2020年11月22日(主日)聖霊降臨後最終主日のミサ
聖ピオ十世会司祭 トマス小野田神父(大阪)
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。
愛する兄弟の皆さん、
昨日からロザリオの十字軍が始まりました。
ミサが世界中で自由に捧げ続ける事ができますように、今ミサに与る事ができない多くの人々が、ヨーロッパや南アメリカ、あるいはカナダなどでいらっしゃいます。そのような方々が、あるいは私たちが、ミサを自由に捧げ続ける事できますように、そして自由に私たちがミサに与る事ができますように、お祈り下さい。
そしてこの特にロザリオで、マリア様にお祈り致しましょう。
聖なる召し出しがたくさん生まれますように、皆さんお祈り下さい。
日本でも今、コロナの感染者が増えているというニュースがあります。それにも関わらず、マリア様の御助けによって、イエズス様の御恵みによって、特別な憐れみによって、私たちはミサがあり続ける、ミサを捧げ続ける事ができますように、与り続ける事ができますように、お祈り致しましょう。
かつて広島で原爆が落ちた時に、広島のイエズス会の修道会では、ファチマのメッセージを実践していました。初土の信心、ファチマのマリア様の祈り、ファチマのマリア様の意向での信心を実践していた修道院があります。
原爆が落ちた直後の写真をアメリカ軍が撮った所に、この神父様たちが廃墟の中を、修道院から教会まで歩いている姿が写真で今でも残っています。何の被害も受けませんでした。荒れ野になった中を。
それと同じように、私たちもマリア様の御恵みによって、周りの教会が全てミサもできなくなったとしても、御恵みでミサを立て続ける事ができますように、お祈り致しましょう。
なぜかというと、このミサにこそ、全ての宝、御恵みの宝が入っているからです。このミサがあるからこそ、日本が救われる事ができるからです。この御恵みを、お祈り致しましょう。
ロザリオによって、私たちに解決できない問題はないからです。
聖父と聖子と聖霊との御名によりて、アーメン。