モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

コモンヤロウ(Common Yarrow)の花

2009-05-19 07:14:15 | その他のハーブ
(写真)コモンヤロウの花


ヤロウホワイト、セイヨウノコギリソウなどと呼ばれるコモンマロウの花が咲いた。

細かく切れ込んだ羽状の葉は、Thousand-leaf((千の葉)とも呼ばれるように、緑の波を作り夏場に涼をくれそうだ。またその頭上にたくさんの白い小花が咲くが、波の花のようでもある。

コモンヤロウの逸話
歴史的に古いハーブで、学名Achillea millefoliumの属名アキレアは、ギリシアの勇者アキレスがトロイを攻めた時にトロイ王の義理の息子テレポスを槍でさし、この槍を抜いたサビが地面に落ちヤロウが生えたという。このヤロウの葉で止血して傷を治した伝説から属名がついたという。

草食青年を狩る肉食嬢以外の深窓の令嬢、慎み深いお嬢さんにお奨めなのが未来の夫を夢見る方法だ。
コモンヤロウ1オンス(約31グラム)をフランネルの布で包み、枕の下に入れて寝るといいそうだ。(通常のオンスは約28グラムだが、薬用で使う場合はトロイオンスと同じで約31グラムとなる。)
無意識の意識が未来の夫を夢見させてくれるのか、コモンヤロウが見せてくれるのか、嫌な野郎は消えてくれるそうだ。

もしそれでうまく結婚できた場合は、結婚式で新郎・新婦が宴席のサラダなどでこのコモンマロウを食べると、二人の愛は7年間は保証されると言い伝えられている。
たくさん食べれば年数が延びるというわけでもなく、7年以上は二人で努力する以外ないようだ。

コモンヤロウには傷を癒すだけでなく、こんな心を癒す言い伝えがあるので、育てておきたいハーブの一種でもある。
今では数多くの交雑種があり、イエローの花が咲くイエローヤロウ、スカーレットの花、ローズの花、サーモンビューティなどの園芸品種もありドライフラワーなどに利用される。

(写真)コモンヤロウの立ち姿
       

コモンヤロウ(Common Yarrow)
・キク科ノコギリソウ属の耐寒性がある多年草
・学名は、アキレア・ミリフォリア (Achillea millefolium.L.)。英名はコモンヤロウ(Common Yarrow)、ヤロウホワイト(Yarrow White)別名として、Thousand-leaf(千の葉)など多数ある。和名はセイヨウノコギリソウ。
・属名アキレアは、ギリシャの英雄アキレスに由来し、種小名のミリフォリアは、細かい切れ込みがある葉を意味し、洋菓子のミルフェ同様に“千の葉”を意味している。
・原産地は、ヨーロッパからアジア西部。
・草丈60㎝で、細かい 羽状の葉が美しい。
・開花期は初夏から9月までで、白い小花が茎の頭上に数多く咲く。花にはかすかな麝香の香りがする。
・葉はビタミン・ミネラルが豊富でコショウのような風味が美味しいそうだが少量をサラダや炒め物に使う。また染料の材料ともなりオリーブグリーンの染料がとれる。またギリシャ時代から止血剤として葉が使われてきた。
・耐暑性にも強く夏の花壇・寄せ植えに適する。
・水分を必要とし、湿り気味に育てる。
・2-3年に一回古い根を取り除き株分けで殖やす。
・園芸品種が多く

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