チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

ミシン目のうつくしさ

2013年08月08日 | ちくちく縫い縫い

 

 母から着なくなったジャケットをもらった。45rpmの綿のジャケット。

もらったけどポケット内部に大きく穴が開いてて、脇も一度ほどいてあったりする。

 

   

それを先日もそもそ手縫いで直したのだけれど。

 

   

 

直してみると造りがよくわかるもんだなあー。

細部にわたってきれいにミシン目がはしる。

 

「洗濯しようが、何年着ようがどうってことないし、わたしはいい歳のとり方するわよ」

というジャケットの意気込みというか、ブランドの方向が見て取れるような縫い目。

 

   

ほれぼれしてしまった。裏の処理。

 

以前45rmのショップに寄ってみたら店長さんが「45の新しい企画がありまして」って。

それはいままで買って着ていた45の洋服を、持ってきていただいたらリメイクしますよ

というもので。

ちゃんとパタンナー、デザイナーが入って工場で新品と同じように仕立て直すらしい。

それはいいですね~って店で叫んでまった。

安いものを短期間着てつぎつぎ消費するよりも、生地のいい、仕立てのいいものを

長いこと使っていくほうに惹かれる。

 

しかしまあ現実は財布事情もあって、古着屋ですでによれた「むかしいいもんだった服」などを

もそもそ買って直して着るくらいなんだけど。

大須・米兵の量り売り、掘り出しもん探しにそろそろいくかな。