へび呼ロイドは、いったん息を吐いて、吸う。(呼吸)
「とにかく同僚たちの解放をっ」
「せっかく吸ったのに、なぜ!」
もはや、竜巻の姿はどこにもない。
ただ、青空が広がっている。
「ど、どどど同僚ーーぅうっ」
・・・・・・パチパチパチ
見ると、
ヘイマスター,ナギサ、カオリが拍手をしている。
「素晴らしい!」
「感動だぜ!!」
「たった1話で解決☆ね!!」
パチパチパチパチパチパチ
拍手は鳴りやまない。
「君たち、南一族は、海一族の恩人だ!」
ヘイマスターは手を叩きながら、立ち上がる。
そして、坐る。
「父さん、話がある!!」
次に立ち上がったのは、ナギサ。
何もかも、突然だ。
「なんだ、ナギサ?」
「俺、本当に感動した!」
「うむ」
「だから、俺も、」
「うむ」
「旅に出ようと思う!!」
「――なっっ!?」
ヘイマスターは、再度立ち上がる。
「目的もなく、旅とは!」
「いや、・・・目的はある!!」
「ナギサ・・・」
「俺は、ポケ●ンマスターになる!!」
このあたり、伏字が増えます。
「まず、最初の手持ちポケモ●は、今最新のヒ●アラシでぇええいい!!」
(本当にごめんなさい。平成11年当時です。)
「ナギサ!」
ヘイマスターは慌てる。
「だってお前、ポ●モンマスターじゃなく、ヘイマスターに、」
「ナギサっ!」
カオリも立ち上がる。
顔は輝いている。
「かっこいい!! 私も連れてって!!」
「バカ!」
「ナギサ??」
「親御さんへのあいさつがまだだ!」
「――みなさん!! もうそろそろ、いいですかっ!!!」
へび呼ロイドの声が太い。
なんか、海一族の茶番に怒っている。
「それどころじゃないのっ!!」
「わかってるわよ」
マツバは頷く。
「オイラの同、」
「アヅチの針の出番の問題よね!」
そういえば、アヅチは構えたままだ。(戦闘は一応終わってます)
「アヅチっ」
さすがのへび呼ロイドも、態勢をとったままのアヅチを心配する。
が
アヅチは振り返らない。
たぶん、恥ずかしいのだ。
「アヅチは、・・・・・・」
マツバは、ちょっと考える。
で
「今から、吸い込まれます!」
「!!?」
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