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2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

主の御昇天:彼はこう言い終えると、手を上げて、彼らを祝福された。ミサが「最後の祝福」で終わるのには理由がある。ミサが「最後の祝福」は主の最後の行為を指している。

2024年05月10日 | お説教・霊的講話

ご昇天 ― 最後の祝福

消された復活のろうそくは、この地上を去って天国へ行かれるキリストを象徴します。

ミサは本質的にカルワリオの更新ですが、地上でのキリストの全生涯を再現するものでもあります。

1.祭壇のふもとの祈り

祭壇のふもとの祈りは、(読誦ミサをのぞいて)沈黙のうちに唱えられますが、
それは、沈黙のうちに隠されたキリストの生涯、
そして、キリストの公生活への準備の期間を象徴します。

2.入祭誦から奉献誦の前まで

入祭誦から奉献誦の前までは、
歌(詩篇)
連祷のような呼祷
祈り
讃歌(グローリア)
朗読
説教
からなっています。

3.奉献誦から聖体拝領後の祈りまで

奉献誦から聖体拝領後の祈りまででは、
いけにえとしてのキリストの奉献が、奉献誦
「あなたは私に体をくださった:見よ、私はあなたのみ旨を行うために来る」

いけにえを捧げるのが、全実体変化
私たちの霊魂の食べ物であるキリストが、聖体拝領
です。

4.最後の祝福

最後の祝福に関わる聖書の記述はこうです。

マテオ28章では、
19節.行け、諸国の民に教え、聖父と聖子と聖霊の御名によって洗礼を授けよ。

ルカ24章では、
50節.彼は手を上げて、彼らを祝福された。

使徒行録1章では、
8節.主は言われた。「聖霊があなたたちの上に下り、力をお与えになる。あなたたちはエルザレム、全ユダヤ、全サマリア、地の果てまで私の証人となるであろう」。
9節.イエズスは彼らの見ている前で天に上げられ、ひとむらの雲が弟子たちの目からそれを覆い隠した。

[最後の福音は、(読誦ミサをのぞいて、)沈黙のうちに唱えられる、感謝の祈りです。]

結論

今、復活のろうそくの火が消されました。これは、キリストがこの地上を去って天国へ行かれることの象徴です。

聖マテオ福音書と聖ルカ福音書、そして使徒行録に書かれていることを総合すると、聖書はキリストの地上での最後の瞬間をこのように描写しています。

「聖霊があなたたちの上に下り、力をお与えになる。あなたたちはエルザレム、全ユダヤ、全サマリア、地の果てまで私の証人となるであろう。
行け、諸国の民に教え、聖父と聖子と聖霊の御名によって洗礼を授けよ。
彼はこう言い終えると、手を上げて、彼らを祝福された。
イエズスは彼らの見ている前で天に上げられ、ひとむらの雲が弟子たちの目からそれを覆い隠した」。

ミサが、いわゆる「最後の祝福」で終わるのには、きちんととした理由があります。それが、明らかに私たちの主の最後の行為を指しているからです。

特に今日、ミサの終わりに、そのことを思い起こしましょう。
そして、ミサが終わったら、私たちはキリストの証人となり、この地上での私たちの人生の目標である天国に集中し続けることを忘れないようにしましょう。アーメン

 

 



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