日本人のビジネスマンに理解して欲しいのは、
「ビジネスも軍事も根本は同じ」
ということである。
欧米人と国際ビジネスをしている方ならわかるだろうが、
彼らと付き合っていると、
軍事用語がポンポンと飛び出してくる。
これは軍事用語がそのまま
ビジネス用語に転化したからで
例えば、彼らは
「本社」を「ヘッドクオーター」(司令部)と呼ぶ。
また戦争における
「戦略目標」(ストラテジック・ターゲット)を
そのまま会社の今期の目標を言うのに使う。
この「目標達成」のためには「3つのC」とは
コマンド(命令)、コントロール(統制)、コミニケーション(情報伝達)
のことだが、これはもともと
アメリカ軍の組織の基本である。
ではなぜ今のアメリカのビジネスには
こんなにも軍事用語が使われているのか?
それは現代の企業組織が軍隊の組織を
基本にしてつくられたものだからである。
「最強兵器としての地政学」
藤井 厳喜 著
「目標達成」のための「3つのC」
命令、統制、情報伝達がアメリカ軍の基本・・・
それは当然至極であるように受け止めるが
この「三つのC」などと言うのは
自由を尊ぶアメリカ人のDNAには
受け入れられないものなのではないだろうか
でもだからこそ、アメリカにおける
ビジネスマンや兵士のエリート達は
この「三つのC」のスキルを身につけてきたのかもしれない
それにしても戦後長きにわたって平和ボケし、
組織改革がなかなか進まない日本とは対照的である
アメリカ人にとってビジネスはまさに戦争なのだろう・・・
ビジネスは戦争であり
戦争もまたビジネスのなのかもしれない
僕にしても、現役時代、組織の歯車の一つ
トップが独裁的色彩が強ければ強いほど
都合の悪い情報は伝達されないし
下手をすれば改ざんさえありうる
組織の戦略目標とその目標達成基準は
どうしても、現状維持、前例踏襲となってしまい
改革などおぼつかない
ビジネスが戦争であるとするなら
現状維持、前例踏襲、現状追認など
あってはならないわけだ
早起き鳥
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