全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

きわどい、ホントにきわどいのだ

2018-10-04 17:04:35 | 教師の仕事 2018

 疲労感
 僕の体の
 そこここに(いる)

 ・・・字余り。定刻退勤。


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きわどい

2018-10-04 05:49:42 | 教師の仕事 2018

 ここ二日間、勤務時間の調整を使い、職場を早く離れている。
 イラついたり、落ち込んではいないのだが、疲労感がぬけない。総合的診断として、かなりきわどいのだ。


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散り椿

2018-10-04 04:00:00 | 全英連参加者 2018
散り椿 ポスタービジュアル   享保15年、(扇野)藩の不正を告発した瓜生新兵衛(岡田准一)は、追放の憂き目に遭う。
 藩を追われた後、最愛の妻・篠(麻生久美子)は病魔に侵され、死を前に最後の願いを夫に託す。それは、かつては新兵衛の友人で良きライバルでもあり、篠を奪い合った恋敵、榊原采女(西島秀俊)を助けてほしいというもの。
 (MOVIXの作品紹介より引用、抜粋) 

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 9月の鑑賞予定になかった作品である。
 予告編で見た岡田准一さん、 ”時代劇顔” の黒木華さんの姿が見たくて出かけることにした。公開初日・プレミアムフライデーのレイトショー。場所は毎度おなじみのMOVIXさいたまである。

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 終映後一番感じたのは、渋い作品だなあということ。
 主人公は全般的に多くを語らない。妻のことを思い、自らを追放した藩、そして友の行く末、安寧を願う。そんな主人公・瓜生新兵衛を演じているのが、岡田さんである。
 ストーリー的に、それほど込み入ってはいない。時代劇だからといえ、殺陣の場面が多いわけではない。現代劇に比べれば、ゆったりしたペースで進む作品である。
 台詞やナレーションの少ない作品。登場人物の心情、季節の移ろいを扇野藩(北陸地方?)の美しい自然に語らせている。

 新兵衛は若かりし頃「四天王」と呼ばれた剣術の達人。追放された彼に妻の篠は付き従う。その妻との最後の約束を守るため、命の危険を理解した上で、彼は藩に戻る。彼の帰国(帰藩)で、彼とかかわりあった人々に波風がたつ。
 妻の実家の坂下家。そこには義妹坂下里美(黒木さん)、義弟藤吾(池松壮亮さん)がいる。
 坂下家は新兵衛の告発により、当主源之進(=四天王の一人)が詰め腹を切らされ、危うく断絶の憂き目を見た。源之進の妹弟が篠、里美、藤吾である。現当主の藤吾は、新兵衛を坂下家に災いをなした者として快く感じていない。藤吾は新兵衛に姉篠の死を伝えられ、思いはますます複雑になる。しかし、同時に聡明な彼は、追放のいきさつを調べはじめる。許嫁美鈴(芳根京子さん)の父親で、かつて四天王の一人と数えられた篠原三右衛門(緒形直人さん)にことの顛末を聞く。新兵衛と日々かかわり、わだかまりが徐々に解けていく。

 ものがたりは、藩の不正の証拠の行方。妻から託された思いを、新兵衛がどのように形にするかが絡み合う。新兵衛を思う周りの人々の運命が複雑に交錯し、ラスト近くの「新兵衛+采女」と上意討ちを画策した「悪」との決戦になる。

 命のやりとりの描き方
 作品冒頭で新兵衛を刺客が襲うシーン。
 自らの思いを断ち切ろうとして、采女と真剣で立ち会うシーン。
 そしてラストの「上意討ち」のシーン。

 岡田さんの演技、殺陣は必見である。身のこなしの早さ。特に二番目は榊原采女とのまさに真剣勝負。二人の距離の近さは怖さを感じるほどで、背景に映り込んでいる散り椿、足下の花びらのきれいさとの対比が目を引いた。
 上意討ちのシーンは、血しぶきを浴びた新兵衛の形相は、まさに鬼のそれである。もちろん実際の剣による斬り合いなど見たことはないが、飛び道具ではない日本刀による接近戦、殺しあいはこうなるんだろうなあと思えた。
 岡田さんだけ、スピード感が別次元。刀の速度がすごい。

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 新兵衛と采女の周りの人々
 悪役:
 田中屋惣兵衛(石橋蓮司さん)
 藩の特産の紙の販売を独占する商人である。自己保身のためならば、何でもする。
 石田玄蕃(奥田瑛二さん)
 家老。采女を邪魔に感じている。
 この二人、いかにも悪人でいい。奥田さんがあんなに嫌な人ができるなんて。

 悲しい人:
 榊原滋野(富司純子さん)
 夫を殺された。殺したのは義憤に駆られた采女ではないかと疑い、信じ切ることができない。
 僕は富司さんが映画女優として東映の大スターだったことは知識としてはある。でも、そのころの記憶はほとんどない。富司さんは一言で言うと、スクリーンに出てくるだけで、場の雰囲気を変えられる女優さんである。

 運命に翻弄される人:
 里美(黒木華さん)
 つらさや悲しさをこらえ、でも強く生きる。新兵衛に密かに思いを寄せる。
 黒木さん、ホントに時代劇が似合う人である。
 藤吾(池松壮亮さん)
 最初に注目したのは「MOZU」と思う。ものがたりの大事な部分を担う役。

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 ものがたりの中の誰を自分と重ねて見たかな。そんなこともえさせてくれる作品だと思う。

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 忘れていた。。。
 最終的に一件は落着し、新兵衛は扇野藩を去る。四天王と呼ばれた者で、新兵衛だけが生き残ったことになる。穏やかな新兵衛の顔つきが、なすべきことをなしえた人間の満足を表していたように思う。そのシーンを見て、こんなことを考えた。

 岡田准一さん、いい役者だな。
 V6の岡田准一さんとホントに同一人物か。

 出かけたのは大正解。☆4.5はあげていい。


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