■人間は社会の中で何者かでありたがる。
それは職業と結びつくのだが
やがては何者かであるかを言葉で
表示している肩書きを欲しがる。
■しかし肩書きをいったん得ると
肩書きはもはや当座の役割を示すだけの名称でなく
その人の能力を暗示する鑑定書の
ようなものだと思い込んでしまう
さらに肩書きは常にいくぶんかの権力の
所有をも示してくれると人は誤解する
そして権力を乱用することに酔う
権力とは「権(カリの)力」という
意味に過ぎないのだが
それがあたかも自分にだけ備わっている
能力のように思い込んでしまうのである
そして悪が始まる
サウルの狂気は決して他人事ではない
サウルは別の名前で私たちの中にも大勢いるのだ。
聖書の中の殺人 白取春彦
大声で威張る人、
ネチネチと重箱の隅を突っつくような人
かと思うと、
頭が低くいつも明るい元気な人
いろんな人がいる
肩書きがその人を育てるって
そんな人もいる
ひろしは技術開発部長として
その手腕を発揮し
豪腕部長の名をほしいままにしている
なんといっても精神的な品格の良さが目を引く
そして夢を語る少年のような
一途でひたむきな姿勢が部下の信頼を裏切らない
がんばれ…!早起き鳥