水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
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紫外線の生体への影響と病原体殺菌効果に係る考察

2011-05-05 | 日記

 既報の「オゾン層の破壊の影響」で記載しました地表に届く有害な紫外線(UVA、UVB)が増加すると、生態系への影響として、動・植物プランクトン、エビの幼生、稚魚のような水生生物への悪影響が示されており、食物連鎖を通した生態系全体への悪影響が心配されています。 


           (google画像検索から引用)
<海水中の生態系>


          (google画像検索から引用)

 岩崎電気株式会社「殺菌・滅菌システム」
「水の殺菌」に係る記事によれば、
http://www.iwasaki.co.jp/product/applied_optics_field/sterilize_
system/stream.html

 「食品の製造や調理・加工においてHACCP(危害分析重要管理点方式)の導入に伴い、幅広く紫外線殺菌システムが採用され衛生管理の一助を担っています。・・・食品原料水や洗浄用無菌水などの需要が急増している中、これからの水殺菌には、殺菌コストの低減と大量処理能力が要求されています。紫外線による水殺菌は、熱殺菌のように大型設備や大熱量を必要とせず、薬品殺菌のように水質に影響を与えないため、クリーンな殺菌をきわめて合理的かつスピーディに行なうことができます。」  

<その他の殺菌方法との比較>

   (google画像検索から引用)

<殺菌効果と紫外線の波長>

                (google画像検索から引用)

<殺菌対象例>

       
        (google画像検索から引用)

⇒今回の放射性物質の漏洩拡散による動・植物プランクトン、エビの幼生、稚魚のような水生生物への悪影響が懸念されます。

 工業的な殺菌、滅菌効果の実績をもつ上記の紫外線の効果と同様な放射性物質からの放射線の影響についても、食物連鎖による高次濃縮による魚介類の有害化と同様に注意しなければならないと想われます

<放射性物質からの放射線に係る考察>
 有害な紫外線はオゾン層の破壊によって、近年増加傾向にあるといわれています。その照射エネルギーはオゾン層の破壊、オゾン濃度が回復しない限り、無尽蔵に今後とも生態系に影響し続けると想われます。
 継続的に海に流出されている法令基準内の微量の放射性廃棄物、および今回の原発事故によって大量漏洩した放射性物質からの放射線の大半は熱に変換すると想われますが、環境水中の共存物質を放射化して、その比較的半減期の短い放射化物質から、エネルギー準位の小さい活
性光線が順次、共存物質を放射化して紫外線と同様に、水生生物(微生物、藻類など)のDNAを損傷して生態系に悪影響を及ぼすことも想定されます。

 水中での
放射化現象の可能性については別途、調べるつもりであります。


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