TOBA-BLOG

TOBA2人のイラストと物語な毎日
現在は「続・夢幻章伝」掲載中。

2018年末

2018年12月28日 | イラスト






今年も、当ブログにお越しいただき
ありがとうございました(^^)

今年のブログイラストテーマは、戌年キャラです。

水辺ノ世界に干支があるのかどうか
深く考えずに(笑)

T.B.2006年生まれの北一族、ロマニー。

パソコンを新しくして
いまだに、イラストソフトを買っていないので
アナログです!!

お子の色鉛筆をこっそり借りました(笑)



では

よいお年を~!

2019年もよろしくお願いいたします。


TOBA by ばしょ&ともえ


冬TOBA2 南一族選抜

2018年12月25日 | イラスト

毎年、夏と冬になると
(そして時にはGWにも)
企画?しないとね!!と
盛り上がるTOBAです。

結構早い段階から話しだけ盛り上がっていた「水辺武道会」

年代、年齢問わずなので、
親子や祖父母程年の差があるのに、
皆を同じぐらいの年齢で並べるのが楽しい。


今回は南一族選抜メンバーです。





班長、飛鳥(アスカ)。

今まで「約束」と「水辺」に登場。
「夢幻章伝」には意外とまだ未出演。

「水辺」は結構シリアスな話しなので
飛鳥くんは登場しても、極力会話をしない方向で
なんとか出番を作るという感じでした。

存在がうるさい。

戦い方も魔法の使い方もフリーダム。





マジダ。

「約束」「夢幻章伝」「水辺」
「タロマジ」などに出演。

飛鳥の娘。
安土、桃矢の姉。
マジダの漢字はまだ未定です。

時期村長候補。

武術は習った人の関係で
ほんのり東一族風。




敬(タカシ)

あと1人いないと大会出られないよ。
困ったな~。

となった時に、
「俺の知り合い呼んでくる」と
飛鳥に呼び出されたであろう。

飛鳥の後輩で南一族の医師。

「タロマジ」と「水辺」にちらりと出番。


割とギャグキャラの多い南一族ズなので
そういうキャラは多いのですが、

今回は「武術」という事で思い当たるメンバーの世代と年齢層が近い。


年代的には

飛鳥(T.B.1975年)
マジダ(T.B.1992年)
敬(T.B.1978年)

です。

次回はともえちゃんです。
よろしく~♪





冬TOBA1 砂一族選抜

2018年12月21日 | イラスト

突然にはじまるイラスト企画!!


今回は、

一族・世代を越えて誰が強いのか~、とか
TOBAのライントークからはじまり
盛り上がりに盛り上がって

じゃあ、

一族対抗しよう!!

水辺武道会をしよう!!

と、云っても

つまりは、パロなので

とりあえず、
一族選抜してみることにしました(笑)


そんなイラスト企画です!!


各一族3人まで!


砂一族選抜、その1





フワ

別館にも「夢幻章伝」にも出演しているので
砂一族の中では、知名度が高い方でしょう(笑)

砂一族は
まだ、名まえあるキャラが少ない一族です・・・(^^;





フキ

フキくんでいいのかな?
と、思いつつ、フキくん参戦!





カヤ

ともえ的には、知名度高いですが
まだ、作品内には登場してない彼。

砂一族としては、穏やかな方。

まだ、イラストが安定していないので
今後イラストを変更するかも、です(^^;


イラスト的には、同じ年齢として描いていますが
実際は3世代ですね、彼ら。

推定生年

カヤ(T.B.1960年)
フキ(T.B.1977年)
フワ(T.B.1998年)



次回は、ばしょちゃんです!

「約束の夜」125

2018年12月18日 | 物語「約束の夜」

「おはよう」
「おはよーう」

ホテルのロビーに集うメンバー。
昨晩は皆で夕食を食べ、
宿までの帰り道に流星群を鑑賞。

え、結構見れる!!
すごーいすごーい。
願い事言わなきゃ。
いや、流れ星光速すぎる。星だけに。

と、はしゃいで、
年相応に帰った訳だけども。

「みんな、おはよう」

ふんふん、と鼻歌交じりで挨拶をする与篠と

「なんで私が山一族と同室なのよ~」

と、不満げに現れる京子。

北一族のチドリは我が家に帰宅したが
与篠は北一族の村に定住しているわけでもなく、

「今夜泊まる場所探さなきゃ」

と、なれば、こういう展開に。

「うーん、さすがに俺達と同室は
 どうかと思うし」
「そうだね、俺はまぁ。一緒でも」
「落ち着けツイナ。目を覚ませ」

「かといって、お宿は満室だったから、
 ごめんなさいね、西一族のお嬢さん」

けれども、と与篠。
京子も目があって2人声を揃えて言う。

「「私達、合わないわ」」

「お嬢さん夜中までごそごそ起きているし、
 眠れなかったわ~」
「夜中って言ったって、
 そんな遅くは無かったわ。
 あなたこそ、部屋の電気は灯したままだし」
「ごめんなさいね。
 暗いと眠れないの、あとエアコンの風も苦手だし」
「おかげでこっちは寒かったわよ」

「ベッドは、窓側か入り口側か!!」
「充電器でコンセント差し込み口足りなくなる、とか!!」
「謎のアロマ焚いたりとか!!」

うーん、とことん相反する
西一族と山一族。

「性格違いすぎて
 逆にいつの日か意気投合しそう」
「するかなぁ」

こういう場合は見守るに限る、と
遠い目をしている満樹とツイナ。

そうだった、と
ツイナは思い出したように京子に歩み寄る。

「京子、手を出して」
「て?」

はい、と差し出した手を
ツイナは握り目を閉じる。

「汝の旅路に災い無く、
 病無く、穢れなく、
 海の神と太陽の神の加護のあらんことを」

「……加護の呪文」
「うん、前回より少し強めにかけておいたよ」

久々の司祭様モードでツイナは言う。

「敵意を持った人が
 京子に触れたら術が発動する。
 一瞬だけど、何かあった時には役に立つ、はず」
「ありがとう、ツイナ」

与篠に夢中だとばかり思っていたけど。

「あらぁ、ツイナ凄いのねぇ」
「んんーーー!!
 与篠はほら、
 俺がその場で守ってあげるから」
「頼もしいわ」

うふふ。
あははは。

「満樹。私の事も気がかりだと思うけど。
 私は私で、あの2人も心配だわ」
「……いや、ツイナも。
 緊急事態には上手く動けるはず、きっと、うん」

あれこれ考え始めると
胃が痛い満樹。

「おはよう」

そこに、チドリも現れる。

「………みんなよく眠れたか?
 で、今後の事については
 腹は決まったようだな」

あぁ、と頷く満樹。

「手分けするのは、了解した」

ただし、と続ける。

「何も情報が見つからなくても
 2週間で帰ってくる事にする」
「分かった。
 こちらのことは任せてくれ」

「京子の事、頼んだぞ。
 何かあったら、分かっているだろうな」

「もちろん。
 信頼に応えられるよう、全力を尽くすよ」



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「約束の夜」124

2018年12月14日 | 物語「約束の夜」

「二手、ね」

満樹は呟く。

北に残って、情報を集めるチーム。
砂一族の村に行くチーム。

そして

「谷一族の村へ行く、のか」

・・・・・・。

「いや、ちょっと待て」

北と砂と、谷・・・??

「二手じゃないじゃん・・・」

しかも

「谷へ向かうのは、俺」

ひとり。

「・・・なぜに?」

ですよね。

「・・・・・・」

ちらりと横を見ると、そこに、与篠がいる。
うふふ、と、微笑みながら、満樹に寄りそう。

「いや、近いから」
「ふふ。砂一族の村は、わりかし遠いわよ」
「その近い、じゃなくて」
「どう云う近い?」
「えーっと、」

ぐいっと、満樹は与篠を押しやる。

「この距離」
「あらあら~」

あははと与篠は笑う。

「でもね、満樹」
「ん?」

「手のひらにアザがある者を探しているんでしょう?」
「ああ・・・」
「前も話した通り、砂と北、そして・・・谷」
「・・・・・・」
「確かに、みんなで分担して探した方が、早いわぁ」
「それは・・・」
「戦力的にも、ほぼ均等!」
「均等、か?」
「私は砂に行きたいし!」
「ほぼ、個人の願望!!」

ぐいっと、与篠は、再度満樹に近寄る。

なんだか、この与篠。他人との距離が近い。
パーソナルスペース大切!

「私、急ぎたいの」
「急ぎたいって?」

満樹は首を傾げる。

「与篠は山へ帰るべきなんじゃないのか?」
「ふふ。私の身の上話はまだだったわね」
「そう云えば」

山一族では失踪した扱いとなっている与篠。
しかし、当の本人は、ふらふらと旅行のようにいるのだ。
植物の成分(毒ほぼ)が好きすぎて
それを求めているような、悪い心で試そうとしているのか
つまりは、探求心で外へ出た、とも云えなくはないが。

「いったい与篠は、」
「ねえ、満樹。私、急いで砂漠へ行きたいの」
「身の上話はしないのかい!!」
「チャンスは今夜限り!」
「何が! ・・・って!!」

与篠は、満樹の手を握っている。

「さあ行きましょう!」
「あれ? 谷に向かう話は?」
「今夜、ふたご座流星群極大日なの!!」
「りゅ・う・せ・い・ぐん!!」
「砂漠ならよく見えるでしょう!?」
「た、確かに!」
「東~南方向にオリオン座が見えるから、そこから冬の大三角左方向に二つ星があって、それがふたご座よ!!(22時ごろ)」
「詳しい!?」
「そこがほぼ放射点だから、そこからドーナツ状の視界で!」
「与篠!」

満樹が止める。

「君は信じられるのか!?」
「えぇ?」

満樹の言葉に、与篠は目を丸くする。

「信じられるのかって、私を・・・?」
「そう。何か・・・、何かが上手くいきすぎているような気がしてならない」
「満樹、なぜ・・・」

与篠はうつむく。

「私、本当に薬草が好きで、人にその薬草で・・・」
「うん?」
「病を治してあげたり、けして、ドクヲタメソウナンテ・・・」
「そこは嘘は付けないんだな」

満樹は息を吐く。
与篠を見る。

本当に、この与篠は、ただの探求心、なのかもしれない。

「ツイナは私に任せて!」
「どっちがどっちを任せればいいのか」

ふふ。と、与篠が云う。

「不思議よね」
「何が?」
「私たち、昔、どこかで会ったことがあるような」
「・・・・・・?」
「ないような」
「どっち・・・」
「運命で巡り合ったような(チドリ含む)」
「・・・・・・」

「ねえ、満樹!」

与篠が云う。

「きっとうまくいくわ、これから!」
「なのかな・・・」
「もちろん、きっと、あ、流れ星!!!」
「どこ!?」
「私、昨日も、ふたつほど見たのよ」
「まじか」



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