'11-07-06投稿、追加・更新、強調
既報に引き続いて、今回は猛暑日数が多い地点の最高温度、最高温度平均値を調べました。また、今後、熱中症に及ぼす紫外線の影響の有無を確認するために、UVインデックス、日照時間に係るデータを調べました。
関連投稿:
紫外線と崩壊放射線の作用の違いに係る記載
(その1:被曝エネルギー量)
(・・・地球表面に到達する電磁波のエネルギーは、紫外線が8%、可視光線が44%、そして赤外線が48%
・・・地球表面で、大気が理想的な条件の場合、中ないし低緯度地において、正午に、平地1㎡の面積が受ける太陽光のエネルギーは、1200ワット程度です。この条件で、12時間、太陽光を受けたとすると、1.2KW×12=14.4KWのエネルギーを受け取ることになります。実際には、雲や雨の影響を受ける・・・)
環境中の放射線量測定値のばらつきに係る記載('11-06-12~)
環境中の放射線量測定値のばらつき要因に係る考察('11-06-30~)
UVインデックスに係る記載を調べました。(猛暑、熱中症関連)
1.猛暑ランキング
各データは「気温と雨量の統計」
2011年4月1日から2011年7月4日までの記録
から一部抽出して引用しました。
<<詳しく見る>>
抽出内容は 6月猛暑(最高気温が35度以上)の日数が4日以上の地点 の 最高温度(MAX)と月日、 最高温度平均値(AVE)としました。
順位 地点 日数MAX 月日 AVE
1 山梨県甲府 6 38.1 6/29 28.5
2 群馬県館林 5 39.3 6/24 28.1
2 山梨県勝沼 5 38.5 6/29 28.2
2 愛知県東海 5 36.1 6/29 28.0
2 京都府京田辺 5 36.7 6/29 28.7
6 茨城県古河 4 38.0 6/24 27.3
6 栃木県佐野 4 38.4 6/24 27.4
6 群馬県前橋 4 38.3 6/24 27.7
6 群馬県上里見 4 39.0 6/24 27.4
6 群馬県伊勢崎 4 38.2 6/24 27.8
6 埼玉県熊谷 4 39.8 6/24 27.7
6 埼玉県秩父 4 38.3 6/24 26.6
6 東京都練馬 4 36.8 6/29 27.1
6 岐阜県多治見 4 37.0 6/29 28.6
6 三重県尾鷲 4 36.1 6/24 26.2
6 大阪府八尾 4 36.0 6/29 28.4
6 岡山県岡山 4 35.9 6/28 28.1
⇒6月24日、6月29日が酷暑であったことが判ります。また、沖縄は緯度が低く,南方に立地しているにもかかわらず、6月はランキングに入っていません。
2.熱中症搬送患者数
テレ朝ニュース
6月の熱中症搬送者、去年の3倍に
総務省消防庁(07/05 16:01)
「総務省消防庁の速報値によりますと、先月、熱中症による救急搬送者が6877人となり、去年6月(2276人)のおよそ3倍に上ったことが分かりました。
総務省消防庁の速報値では、先月27日から今月3日までの1週間で、救急搬送者は4463人に上りました。その結果、先月、1カ月間の熱中症による救急搬送者は6877人となりました。去年6月は2276人で、救急搬送者はおよそ3倍になっています。死亡者も15人に上り、最も多いのは65歳以上の高齢者で、3506人が搬送されています。熱中症による救急搬送者は、気温が上がっている先月20日以降、急激に増えていて、総務省消防庁では注意を呼びかけています。」
本文を読む
総務省 消防庁 熱中症情報によれば、
都道府県別搬送者数を以下に示します。(図をクリック→拡大)
*熱中症患者数とは
国立環境研究所 熱中症患者速報によれば、 http://www.nies.go.jp/health/HeatStroke/spot/
消防庁・消防局管内で救急車により搬送された患者数であり、救急車を使わずに直接医療機関を受診した患者、あるいは受診されなかった患者さん は含まれていません・・・。
⇒愛知県が多いようです。その他の工業地帯も多いのが共通点か?企業関係の職場の労災による搬送か? 愛知県は確かに昔から暑いこと有名ですが、それにしても今年の搬送者数が多いようで心配であります。
3.温度とUVインデックスとの関係
気象庁
「紫外線情報分布図:全国」から、
7月5日正午UVインデックス
http://www.jma.go.jp/jp/uv/
7月5日正午から1時間の日照時間
「アメダス:全国」から、7月5日14時の温度分布
http://www.jma.go.jp/jp/amedas/index.html
PS:'11-07-07
4.全国放射線濃度一覧
http://atmc.jp/ によれば、文科省が公表している情報を元に日本全国の放射能値をグラフ化しています。データが公表され次第、グラフを随時更新します。
*単位:1μGy/h(マイクログレイ毎時)≒1μSv/h(マイクロシーベルト毎時)
<測定例>
(google画像検索から引用)
*測定値は全国各地のデータから、約0.025~1.31μGy/h(マイクログレイ毎時)
となっているようです。一般的に、環境放射線影響度は既報の
自然界の放射線によれば、
http://www.env.pref.kagoshima.jp/houshasen/kouhou/k06.html
「・・・人間は1人あたり平均して1年間で約2.4ミリシーベルトの自然放射線を受けています。その内訳は宇宙線などの空間から飛来してくるもの0.39ミリシーベルト、大地から放出されるもの0.48ミリシーベルト、日常摂取する食べ物によるもの0.29ミリシーベルト、空気中のラドンなどの吸入によるもの1.26ミリシーベルトです。・・・」を引用すると、世界的には、おおむね1mSv/h(シーベルト)になるので、約0.1μSvと推定される。
⇒次報にて、上記3点セットで地域限定して、詳細解析を実施予定です。
7月5日の東日本の紫外線は日照時間の割には高いように見えます。