「アヅチの!!」
「お父上!!!」
ゴウンゴウンご運
「ここは、俺の出番のようだな!!(2回目)」
ドゥルルルルルン
ゴウンゴウンゴウン
そしてやっと、みんなの元へとたどり着く。
「こ、これは!」
山一族の族長は、思わず持っていた杖を鳴らす。
「今流行のゴウンゴウン畑耕し機!!」
「耕運機ゴウンゴウンな!!」
「某衣をゴウンゴウンまといし者、荒れ果てた地にゴウンゴウン降り立つべし」
「事情は判らんゴウンゴウンが、出番だとゴウンゴウン云うことは判る!!」
「親父! いったいゴウンゴウンいくらしたんだよ!」
「それは訊ゴウンゴウンくな! 予算内だ!」
「これで畑仕事が楽になゴウンゴウンるのか。はたまたさらにゴウンゴウン規模を広げちゃうのか!!」
「畑仕事に終わゴウンゴウンりはない!!」
「はあああぁ、音がうるさくて聞き取れないキコキコ!」
エンジンストップ。
アヅチの親父はさっそうと耕運機を降り、その耕運機を愛でる。
まるで、愛馬のやうに。
「新品だわ」
「すげぇ」
改めて、その姿(耕運機)を見て、
アヅチとマツバは目を輝かせる。
「改めましてご機嫌よう。南一族のアスカだ」
「私は、山一族族長フタミ」
ふたりは堅い握手を結ぶ。
「実は耕運機を買いに行きがてら、スタンプラリーをやっていてだな!」
アスカ声でかい。
「しかし本職は農民!! お困りのようなら、この農地整備させていただく!!」
族長は頷く。
アヅチとマツバも頷く。
「判るけど、話がまとまってないな」
「相変わらずすごいわ、あんたの親父さん」
「この荒らされた農地」
族長が云う。
「荒らされたままでいいのだが、よくはない」
「だろうな!」
「この荒らされてる感で、観光の資源」
「だろうな!!」
「害虫駆除体験出来る程度に荒らされ感残しつつ、整備していただけないだろうか!」
「だろうな!!!」
伝わるだろうか、族長が云いたいこと。
まあ、判るけど、と、ユウマとヤイノは頷く。
「カモン!!」
アスカは耕運機に飛び乗る。
ブ
ブロロロロロォオン!!
エンジンリスタート
その畑へと乗り入れる。
「すごい!」
「すごいわ、耕運機!!」
「うん、すごいキコキコ!!」
でも
「遅い上に地味キコキコ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「お茶でも行くか」
「そうね」
アヅチとマツバ、へび呼ロイドは歩き出す。
NEXT
「お父上!!!」
ゴウンゴウンご運
「ここは、俺の出番のようだな!!(2回目)」
ドゥルルルルルン
ゴウンゴウンゴウン
そしてやっと、みんなの元へとたどり着く。
「こ、これは!」
山一族の族長は、思わず持っていた杖を鳴らす。
「今流行のゴウンゴウン畑耕し機!!」
「耕運機ゴウンゴウンな!!」
「某衣をゴウンゴウンまといし者、荒れ果てた地にゴウンゴウン降り立つべし」
「事情は判らんゴウンゴウンが、出番だとゴウンゴウン云うことは判る!!」
「親父! いったいゴウンゴウンいくらしたんだよ!」
「それは訊ゴウンゴウンくな! 予算内だ!」
「これで畑仕事が楽になゴウンゴウンるのか。はたまたさらにゴウンゴウン規模を広げちゃうのか!!」
「畑仕事に終わゴウンゴウンりはない!!」
「はあああぁ、音がうるさくて聞き取れないキコキコ!」
エンジンストップ。
アヅチの親父はさっそうと耕運機を降り、その耕運機を愛でる。
まるで、愛馬のやうに。
「新品だわ」
「すげぇ」
改めて、その姿(耕運機)を見て、
アヅチとマツバは目を輝かせる。
「改めましてご機嫌よう。南一族のアスカだ」
「私は、山一族族長フタミ」
ふたりは堅い握手を結ぶ。
「実は耕運機を買いに行きがてら、スタンプラリーをやっていてだな!」
アスカ声でかい。
「しかし本職は農民!! お困りのようなら、この農地整備させていただく!!」
族長は頷く。
アヅチとマツバも頷く。
「判るけど、話がまとまってないな」
「相変わらずすごいわ、あんたの親父さん」
「この荒らされた農地」
族長が云う。
「荒らされたままでいいのだが、よくはない」
「だろうな!」
「この荒らされてる感で、観光の資源」
「だろうな!!」
「害虫駆除体験出来る程度に荒らされ感残しつつ、整備していただけないだろうか!」
「だろうな!!!」
伝わるだろうか、族長が云いたいこと。
まあ、判るけど、と、ユウマとヤイノは頷く。
「カモン!!」
アスカは耕運機に飛び乗る。
ブ
ブロロロロロォオン!!
エンジンリスタート
その畑へと乗り入れる。
「すごい!」
「すごいわ、耕運機!!」
「うん、すごいキコキコ!!」
でも
「遅い上に地味キコキコ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「お茶でも行くか」
「そうね」
アヅチとマツバ、へび呼ロイドは歩き出す。
NEXT