水徒然2

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地震および津波に係る記載(その5(追加・更新):大津波発生メカニズムに係る調査)

2012-12-25 | 諸悪発生要因の考察とメカニズム仮説

'12-07-28投稿、'12-12-25追加・修正・更新 

 既報(その1)にて、わが国において、昨近の頻発する震度5前後の地震は概ね福島原発など原発関連施設の周辺で起こっていますが、環境放射能が比較的高く、かつ地磁気に影響する砂鉄鉱床(鉄鉱石)が多い地域で発生し易い傾向であると思われます。→詳しくは

 既報でも記載しましたが、妄想?誤解?かもしれませんことを
予め断っておきます。

  原発事故後、続く東日本を中心とする震度5前後の余震は地殻の地質(鉄など地質を構成する化学成分、粒子径)の影響が大きいのでは???と想われます。

 個人的に不詳につき、関心あることは
M9クラスの海底大地震に伴なって津波高さ30m以上になるメカニズムです。

 既報(その1)に記載したように、昨近の頻発する震度5前後の地震でも大津波は発生していません。 

 地震・津波規模に係る要因での個人的な着目点として
環境放射能と地質(組成、強度、電荷、磁性、微生物の質・含有量)、地層の状態(耐ストレス性、含水量、断層、亀裂・空隙)と地震・津波規模との関連どのようになっているのか?関心があります。既報地震・津波規模に付随する現象から「・・・ 環境放射能地殻の地質、地層の状態との係りはどのようなものか? 
 すなわち、地殻の強度が低下したり、大陸移動に伴なうストレスに対する耐性が変化したり、新たに活断層化したり、亀裂・空隙の拡大によって材料力学における応力腐食割れ的な挙動を加速させなければと杞憂・妄想しています。

 

 比較的浅い広範囲の海域で蓄積した歪が開放されるという最近の大津波予測に係る記載を調べました。

東京新聞

駿河湾海底 ひずみ蓄積 津波巨大化の可能性http://www.tokyonp.co.jp/article/national/news/CK2012072302000097.html
(一部割愛しました。)

 「近い将来に予想される東海地震で、駿河湾でこれまで震源域と思われていなかったプレート境界付近で、津波を巨大化させる恐れのあるひずみが蓄積されている可能性があることを、名古屋大と東海大海洋研究所(静岡市)のグループが突き止めた。

 グループは衛星利用測位システム(GPS)と音波を利用し、二〇〇四年から一〇年まで、太平洋のプレート境界・南海トラフのすぐ西側の海底の動きを調査。その結果、清水港(静岡市)の南東十キロの地点で、海底が一年に四センチの割合で西に動いていた。この動きから、境界近くの海底下五キロ以内の場所で、プレート同士がくっつき(固着)、ひずみがたまっていると判断した。 

 プレートとプレートが重なり合うと、地中の岩盤に大きな力が加わり、地殻にひずみが蓄積。長年のひずみが限界に達したとき、それを解放する現象として地震が起きる。これまでは、海底に近い浅い部分ではプレート同士は固着せず、ひずみは蓄積されないと考えられていた。浅い部分で蓄積されたひずみが動けば、プレートの先端までがはね返り、海水が押し上げられて津波が大きくなる。

  昨年三月の東日本大震災では、プレート境界のすぐ西側が盛り上がり、津波が大きくなった。震災を受け、内閣府の有識者会議が今年三月に公表した南海トラフ地震の最大級想定では、プレート境界付近も震源域に盛り込まれた。 

 これまでプレート境界のすぐ西側でひずみは見つかっておらず、今回が初めての観測結果。内閣府が想定する巨大な津波が発生しうることを示す証拠となる。

  グループの田所敬一・名古屋大大学院准教授は「調査をすれば、ほかの場所でも軸のひずみが見つかる可能性が高い。観測網の整備が必要だ」と話している。

 <駿河トラフと東海地震> 
 駿河トラフは静岡・駿河湾から沖合に向かって延びる海底の盆地状の地形。陸側プレート(岩板)の下にフィリピン海プレートが沈み込む境界部分と考えられる。

 東海沖から四国沖にかけての南海トラフの北東端に当たる。東海地震は主に駿河トラフ沿いで、東南海地震はその西側で起きるとされる。東南海地震が1944年に発生しているのに対し、東海地震は連動して起こった1854年が最後で、他の地震より切迫性が高いとされる根拠の一つになっている。」という。

 PS'12-12-25
関連投稿:地震および津波に係る記載(その23:巨大地震が発生しやすい場所示す「全国地震予測地図」最新版)


 ⇒上記の海底が一年に四センチの割合で西に動いていた原因を一口で言うとプレートテクトニクス(大陸移動に伴なう地殻に与えるストレス)によって、地殻が大小さまざまに震動した結果と想われますが、その移動の駆動力は一体何なのだろうか?に対して素朴な疑問を個人的には持っています。
 スマトラ沖のように数年後に巨大地震(余震)が発生しましたが、3.11後、立て続けに発生した震度5~6クラスの中大規模地震(余震)によって歪が開放されたにもかかわらず、わが国における別の地域のトラフでの巨大津波予報。

 地殻移動させる要因とは一体何なのだろうか?また今でも連続的に起こっている余震活動は今までとは地震の質が違うのでは?と妄想しています。

(個人的な雑感)
 さまざまな電荷・磁性をもつ環境
放射能の微粒子が地殻に電荷・磁気的に吸着して地殻の表面電荷*、磁性、微生物の質・含有量などを変化させているのだろうか?
*表面電荷は既報引用文献「ゼータ電位の測定」の巻末に記載されている物質の等電点によって、おおよそ判断できると思っています。

 別報ゼータ電位の紹介で記載したように、これら酸化物微粒子の表面電荷はエアロゾル(空気中)、ゾル(水中)を問わず、
 たとえば、水中ではアルミナおよびシリカ単独では、等電点(電荷が0のときのpH)がそれぞれ約pH2.5とpH9であり、pH7~7.5(海水の平均)では両者のゼータ電位が反対になっています。微粒子のマイナスを示すシリカ(SiO2)がプラスを示すアルミナ(Al2O3)に吸着します。
  

 (google画像検索から引用)

   (google画像検索から引用)

  また、既報(その24 '12-12-24投稿)で記載したように、地殻は珪素の酸化物を主体としてアルミニウム、鉄などさまざまな元素を含有した酸化物で構成されています。
 したがって、産総研で公表されている地球化学図(全国の地球化学図(海・陸)のデータによって地殻を構成する元素分布を知ることができます。

詳しく解析すれば、地殻成分元素によって電荷、磁性に影響する地殻組成が概ねどのような傾向になっているのかを知ることができると思われます。

 アルミニウム、鉄、マグネシウムなどの酸化物の多い地域の地殻は平均的な地殻よりプラス(+)化傾向になっていると思われます。
 地殻の電荷によって環境放射能微粒子の吸着状態も違ってくると想われます。


 当面は関連投稿に記載した環境放射能の影響着目して、可能な限り、杞憂を払拭することを目的として、妄想を含めながら記録していることを予め断っておきます。

大津波の発生要因

1)地球温暖化による海水面の上昇

 南極、北極圏を覆う氷の表面がとける✏詳しくは

「・・・巨大なエネルギーを持つ放射性物質(主に、エアロゾル化している大気圏放射能)からのアルファ線、ベータ線、中性子線による放射化もしくは励起によって、環境中のさまざまな物質を励起してガンマ線、紫外線などの有害な電磁波を発生させて最終的にはになる可能性に着目しています。 詳しく見る>>
熱→地球温暖化→解氷→海水面の上昇

2)環境放射能からの電子による放電・励起

「・・・放射能のベータ壊変に伴って発生する放射線ニュートリノは光速とほぼ同等で、物質透過性は他の放射能と比較して大きいという。ニュートリノの存在するところにはベータ壊変由来電子あり。引例文献詳しく読む)
 電子の放電・励起によって、セラミック系のペロブスカイト系地殻の逆圧電効果による振動の可能性? および逆圧電効果を広範囲の地域に拡大する高温超伝導的な現象もあるのでは?と妄想しています。
✏一般的に、圧電体は鉛、ジルコニウム、チタン、ストロンチウムなどの高温超伝導体はイットリウム、銅、鉄ほか多種からなる複合金属酸化物。
もともと大陸移動の駆動力もこのようなメカニズムも絡んでいるのか?
関連投稿:
地震および津波に係る記載(その22:なぜ砂鉄鉱床地域で震度5以上の地震が発生し易いのか?に係る雑感)

 

3)揺さぶり効果が大きい震源の深さは約10km程度の海底地震

 別報のウィキペディア(地殻の平均的な組成)によれば、
「・・・地球化学的な観点から地球を深さごとに分けたうち、最も外側に位置するものである。地殻の下に位置するマントルがかんらん岩などの超塩基性岩から成るのに対して、地殻は花崗岩などの酸性岩安山岩などの中性岩玄武岩などの塩基性岩から成り、その違いから地殻とマントルを分けている。大陸地殻の厚さは地域変化に富むが、30 - 40kmくらいの地域が多い。他方、海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。

・・・岩石の分析結果より推定された大陸性地殻の平均化学組成は、

・・・ 大陸地殻の体積は地球全体から見ると非常に小さいが、地球に存在する カリウム40、トリウム232、ウラン235、ウラン238などの放射性元素の約半分が高度に濃集している。またバリウムおよび希土類元素なども地殻に濃縮している。」という。

 例えば、環境放射能のひとつウランの酸化物の電荷は上記のゼータ電位の引用文献の記載によれば、アルミナ(Al2O3)と同等であるようです。

 *大津波が発生するには、大地震が前提となりますので、、
大地震に付随する現象も以下、再掲載しました。

1)爆縮現象震度6以上の場合、地震前に環境放射能値が低下)

)地下中のラドン濃度の一時的な上昇現象

3)地殻中のオゾン濃度の増加現象

 

 

 


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