'12-02-24
既報で記載しましたが、「・・・コンクリート製駐車場から土壌100グラムを採取、神戸大に分析を依頼した。その結果、1キロ当たり換算で、100万ベクレルを超える放射性セシウムを検出した・・・」という。
Dailymotion - 20120224
南相馬“黒い物質”から高濃度セシウム
http://dai.ly/A8P1BK @Dailymotionの情報によれば、
「・・・
モーニングバードより。
福島第一原発から25km離れた南相馬市で見つかった黒い物質には1kgあたりおよそ108万ベクレルという非常に高濃度の放射性セシウムが検出された。
色は黒くて砂鉄みたいなかんじだが、乾いてくると風で舞い飛ぶくらいの細かいもので、町のいたるところに点在している。
神戸大学の山内教授に依頼して測定したところ、地衣類の一種ではないかという。地衣類は生長が早いので、カリウムを吸収するようにセシウムを摂取して、非常に高いレベルの放射性物質になってしまったのではないか。
環境省も1kgあたり8000~10万ベクレルものについてはコンクリートで固めて埋めようという議論をしているが、これは100万という一桁上のレベルのものが街中に落ちているという状況だ。
南相馬市の大山市議は、市は除染一辺倒で、除染すれば解決する、復興で皆さんめざしましょうと言ってるが、その前に住民の安全のためには危険なことはすばやく対処して解消するという手だてを打てないことに危機感を持っていると語る。
山内教授は、これから春一番が吹く、二番が吹くということになるが、簡単に飛散すると思う。
一部は家の中に入ってくるかもしれない。そういうことを心配しないといけないんじゃないかと話しています。
これは南相馬だけの問題ではないはずだと思われます。・・・」
詳しく見る>>
今回は放射線量の高い環境下、適応性の有るという放射能を吸う「地衣類?(推定)」など
に係る写真を既報(9ー1、9-2、9-3)に引き続いて記載しました。
インターネット検索によって、その状態を写真で実際に眼で観ることは、イメージが湧いて有害なエアロゾルに有効な対策ができるとも思っています。
南相馬市で見つかった黒い物質(路上)
(google画像検索から引用)
参考:「がれき(瓦礫)」燃焼回収灰
地衣類の拡大写真
引用:http://www.ous.ac.jp/garden/intro/wakaru1-2.html
3.地衣類(菌類と藻類の共生生物):
胞子(共生菌類による)、色素体(共生藻類による)
5.らん藻類:糸状体
512×384 - 地衣類(菌類と藻類の共生生物)
イシクラゲを光学顕微鏡で観察すると細胞が
数珠状に連なっているのがわかる
(google画像検索から引用)
⇒南相馬市で見つかった黒い物質(路上)は乾くと
一見、「がれき(瓦礫)」燃焼回収灰と似ています。
エアロゾルとして飛散して、俟った微粒子の塵埃を吸って内部被曝しないように注意しなければなりません。
参考投稿:
・内部被曝に係る記載
(原発漏洩放射性物質の生物学的半減期および後遺症)
また、地衣類(菌類と藻類の共生生物)の繁殖は
既報の「中国青島の大量藻の発生に係る記載(その原因は?)」を思い出します。
その中で「何らかの原因による海水の水質(SOx、NOx、POxおよび有害物質の混入など)の影響」が考えられます。
いずれにしても、既報でも記載しましたが、
黒い物質を明確化するためにも、その中身を費用が掛かっても、環境中の残留放射能を適切に除去するためにICP分析、放射化分析など、および下記の参考文献に記載のさまざまな環境(公害)用分析機器によって、6価クロム、アスベスト、カドミウムなどと同様に重量濃度(ppm:ミリg/kg、ppb:マイクロg/kg、ppt:ナノg/kg)を徹底的に正しく確認する姿勢が必要ではと想われます。
参考文献:
3.環境(公害)用分析機器http://www.jaima.or.jp/jp/pdf/03.pdf