早起き鳥 

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記憶のハブ空港「海馬」

2018年06月01日 04時12分59秒 | 読書





自転車の車輪の中心部に

細いスポークが集まる場所、

ご存知の方も多いと思いますが、

「ハブ」といいます。

同じように世界各国の飛行機が

放射線状に離発着する空港をハブ空港といい、

日本の成田国際航空や

ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港

パリのシャルル・ド・ゴール航空、

ロンドンのヒースロー空港などが

それに当たります。


同じように海馬は記憶や情動に関わる

いくつもの領域に密接に繋がっている

ハブ空港なのです。

海馬は記憶の司令塔としての働きだけでなく、

これらさまざまな領域と繋がる事によって、

前頭葉を初めてとする

高次機能に大きく影響を与えています。


「人間らしさ」を何時までも保てる

「生涯健康脳」でいられるためには

海馬もまた前頭葉とともに

大きなその鍵を握っていると言えるでしょう



   生涯健康脳

           瀧 靖之 著




     








ハブ空港の働きが海馬にあるとは驚きである

記憶の司令塔であると同時に

記憶や情動に関わるいくつもの領域との

関わりにおいてハブ空港の役割を担っているとは

もしこの海馬になんらかの異変が起これば

脳の働きは壊滅状態に陥るのは必至


前頭葉と同時に海馬の重要性を改めて痛感

そして前頭葉は一番遅く出来上がり、

一番早く衰えるとのこと

この海馬もまたきっと

同じような衰え方をするのだと思う

認知症を発症して徘徊をしたり

色々な問題行動を起こす老人をみると

その行動はまさに記憶の司令塔を失い

ハブ空港の働きを

消滅させてしまったようなものだ


いつまでも健康な脳でいられるためには

この「海馬」をいつも健康であり続ける

努力をする必要がありそうだ

老いてもいつも、何か新しいものにチャレンジ、

そして得意なものはどんどん鍛錬を重ねて

高いレベルを目指す

こう言ったたゆまぬ脳への刺激が大切なのかもしれない


       早起き鳥




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