山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

北八ヶ岳(最終回)

2014-04-19 | 八ヶ岳
※いよいよ今日が最終回です。



左側に登山者が見えます。
ここはあまり左側を歩くと雪庇にぶつかって崩れる場合があります。
吹雪いている時など注意が必要です。



急な登りに差し掛かりました。
踏み跡をしっかり踏んで登ります。




左から照り付ける太陽が眩しかったです。
天気はよいのですが、気温はぐんぐん下がっています。



黒百合平に向かう分岐です。




ここもかなりの急な登りです。
私は今回ストック1本でしたが、それほど不便は感じませんでした。





東天狗岳の頂上に着きました。
標高2640mです。
中山峠から1時間10分の歩きでした。
気温は低くてマイナス20℃くらいになっていたと思います。
遠くに見えるのは蓼科山です。




ここでカメラのバッテリーが点滅しました。
気温が低くなるとバッテリーが低下します。
予備のバッテリーに入れ替えましたが、それほど長持ちしそうもありません。

※頂上から眺めた八ヶ岳です。
左が硫黄岳の爆裂火口壁、真ん中が八ヶ岳の主峰・赤岳、右が阿弥陀岳です。
雪山でこれほどきれいに見えるのは珍しいです。



東天狗岳から眺めた西天狗岳です。
この二つを総称して「天狗岳」と呼んでいます。
西天狗のほうがわずかに高く標高2646mあります。
これは携帯(iphone)での画像です。
カメラはポケットに入れて少し温めています。
気温はおそらくマイナス20℃くらいだったと思います。




渋の湯から茅野にでる最終バスの時刻が決まっています。
西天狗までのピストンは諦めて黒百合ヒュッテに降りることにしました。

※ここは登山ルートではありません。
ハイマツの上に積もった雪の上を歩いています。
バランスを崩したら、あっという間に左の斜面に落ちてしまいます。
ストックを短くしてピッケルのように使って歩きました。




途中から急なところを転がるように降りて行きます。
右にザイルで体を結んだ3人組がいました。
ご夫婦のようで、ガイドを雇って登っていたようです。




ここは「天狗の奥庭」と呼ばれているところです。
標識にも「エビのしっぽ」がたくさんできていました。





降りてきたところを振り返ってみました。
夏もここを歩いていますが、まったく雰囲気が違います。




ここはかなりの急な下りです。
黒百合ヒュッテが見えてきました。
尻セード(お尻で滑って下りること)もできますが、オーバーパンツを
履いていなかったので、無理しないで歩いて下りました。





無事に黒百合ヒュッテに到着しました。
東天狗岳の頂上から約1時間でした。
ここで「ランチ」です。
ランチといってもパンとコーヒーの簡単なものでした。



先ほど下りてきた斜面です。
我々は右側を下りてきました。
かなりの斜度がありました。




20分ほど休憩し、渋の湯に向かって出発しました。
しばらくは樹林帯の中を歩きます。




御嶽山と乗鞍岳が見える最後の場所です。
この日はずっと楽しませてくれました。




途中にあった分岐です。
これには「奥蓼科登山口」と書いてあって「渋の湯」とは書いて
ありません。
通称「渋の湯」と表記したほうがわかりやすいです。




ダラダラとした樹林帯を下って行きます。



前日、登る時にもチェックした標識です。
ここを起点に一周したことになります。




渋の湯に到着しました。
黒百合ヒュッテから約1時間30分の歩きでした。
バスの発車までには十分間に合いました。

※この日の歩きは約6時間でした。
出発時から南アルプス、山に入ってからは中央アルプス、北アルプスとたくさんの山々を眺める
ことができました。
なかなか楽しい山行でした。



※これから佐渡に出かけます。
今晩泊まって明日の夜帰ってくる予定です。
明日もブログは続けます。
みなさんからのコメントは携帯で確認させていただきます。