感謝しているんです。
余命を教えてもらったことも
余命が分かる病気であったことも
心残りを言い出せばキリがないと思うんですが…！
でも和美も最期は納得して
残された時間をあいつなりに精一杯生きて
死んでいったんだと…、僕は信じています
和美の人生はそこで終わった
僕達夫婦のそして和美がいる我が家の歴史も
その日で終わった
だが僕はその日のあとも生きている
奥さんが亡くなってから三ヶ月たったら、
渡して欲しいって、
それまで黙っていて欲しい
って奥さんから言われたんです。
「私の事、忘れてもいいよ！ 和美」
その日のまえに 重松 清
死ぬなら「がん」で死にたい…！
こんな本があったような気がする
交通事故、災害で多くの人が命を落とす中にあって
余命を明らかにしてもらえる「がん」で
この世を去ることはなんと幸せなことか…！
とその本は言ってたような気がする
新聞の書評だけだが心に残った気になる本だ
まさに死を前向きにとらえ
死を恐れない、
積極的にいつか訪れる死に直面する
素晴らしい生き方だと思う
死を恐れない生き方
生き抜くということだろうな
精一杯生きて…！
和美の残したメモ
「私の事忘れてもいいよ」
いい奥さんだったんだろうな…！
頑張れ早起き鳥
