山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

乾徳山(その5)

2008-05-09 | 山梨の山


分岐から更に下ります。
相変わらず石がゴロゴロしています。
窪地にはまだ雪が凍りついていました。
八ヶ岳には比較的このような登山道が多いです。
岩山の特長のようです。




登山道は大きく巻いています。
ここを登ってくる人はいないようです。
1時間くらい歩いても誰にも会いませんでした。
静かな歩きができます。





木も立ってはいるのですが、あまり根が張れないようです。
風で倒されている木もたくさんありました。
シラカバやリョウブの木が目立ちました。
あまり大きくはなれないようです。




バイカオウレン


小さい花が咲いていました。
バイカオウレンです。
花が梅の花に似ています。
葉っぱが5枚に分裂しています。
3枚に分裂していればミツバオウレンです。
もう少し標高の高い山に咲いています。
岩場を好む花です。






分岐から30分ほど下りました。
かなり荒れています。
山での事故は下りがほとんどです。
つまずいて転倒による事故です。
手をついて骨折する事故も多いようです。
膝に力を入れず、リズムをとって歩くと疲れません。






かなり下ってきました。
周りの植生が変わってきています。
登山道も緩やかになりました。
もうすぐ国師ヶ原につくようです。
徳和のバス停まではまだまだ歩かなければなりません。




バイケイソウ


バイケイソウが芽をだしていました。
毒性の強い植物です。
ウルイ(オオバギボウシ)と間違って食べ、命取りになることもあります。
春の山菜採りは気をつけなければいけません。
分かっているものを食べれば安全です。



◎付 録
サルトリイバラ



サルトリイバラは小さな花です。
葉っぱに特長があります。
茎にたくさんのトゲがあり、これでサルを縛るとおとなしくなるそうです。
ヤブ漕ぎでよくズボンを引っ掛けてたいへんな目に会うことがあります。
秋に赤い実がなります。



セリバヒエンソウ


明治時代に中国から渡来した帰化植物だそうです。
すっかり雑草化してあちこちで見かけます。
葉っぱがセリに似ていて花がツバメが飛んでいるように
見えるので、この名前があります。
確かに横からみるとツバメが飛んでいますね。
まだまだ増えると思います。

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23 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
名山ですね (ヒキノ)
2008-05-09 08:04:07
若いとき行きかけて途中で帰ってきた山。こうしてみると名山ですね。岩塊斜面の山は下りが辛そうです。
山の空気が感じられる写真です。
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Unknown (うさこちゃん)
2008-05-09 08:29:49
おはようございます。山小屋さんのブログを見ていると山が好きな様子がよくわかります。私は山には縁がないのですが、まるで記録映画を見るような気持ちで楽しんでいます。
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お帰りなさい (まよこ)
2008-05-09 14:44:14
山小屋さん今日は。
それにしても岩マタ岩の山ですね。
躓いて骨折しかねない・・・。コワイ
この歳になると膝の悪い人も多く色々ですが
お元気で山登りされる山小屋さんには
こちらも元気を頂けます。

バイケソウは猛毒とのこと
確かに素人は間違えそうですね。
クワバラクワバラ・・。

サルトリイバラ綺麗に撮れていました。
我がカメラではなかなか・・。

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石がゴロゴロ (とくさん)
2008-05-09 16:27:09
こんにちは
以外に歩きにくそうな登山道ですね。
こう言う登山道が続いていると足が疲れます。
うっかりして石を踏み損なうと捻挫してしまいそうです。

バイケイソウはそんなに毒性が強いですか、やはり大丈夫だと確信が持てる物しか食べてはいけませんね。
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登山路 (アコード)
2008-05-09 17:19:07
ブログ閲覧に感謝です!
登山路の沢山の大きな石は危険を
感じますね。
此方は山登りは全くの苦手でです。
山頂からの撮影が楽しみでしょうね。

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お帰りなさい (どら)
2008-05-09 19:16:53
岩ごろごろの下山道と言い 3のレポに会った岩上りと言い なかなか危険度の高い山だったような・・・それだけおもしろいのでしょうけれど 去年こんな下り道で骨折したので ちょっと怖い。
あっけなく転びましたけれどね
あ こんなもんなんだって漢字でした。 バイカオウレンは夏の花だと思っていたのですが もう咲くのですね? いい加減な記憶力で いつも花の名前を間違えます。
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今度はどちら? (naoママ)
2008-05-10 01:14:53
山小屋さん、お帰りなさい。
連休後半はどちらに行っていたのかしら?
お天気に恵まれ素晴らしい山行きだったでしょうね。

この「乾徳山」も好天の中を歩かれたようですね
私たちは車で行ったので、登った道を戻りましたが、この下りの道は覚えがないような・・・?
石がゴロゴロで、乾徳山が石の山というのが良く分ります。

明後日「滝子山」に行く予定でしたが、またまたお天気が悪そうで・・・
晴れ男の山小屋さんを借りたいくらいです。

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ちょっと珍しい登山道 (siawasekun)
2008-05-10 05:32:10
石といいますか、岩といいますか、・・・。
ちょっと珍しい登山道に、惹かれました。

バイカオウレン、綺麗ですね。
いいですね。

サルトリイバラ、セリバヒエンソウ、初めてみました。
感激ショットです。

ありがとうございました。
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それでも育つ (marri)
2008-05-10 08:14:08
ゴツゴツした岩肌ですね。
こんな所は苦手です。歩けなぁ~い、と思いました。
「登山道は大きく巻いています」って。どういうことかな?廻ってまわってあるくのですか?転びやすいワタクスは人の2倍掛かるコースだわ^^::
それでも育つ木々は岩と共存してるのかなぁ!男性的な風景でした。
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ヒキノさんへ (山小屋)
2008-05-10 15:54:21
乾徳山は以外とおもしろい山でした。岩があると張り切ります。気持が若いからでしょうか。下りは長かったけれど楽しかったです。
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