早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

自然の摂理と延命措置の衝突

2017年07月22日 03時55分42秒 | 読書




 この世に生まれて、生かし続ける、

医学はそこまでの学問でした。

死ぬことは医療の敗北であり、

それは宗教の領域だとして避けていました。

現に、病院の番号には

「4」とう数字を忌み嫌って

つけないというところが

未だに少なくありません。


ましてや死にゆくメカニズムなんか、

誰も考えようとはしませんでした。

しかし高齢化の世の中になり、

医学の進歩により、

生き続けさせる方法が考えられると、

老衰という自然の摂理と、

それをなんとかしなければならないとする

延命措置との間で衝突が起きているのです。


  「平穏死」という選択

          石飛 幸三 著



     







 平均寿命という数字をよく目にし

今は80歳以上となってきた

昔の世の中では60を過ぎたら今でいう後期高齢者

僕なんかは、60歳などあっという間に過ぎゆき

次の年が明けたら65歳である

同級生などと顔をあわせると、

誰しも、頭は白く薄くひどく老いぼれてきた

自分だけはなんとか若さをと若作り・・・

見かけはともかくとして、

何かに夢中でありたいと

したいこと、しなければならないことに

一日の大切な時間を使っている


還暦を迎えた頃に

人間ドックで早期胃がんと診断されて

しばらくその治療のために病院通いを余儀なくされたが

今はもう病院とは無縁の暮らしをしている

病院とは自らご縁を絶ったのである

本来なら毎年、検診に行かねばならないのだが

やめてしまった

そして毎日、ウオーキングや水泳だけは

欠かさぬ習慣をずっと続けている

今もし、ガンが進行しているとか、

新たなガンが発生したとしたら

もうこの命はないと思っている


老いぼれて動けぬ体になったとしても、

病院など絶対にいきたくない、

かと言って家族には絶対に迷惑をかけたくない

全てを整理清算した上で失踪して、

どこか人里離れた山にでもこもって

そっと静かにこの世をさりたい

そんなことを真剣に考えている


       早起き鳥




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