自転車の車輪の中心部に
細いスポークが集まる場所、
ご存知の方も多いと思いますが、
「ハブ」といいます。
同じように世界各国の飛行機が
放射線状に離発着する空港をハブ空港といい、
日本の成田国際航空や
ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港
パリのシャルル・ド・ゴール航空、
ロンドンのヒースロー空港などが
それに当たります。
同じように海馬は記憶や情動に関わる
いくつもの領域に密接に繋がっている
ハブ空港なのです。
海馬は記憶の司令塔としての働きだけでなく、
これらさまざまな領域と繋がる事によって、
前頭葉を初めてとする
高次機能に大きく影響を与えています。
「人間らしさ」を何時までも保てる
「生涯健康脳」でいられるためには
海馬もまた前頭葉とともに
大きなその鍵を握っていると言えるでしょう
生涯健康脳
瀧 靖之 著
ハブ空港の働きが海馬にあるとは驚きである
記憶の司令塔であると同時に
記憶や情動に関わるいくつもの領域との
関わりにおいてハブ空港の役割を担っているとは
もしこの海馬になんらかの異変が起これば
脳の働きは壊滅状態に陥るのは必至
前頭葉と同時に海馬の重要性を改めて痛感
そして前頭葉は一番遅く出来上がり、
一番早く衰えるとのこと
この海馬もまたきっと
同じような衰え方をするのだと思う
認知症を発症して徘徊をしたり
色々な問題行動を起こす老人をみると
その行動はまさに記憶の司令塔を失い
ハブ空港の働きを
消滅させてしまったようなものだ
いつまでも健康な脳でいられるためには
この「海馬」をいつも健康であり続ける
努力をする必要がありそうだ
老いてもいつも、何か新しいものにチャレンジ、
そして得意なものはどんどん鍛錬を重ねて
高いレベルを目指す
こう言ったたゆまぬ脳への刺激が大切なのかもしれない
早起き鳥
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