早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

100歳日野原先生の「生き方上手」

2015年12月03日 04時59分43秒 | 読書







不幸に敏感、幸せには鈍感

人生に問題をかかえていない

人などいないものだなと

日々患者さんを診察しながら思うのです。

他人がうらやむような

家庭や地位や財産を持ち、

まさに人生の成功者と見受けられる人には

はたからはうかがいしれない

悩みや苦しみがあります。


病気をきっかけにして

私と出会ったその日から

私的な事情の一切を

私には隠しておれなくなってしまう

患者さんも多いようです。


「他人には言えませんが、

先生にだけはお話しします」

と語られる話には、まるでそのご家庭に、

玄関からではなくお勝手から

上がりこんでいるような錯覚を覚えますが

医者だからこそ与えられた特権だと感謝して

耳を傾けます。


  「生き方上手」
          日野原 重明 著
     







今日から100歳を越える生涯現役の医師

日野原先生の「生き方上手」をネタに

お付き合いのほどよろしくお願いします。



この本は雑誌「いきいき」の連載

(2000年5月号~2002年2月号)

に加筆・修正し、構成したもの


日野原先生、90歳頃の連載なのだから

今は100歳をゆうに越えてらっしゃる

90歳で現役の医師とは驚きである

生涯現役とは日野原先生の代名詞


さて患者さんはたいてい

「私ほどの不幸者はいない」

と話されるけど

先生はいつも

「あなたの苦しみは、

どん底の苦しみの十分の一くらいですよ」

とおっしゃっているそうだが、


もっともっと苦しみのどん底におれれる人を

たくさん見てこられた

90歳を越える名医だからこその

慰めの言葉


患者さんは先生の診察もさることながら

そばにいてくれるだけで心が癒され

やさいい言葉をかけられ

病気など吹っ飛んでしまいそうにちがいない


人はえてして自分の不幸には敏感なもの

それは小さなトゲが

指に刺さったようなものなのかもしれない


     早起き鳥




人気ブログランキングに参加
読者の皆様のご支援に心から感謝申し上げます。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。