水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
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環境中の放射線量測定値のばらつきに係る記載(10-29更新 '11-06-12~)

2011-10-26 | 日記

'11-06-12投稿、追加・更新、強調
 既報にて、環境中のアルファ線(α線)ベータ線(β線、電子線)、γ線(電子線)、中性子線の測定に適した放射線の測定方法について調べました。
 現状、測定場所などによってその測定値にばらつきがあるようです。 法定の放射能被曝量(Sv:シーベルト)に係る基本的な問題と想われます。
「数字が誤った方向に一人歩きする」ことがないように、現状どのようにばらついているか?を調べました。

PS:10-26
 
放射性物質のばらつき要因の考察を既報にて紹介しましたが、同一地域内の狭い範囲で大幅なばらつきがあることが最近報道されています。基本的には既報にて記載しました要因によって引き起こされていると想われます。
 特に、放射性物質の電荷(±)、水溶性(イオン化)によって、環境中の水(雨、地下水)からの濃縮、木の葉、花粉塵などに電荷的に吸着して気流に乗りやすい地域に沈積して原発周辺から約200kmも離れた関東地区で発生していると想定されます。

 本件に係る記載を追加更新します。

神戸新聞NEWS
放射性物質除染の効果限定的 福島で神戸大調査2011/10/24
放射線量が局地的に高い福島市渡利(わたり)地区の住民の要請を受け、神戸大大学院海事科学研究科の山内知也教授(放射線計測学)が9月、地区内の放射線量を測定したところ、雨や地形の影響で放射性物質の「天然濃縮」が進み、線量が3カ月前の5倍に上昇している地点があることが分かった。また高圧水で除染した地域では、道路のアスファルトなどに固着した放射性セシウムが十分に除去できていないことも判明。山内教授は「除染の効果は限定的。安易に期待させることで、住民をさらなる被ばくに導く」と警鐘を鳴らしている。・・・」

福島市が8月に除染モデル事業をした渡利小学校区では、泥出しをした側溝で毎時5・5マイクロシーベルトを計測した。除染によって線量が一時的に下がったものの、雨のたびに周辺の山林から汚染された土が流れ込む上、コンクリートに固着したセシウムが大量に残っている可能性があるという。・・・」
本文詳しく見る
⇒放射性物質はセシウムだけではありません。乾いたときの大気中に舞い上がった粉塵に吸着している放射性物質を吸引して内部被曝(各元素に対する因果関係が不詳)が後発しないように注意が必要か?
 
MSN産経ニュース 
2011.6.8 22:30 
「放射線量測定値のばらつき、なぜ?高さ統一測定へ」によれば、
<<本文を読む>> 
 「 文部科学省が毎日ホームページで公表している各都道府県の「モニタリングポスト」(固定式)で測定された放射線量の数値に各地でばらつきがみられ、線量の高い地域の住民に懸念が広がっている。
 
原因は各都道府県で測定地点の高さなど測定環境が異なるためだが、文科省は8日、従来の測定に加え、各都道府県で高さを統一して測定することを決めた。
 これまでのデータによると、関東地方では茨城県だけが近隣県より常時1・5倍から3倍高い。これは
茨城県の測定地点が地表から3・5メートルと、東京(18メートル)や栃木(20メートル)などに比べて低いことが影響しているとみられる。放射性物質は地表に落ちるため、地表近くの線量は高くなるのだ。
 
文科省によると、固定式の調査は平常時と比較することに意味があり、都道府県間での比較を目的としていない。
 このため「設置場所は地表から10メートル以上」などの指針はあるものの、測定環境は各都道府県でそれぞれ異なっていた。 住民の懸念を受け、地表近くの線量を独自に測定する自治体が増える中、文科省は
月内にも全国の地表1メートルの地点に可搬式の測定器を導入する方針だ。 近畿大原子力研究所の若林源一郎講師は「判断材料が増えることは良いこと。同時に、人体への影響など、その数値が持つ意味を正しく理解することが重要だ」と指摘している。」

<放射線量の測定結果に係る引例>
 逐次、断片的ながら、追加・更新して、既報の放射線量のばらつき要因の解析などに利用する予定です。(福島原発周辺を除く比較的低放射線量の空間、地表の測定結果に限定


全国放射能濃度一覧


PS:'11-07-27
サラリーマン活力再生
254750 ガイガーカウンター放射線量測定結果と個人的見解
(7/18~7/24)
ガイガーカウンター「ECOTEST TERRA(MKS-05)」(ウクライナ製)リンクを入手し、早速行動範囲で実測。首都圏を中心とした最近の放射線測定例。
「・・・屋外0.15 室内0.07・・・室内は一日数回も床磨き等をするからか、ビックリするほど低い・・・各地下鉄内 東京メトロや横浜市営地下鉄4路線の室内0.05~0.08・・・」
本文を読む

PS:'11-07-03
・ゲンダイネット2011年7月1日 掲載
首都圏58カ所 人気海水浴場の放射線量測ってみた
7月に入り、海水浴シーズンだが、今年は原発の影響が心配だ。小さい子どもを連れて、海に行っても大丈夫なのか。・・・とりあえず安心でも近づかない方がいい場所がある・・・
「基本的にどの海水浴場もが強く吹いているためか、空間線量はそれほど高くありませんでした。防波堤がある海水浴場では、その付近は高かった。防波堤は陸側の方が高く出ました。また海水浴場でも、風が強く当たらない地形のところは数値が高い傾向が見られました。
 虫がいたりする場所はより高い数値が出ることがあり、日立市の伊師浜海水浴場で毎時1マイクロシーベルトを超えた地点はまさにそうでした」・・・「銚子漁港やその近くにある海鹿島海水浴場付近は0.11から0.13マイクロシーベルト東京23区西部並みです。さらに南下していくと線量は徐々に減少しました。南千倉海水浴場の波打ち際では0.06マイクロシーベルト

 ボウフラの生息地になっている潮だまり、松を中心とした防風林、家の雨樋、屋外シャワーの排水溝などは砂浜の空間線量よりも高めでした
」・・。『海水だけではなく砂浜も調査して発表してくれればいいのに』と話す親子に会いましたが、・・・」」
本文を読む

PS:'11-07-01
明日に向けて
高島市は、平成23年6月20日に滋賀県の環境モニタリング車により市内5箇所で放射線量の測定を実施
本文を読む

tacchyの本音トーク
有志により測定
測定機材は大気測定目的のガイガーカウンタ
[原発事故27]横浜市磯子区洋光台測定会、他
'11-06-24
本文を読む
[原発事故13]横浜市鶴見区の土壌汚染の現実
'11-05-24
本文を読む


PS:'11-06-28
LaborNow
http://labornow.blogspot.com/
千葉県東葛(西部)地域、他の測定結果
6月19日、20日
放射線(γ線)量の測定
福島県の中通り地域と比較すると、10分の1程度
自然放射線量[約0.05μSv/h(毎時マクロシーベルト)]の
4倍から10倍程度(0.2~0.6μSv/h)の放射線量
<<データ詳しく見る1, 2 >>

PS:'11-06-20
・ゲンダイネット2011年6月17日 掲載
都内170カ所で放射線量を測ってみた
(一部抽出しました。)
・・・「地表と1メートルの2地点で測定するのが一般的です。ちなみに、地表と1メートル地点の数値が2倍程度の違いであれば、その土地は均一に汚染されている。5倍程度違うようであれば、その場所の直下が汚染されていると考えられます。測定は、ひとつの場所でまず1分かざし、その後3分間で出た最高値、最低値、一番頻繁に出た数値から平均値を出すといいでしょう。普通に生活しているうえで被曝(ひばく)する可能性のある場所と、放射線量が集まりやすい場所を調べます。ポイントは、庭などの排水溝の出入り口、雨樋(あまどい)の最初に地面に触れるところ、道路であれば側溝。泥は乾いているほうがより事実に近い数字が出ます。また、公園の水のたまり場、粘土質が見えるところも測るべきです」・・・」

 

 


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