はどうだ?満場一致だろ。
ビュースポットこそが最大の魅力!!」
「それも、あるわね」
「映え?映えってやつ?」
「どちら様ですかキコォオオオオ??」
「なによぉおお、ヨウタぁああああ」
「やんのかぁあああ???」
突如登場した青年はヨウタくんと言うらしい。
アヅマツヘビをさしおいて、
急に海一族の2人の間で火花が散り始める。
「………またやってんのかあの2人」
おかわりの牡蠣と海鮮プレートをもって洗われるナギサ。
「また?っていつもなのかあの2人?」
「シオリ、前作とキャラ違わない?」
「実は、シオリの父さんと
ヨウタの父さんにはちょっと色々あってな。
だからシオリとヨウタもぶつかることが多いんだ」
渋い顔でナギサが言う。
「俺としてはどっちも友達だから
2人には仲良くしては欲しいんだが」
ため息ナギサ。
「喧嘩してる2人に挟まれると
めっちゃ気を使って疲れるんだよ!!!」
俺、辛い!!
「そっかー」
「色々あるわよね、この水辺の世界。
私達の親世代、シリアス傾向だもの、ね」
「生きとし生けるものが抱える苦悩キコ」
だよなぁ、とナギサが視線を向ける方に
皆もつられて視線を向ける。
そこには、2枚のポスターが貼ってある。
『確かな実績。
村境(国境的なノリで)の無い政治を
族長候補トーマにあなたの一票を』
(シオリの父)
『拓かれた未来!!
海一族初の司祭兼族長を、今!!!
新たな風、族長候補ミツナ』
(ヨウタの父)
「こ!!!」
「これは!?」
「ようするに!!??」
「は~、早く終わらないかな、族長選挙」
げんなりしている。
「「「選挙だと!!!????」」キコォ!??」
ばかやろう、とナギサが言う。
「田舎のなぁ、田舎の選挙はぁ、ホント大変なんだぞ!!??」
カウンターで頷くヘイマスター。
地域が二つに割れます。
「やれ観光資源。雇用問題。
環境問題。SDGs。地域包括支援。
政策はぶつかる一方」
「ねぇ、アヅチさん、マツバさん。
やっぱりご飯が一番よね!!!???」
「バズってこそなんぼだよな、丸い何か(へび呼ロイド)!!!」
「「「わわわわわ」」」
なんという時に来てしまったのだ。
「まぁ、各自選挙対策として
一番注目を浴びているのはアレ、だけどな」
「「「アレ???」」」
見ろよ、とナギサが海を指差す。
白く、フワフワ、浮いている。
あれ、これ、前作でも同じだったな。
「あの、浮いている謎の生物対策が
今回選挙戦での目玉ポイントだな」
はい、
同僚達です。
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