私は、何ごとにも
クソまじめになるところがある。
一人前のコピーライターに
なりたいと思って、
一生懸命勉強して、
電通の海外留学制度に合格し、
アメリカ留学もさせてもらった。
しかし、日本にかえってきたころから、
歯車が噛み合わなくなってなった。
そして広告マンとして
生きていくことに
ロマンを感じなくなった。
広告は、勉強するような
ものではなかった。
要領よく、
おもしろいアイデアを、
ポンポン出すことが求められた。
広告主が喜ぶようなアイデアを
限りなく出すことを求められた。
そういうことを
期待する広告主が多かった。
ところが例外的な広告主がいた。
その広告主は
「君が作った広告で売れるのか」
と私に尋ねた。
私が返答に窮していると
「答えられないのは、
売れない証拠だ。
作りなおしてきなさい」
「生きる力が湧いてくる本」
著 伊吹 卓
「売れるのか?」
「答えられないのは
売れない証拠」
とこの会話を引用して書きたくて
少々長い文章になった
コピーライターの仕事が
良く理解できていないのだが
お客様はものを作っている人や会社
コピーライターはその人や会社から
宣伝広告費をいただいて
宣伝広告の成果品を作っている
たくさん報酬をもらえれば
いいモノが沢山売れて
その売り上げに応じた
報酬があるんだろうか
たぶん無いのだろう…!
事業主に気に入ってもらえたら
売り上げなど問題ではないのかも
でも伊吹先生にモノ申した人は
「その広告で売れるのか」
と聞いた
逆に僕は
「売るのはあなたでしょう」
と答えたくなった
あなたが売るのに都合の良い、
宣伝広告を作るのが僕の仕事だ
と屁理屈をこねたいところ、
でも先生は
「広告主が喜ぶアイデアを出す」
「売れるかどうかの判断力」
という表現をされている
ようするに先生は
広告マンというより
商売人なのだと思う
早起き鳥
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