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現在は「続・夢幻章伝」掲載中。

「続・夢幻章伝」130

2022年10月18日 | 物語「続・夢幻章伝」
ぐるぐるぐる~

ひゅろろろろろろぉおおお~

「なんなのよ、この音!」
「魔法発動しているような音キコキコぉおお!」
「わけわからんんん!」
「ふわあああああぁ!」
「・・・酔ったキコ」
「ちょい待て、へび呼ロイドぉおおお!」
「ぐっちゃぐっちゃの空中でやめなさいよ、あんたぁ」
「もう無理、・・・キコ」

ぐるぐるぐる~

ひゅろろろろろろぉおおお~
ぎゃぁあああああぁあああ~

「あかんって」

あかんってあかんってあかんって(エコー)

「でもなんだろう、懐かしさを覚えるキコ」

「いやもう、本当あかんって」
「この懐かしさ、知ってるキコ」
「何よ、懐かしさって」
「いや待て、そう云えば俺も」
「だよね、アヅチぃキコ」
「なんなのよ、あんたたち」

前回参照。

らん、らんらら、らんらんらん。
らん、らんらららん。

どこか遠くから
何か小さな生き物がささやいているような
謳っているような声が聞こえてくる。

(略)

現れるはアヅチ、マツバ、へび呼ロイドを乗せ
空を飛ぶ無数の同僚達。

ら、らららららんらんらん。

「ふわっ!! 同僚たちキコ!!?」

ぱっと目覚めたるは

ザ、ザザーン
ザザーン

「ここは!?」

ザザーン
しゃららららら

潮の香
寄せては返す波。

「みんな目を覚ませ! 願いが通じたぞ!!」
「はあ、もうそれどころじゃないわ」
「おいら・・・うぷっキコ」

ザザーン

「お前らしっかりしろ! 着いたぞ海一族の村!」

アヅチは立ち上がり、手を広げる。
なんだかんだの適当なるあの魔法陣?で、海一族の村に到着!

「センスあるのか、俺?」

アヅチは波止場にあるよくあるアレに足をのせる。(名前わからない)

「あんたに東一族の魔法のセンスがあったとは」
「だな(たなびくスカーフ)」
「そうなのかな、マツバじゃなくてキコうぷっ」

いいんだよ、海一族の村に着いたんだから。

「食べてく? カニ。食べ放題だけど」

「はっ、この声は」

「ようお前ら!」
「「海鮮食べ放題の店、ナギサ!!」」
「それは店の名まえじゃない」

「私もいるぞ」
「「前作夢幻章伝中ボス、ヘイマスター!!」」
「わからなくはない」

「久しぶりだな!」
「食べて行きたまえ、海鮮を。そしてカニを」

「なんてことよ!」
マツバは云う。
「私たちスタンプラリーの途中だというのに」

「スタンプラリーそれもまた一興」

「おっさんキャラ変わったな」
「君もな、アヅチ君。波止場のアレに足を載せて、落ちるんじゃないぞ」

たなびくバンダナ。

「まあまあ、とにもかくにも店に来いや」

ナギサはインカムを取り出す。

「3名様ご案内ー!!」

それでもトラブルは待ってくれない。

「もううぷっ、無理キコぉおおおおぉおぉお!!!」

「ちょっ!」
「おおおおぃいい!」
「「へび呼ロイドぉおおおお!!!」」


~~今しばらく お花畑の映像でお待ちいただきますよう
     お願い申し上げます~~


「あれやこれやと大変ね、あんた!!」
「あっはっは!下に続き上までもキコキコぉ!!」
「ほんじゃま、気を取り直して乾杯するか!」

「「「せーーのっ!」」」

「いや、この汚れどうすんねん」




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