モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

渋めのレモンマリーゴールド(Lemon Marigold)の花

2007-10-19 12:30:24 | その他のハーブ



春咲き後に枝を切り戻したレモンマリーゴールドにつぼみがつき始め、
小さな花を咲かせ始めた。

細長い枝が前方に倒れすぎるので、支柱を立て支えようとしたら
殺虫・防虫効果がありそうな匂いがたち
袖をまくった腕に触れると、ヒリヒリとする。
殺虫剤蚊取り線香の原料となる除虫菊もこんな匂いなのだろうか?

ナメクジを寄せ付けない薬効があるというが
ヒトをも寄せ付けないのではないかと思った。

隣との境の垣根に大量に植えたりしたら、
風が吹くたびに嫌なにおいを撒き散らしトラブルの元になりかねない。

そんな強烈な個性を持っているが、
キク科の花として、
黄色の小花をしなやかな細い枝先につけ、
フワーと宙に浮いて、風に漂っている様は
飽きずに見ていることができる。

不安定なもののランダムな動きは
解析できないから美となったりするのだろうか
・・・・・と思ったりする。

ビジネスの世界は、
ヒトよりも早く、新たな変化を創り出し、これを支持してもらう競争をする。
変化を追い求め不安定化を生産している人々は
人類の古い歴史観での“真”“善”“美”などに接近する努力をしないと
精神を病んでしまう可能性がある。

レモンマリーゴールドは、
小枝を支える幹があり、その幹を支える根があり、
有機質を分解し再生する土などに支えられているから
美しく・不安定にゆれていることが出来る。

風に揺れるきれいな黄色の花と、嫌な匂いを出す葉。

“快”“不快”を併せ持つレモンマリーゴールドは、
考えさせることを強要するやつだ。



「レモンマリーゴールド(Lemon Marigold)」

・キク科マンジュギク属の耐寒性がある多年草。
・原産地は不明。地中海沿岸、メキシコなど様々。
・開花期は10~12月、春4~5月。黄色い小花がたくさん咲く。
・葉から刺激的なレモンの香りがする。
・草丈は1mと高い。株張り1mで夏場に繁殖する。梅雨時は、枯葉などを腐りやすいものを除去する。
9月中旬までに50cmまで詰める。花が咲き終わったら10~20cmまで詰める。
・根からの分泌物がナメクジなどに効くので花壇の縁取りによい。


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