早起き鳥 

【未明混沌】今日も必ずお元気で…!

北京の生命線・・・

2018年01月26日 04時55分50秒 | 読書





 北京の生命線は遼東半島と山東半島

北京から見た世界である

ここでもっとも大事なのは、

黄海と渤海を隔てる二つの半島

遼東半島と山東半島の意味である。

この二つの半島は北京からみると、

まるで両手を広げて

首都・北京を囲んでいるかのようである。


北京の外海が天津である。

天津から外に出るには

この二つの半島の間を通過しなければならない。

敵にこの二つの半島を抑えられたら、

北京は風前の灯である。

だから、この二つの半島は絶対に敵に渡せない。

逆にここさえきちんと防衛すれば、

北京の海から安全は確保されるということである。

日清戦争では特に遼東半島の攻防戦が

決定的に重要だった。



   「最強兵器としての地政学」

               藤井 厳喜 著




     








 遼東半島のことは

僕も日露戦争を描いた「坂の上の雲」で

その戦いの状況をありありとイメージできる

「旅順攻略」である。

時の乃木希典大将は

自分の息子を失っても果敢にせめて、

203高地を落として旅順攻略はなしえた。

日露の攻防は言うまでもなく、

この旅順攻略で日本の優勢が明らかになり

陸軍による勝利とその後の日本海戦での勝利で

日本の勝利が決定した

なるほど国の体制が変わっても戦略というのは

基本的にみな同じ

チャイナであろうとロシアであろうと

地政学的な位置づけが不変なのだから

同じ戦略になるのは当然と言えば当然であろう


しかし前回において述べたが

大陸にとって日本という国はなんと邪魔な国

しかし日本にとっては大陸に対して丸裸と言える

常に攻め入る機会を狙われている

そう思った方がいいのかもしれない


ところがおっとどっこい

日本周辺の海域は

激しく複雑な海流と潮の流れにより極めて厳しく

さらに気象状況も恐ろしいほどの猛威を奮う

狭い海峡なるがゆえに

泳いで渡れるなどという代物ではない

強固な船舶技術と優れた操船技術を保有せずして

日本列島に上陸するのは難しい

さらにバックには

アメリカ第7艦隊がついているとなれば

日本は安泰

この庇護のもと、自分の60有余年があるのだが・・・



       早起き鳥




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