ひとつの原稿を書き終えたとき、いつも湧き上がる感情がある。
それは懐かしい友との別れの瞬間に似ている。
一緒に居て苦にならない友。
だけど別れの日は確実に迫っている。
そして本当にその日が訪れる寂しさ。
もちろん書き上げた達成感はある。
だけど、それ以上に寂しいのが事実だ。
不思議と、次の原稿をなんでもいいから書きたくなる。
そして「営業の大原則」と書き上げた瞬間、
直ぐに書き出したのが、
この「営業という生き方」だった。
「営業という生き方」 中村 信仁
プロの凄まじい迫力を感じる中村先生の言葉である。
達成感の余韻に浸るという
感覚がまるで欠如しているような気がする。
経験し、学び会得した知恵が
先生の頭の中に凝縮されていて、
アウトプットすべき媒体を
求めて必死に生きているって感じ
まさにプロの作家さんなんだと思う。
僕には到底真似のできないこと…！
大好きな事をして稼いでいる人は、
皆さんそうなのかもしれない。
僕も大好きな事をして稼いでみたい。
いや今の仕事を大好きな仕事だと思って、
頑張ってみよう。
大きな達成感を得ることができたら、
それはきっと癖になってしまうだろう。
仕事以外では
中村先生の感覚に似たような経験がある。
試合のレースを目標に何ヶ月も泳ぎこんで身体を作り、
スピード練習も重ね、いざレースで好成績、
大きな達成感に感動したことも何度かある。
でもその夜、打ち上げのビールを飲んで、翌日
まるで不思議と腑抜け状態である…。
寂しくてたまらなくなる。
目標を失った寂しさから、
次のレースが待ち遠しいのである。
これってやっぱり大好きなんだろうな…！
って思う。
早起き鳥
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