自分の身体は、
父母が完全な形で生んでくれたものである。
従って、当然のこととして
完全な形で返さなければならない。
臨終の時は、外のことを考えてはならない。
ただ、ひたすら、父母の大恩を感謝して
目を閉じるだけである。
これを終わりを全うすという。
完
「言志耋録」 佐藤 一斎 著
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この言志耋録は佐藤先生が
83の時に刊行されたとか
そして88歳で天寿を全うされた
生涯現役とは先生のような
人をいうのだと思うが
すごいの一言、
言志四録はまさにわがバイブル,座右
常に手の届くところにおいて
暇さえあれば手にとって読みたい
この世を去るとき
よけいなことを考えず
ただひたすら両親のご恩に感謝して
目を閉じているだけ
ただそれだけでいい
たったそれだけが終わりを全うするということ
なんと素晴らしい人生観死生観
ほれぼれする
やり残したこと、心残りなこと
いろんな想いが頭の中をめぐるだろうに
ただ親に感謝するだけ
まさにそうなのかもしれない。
そのことを知った上で
生き抜かねばと思わずにはいられない
早起き鳥
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