鶏が鳴いて起床し、
夜十時になって就寝する。
門内はきちんと整理されており、
読書の声が部屋に満ちている。
自分の奉ずる道徳は妻子によって行われ、
恵みは下男下女にまで及んでいる。
家庭には酒気がなく、
米倉には余分尾穀物が貯えてある。
物は豊かで不自由はないが、
贅沢には至らず、
倹約であるがけちではない。
仰いで天に恥じず、附して地に恥じず
ただ、清廉潔白を守っている。
「言志後禄」 佐藤 一斎 著
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書にしたためて
表装して飾っておきたいような言葉
鶏が鳴く前に起きて、夜9時には就寝
そんな暮らしの自分としては
何やらうれしくもある
下男下女などは持っていないが
家族周囲の人全てが同じ恵みを享受し
慎ましやかに暮らして行きたいものである
ふと振り返ると、
自分はもう現役を引退した身
と枯れかかったような
気持ちで埋め尽くされていたが、
いやいや,本当の仕事は
これからなのかもしれない。
仰いで天に恥じず
附して地に恥じず
ただただ清廉潔白
分相応に徹し
世のため人のために...!
早起き鳥
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