水徒然2

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わが国の地質・地層調査に係る記載(その2:九州の土砂災害地域の特徴)

2012-07-17 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-17投稿

 既報(その1)にて、諸悪に係る地質・地層の特徴を整理する前段階として、平均的な地殻の構成・組成(電荷、磁気特性などに影響)に係る記載を調べました。

陸・海底を構成している地殻の地質・地層は個人的には、

  今後想定される猛暑・熱中症、昨年来から多発しているさまざまな異常気象特にゲリラ雷雨大型停滞台風(結果として土砂災害)、および別報にて検討中の地震および津波内部被曝発生し易い高放射能マイクロスポット、うなぎ、松茸、サンゴ、クラゲなどの生物多様性に影響すると思われる環境放射性物質がもたらす諸悪ミクロ的もしくはマクロ的な受け皿として影響しているのではと思っています。

 今回は、土砂災害にスポットをあてました。

 その中で、未曾有の豪雨、土砂災害に見舞われている九州地区の地殻の地質・地層について先ず、以下に記載しました。

  話が少し逸れますが、既報の土石の液状化に係る記載から、地球温暖化に基づく「気温」「海水温」の上昇報道されるところでありますが、水温の上昇に伴って、水の表面張力および粘度が小さくなって、土砂への水の浸透、流動性が増大して土石の液状化が起き易くなっていることも考えられます。

 また、雨自体温度上昇、もしくは不純物、および温められた地殻(土砂)によって環境中の各種の微生物の棲息適性に影響していることも考えられます。 

参考: 一般的に、水温が高くなると、水の粘度(cP)、水の表面張力(dyne/㎝)が低くなることは知られています。
 水温(℃)       : 0    10   20   25   30   35   
  粘度(cP{mPa・s})   : 1.79 1.31 1.00 0.89  0.80  0.72   
   表面張力(dyne/㎝) : 75.6 73.0  72.8  72.0   71.2  70.4

 太陽活動が弱くなり地球は寒冷化に進むという説もあるが、熱帯化に伴なう水温などの上昇によって地盤強度の低下を誘起しているのではと思っています。

 この要因として、世に言う地球温暖化の対策である「温室効果ガスCO2の削減」以上に、

 人為的に環境中に放出されている要因メタンなど温室効果ガス、②亜酸化窒素などオゾン層破壊ガス(紫外線の増加によって熱を発生)、③地殻(海底、陸地)に沈積している放射能(壊変過程で熱を発生する)、④通信・観測マイクロ波、ミリ波相当の電波による大気中の水分子の振動加熱などによる環境水温の上昇に着目しています。

 まえがきが長くなりましたが、話をもどして、九州地区の地殻の地質・地層について引用記載して考察しました。 

1.日本を取り巻く火山帯、プレート

 (google画像検索から引用)

  

⇒先ず、火山帯の影響について考えなければならない。

既報のウィキペディアの平均的な地殻の岩石圏主要元素から、「・・・地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。大陸地殻の厚さは地域変化に富むが、30 - 40kmくらいの地域が多い。他方、海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。海洋地域にはごく稀に、地殻が存在せずマントルが直接海底や水面上に露出するメガマリオンと呼ばれる地質構造が存在する。リソスフェアの表層を形成する地殻は、主体をなすマントルと比べ剛性が低い。すなわち「柔らかい」。・・・」という。

元素割合
O 46.6%
Si 27.7%
Al 8.1%
Fe 5.0%
Ca 3.6%
Na 2.8%
K 2.6%
Mg 2.1%
Ti 0.4%
P 0.1%

多数の岩石の分析結果より推定された大陸性地殻の平均化学組成は、

であり、塩基性の岩石だけではなく、花崗岩片麻岩などの SiO2 を多く含む酸性の岩石からも構成される。」という。

⇒ 九州各地域の乖離を確認することが目的。これらの違いによって雲との電荷的な吸引力が違ってきます。現在位置吸引されて長時間ある地域に停滞すれば豪(雷)雨が発生すると考えています。

 各元素単独のシリカSiO2 59.8%、アルミナAl2O3 15.5%など酸化物の電荷(+、-)については詳しくは→既報引用文献

「・表面電荷: (放射性物質の付着し易さの目安)
「ゼータ電位の測定」の巻末に記載されている物質の等電点によって、おおよそ判断しようと思います。等電点が7より大きい物質は正、小さい物質は負を示します。
例えば、放射性物質PuO2 9.0(正) 、土の主成分シリカSiO2(石英) 1.8~2.5 (負)。
 
正負が異なる物質はお互いにくっつきやすい。
(補足)
 杉花粉、山林の落ち葉、土の表面電荷(正負)、放射性塵の種類によって電荷的に付着し易さが異なると想われます。放射性物質の元素分析はCs(セシウム)のみならず、Pu、Sr、Iなどの化合物も存在すると推測されますので注目したいと思っています。

の記載参照願います。

 実際はこれらの元素の複合化合物として地殻に存在しています。また、存在比率によって、概ねの電荷が推定されます。そのうち平均的な組成から大きく乖離して含有量(%)の高い地域は鉱床とよばれています。

ツイログで記載したように、

今回の土砂崩れの原因に対する着目点として

tetsu @tetsu65710225九州の未曾有の大量降雨の原因として、大量の雲-の停滞は地質+の影響をが妄想考えられるが、tvニュースによれば雨粒が大粒だったという。瓦礫燃焼灰の漏洩も言われており、以前妄想した人工降雨剤的な化合物の形成の可能性にも注意が必要か。詳しくは✏

tetsu @tetsu65710225九州北部大雨の要因を福島ではなく大陸黄砂に付着した環境放射能の影響と北極圏のオゾンホール、マイクロ波加熱などによると想っていたが、九州北部の瓦礫焼却の漏洩放射能の影響もある?必見✏北九州市で大気中に

tetsu @tetsu65710225今回の九州の阿蘇山を中心とした洪水および警報地域に一昨年鳥インフル、口蹄疫に被災した宮崎県が外れていたことについて偶然と思うには?ウイルスは高温度、高湿度に弱く、宮崎県の地質、地層の影響は他県と違うのだろうか?と妄想中。こんなデータも。

2.「九州地熱資源図」

(google画像検索から引用)特殊地質図 No.31-3 

九州地熱資源図からみて、地下マグマからの地質への影響度が当然あるから、宮崎県が今回の豪雨地域から外れていたことと対応があるかもしれない。

 また、個人的には、今までの大規模ダム発電立地地域は上図の火山帯はあけられていたように感ずる。中規模ダムの建設の可能性についても、今後の土砂災害防止と脱原発への切り札としてこの場をかりて嘱望する。

 

(google画像検索から引用)

3.産総研 地圏資源環境研究部門

「50万分の1鉱物資源図の完成・出版」によれば、

 http://unit.aist.go.jp/georesenv/result/ten-news/ten-news05/koubutusigen.html

研究内容
  • 既存の鉱物資源データをもとに、日本全国を網羅する50万分の1鉱物資源図8葉を作成し、地質調査総合センターから出版。
  • 鉱物資源図に約2500の金属・非金属鉱床の分布、型式、規模、形成年代および地質との関係を表示。

各鉱床の鉱石の組成・粒度、表面電荷を推定の参考になると想われます。

以下、次報に続く。

 

 


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