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AKB48 チームBのファンより

複数のメンバーがAKBグループや坂道グループを中心に、古今のアイドルについて自由に語るサイトです。

『抱きしめちゃいけない』の奇跡は起きるか?(ときめき研究家)

2011-11-17 22:25:41 | ときめき研究家
毎年1月恒例の楽曲人気投票「リクエストアワー」への投票が、今年も始まっている。

第1回(2008年1月)のリクエストアワーの時は、私はまだその存在を認識していなかった。1位は順当な『桜の花びらたち』。

第2回(2009年1月)のリクエストアワーでは、チームBの『初日』が『大声ダイアモンド』を押さえ堂々の1位、『てもでもの涙』がユニット曲最上位の3位など、チームBが大躍進し、当ブログのライターたちも歓喜した。「チームBの奇跡」と言ってもいいだろう。
ただこの年、ナッキーさんは、チームBの曲は26位以下が多いだろうと予想し、3日目までは観戦しながら、最終日のチケットを入手しなかったことをひどく後悔していた。当時佐伯美香さん推しのテッドさんも、足の怪我をおして椅子に座りながら『てもでもの涙』を歌った佐伯さんの3位の晴れ姿を見逃した。

第3回(2010年1月)は、映画館での中継も始まったので、私も座って最終日を観戦。楽曲とPVの出来が最高だった『君のことが好きだから』の1位を期待した。
結果は惜しくも『言い訳Maybe』の後塵を拝し2位。しかし、A面曲『RIVER』を上回り、多くのファンの支持を証明した。「『君好き』の奇跡」と言っていいと思う。

第4回(2011年1月)は、1位の『ヘビーローテーション』をはじめ、シングルA面曲が順当に上位を占め、奇跡は起きなかった。AKB人気が大衆化し、テレビやCMでよく耳にする曲が票を集めるのは当然の帰結だった。

第5回(2012年1月)は、更に大衆化が進んでおり、もはや奇跡の起きる余地はないと思っていた。
しかし、もしかしたら奇跡を起こすかもしれない楽曲が出現した。『抱きしめちゃいけない』である。
以前にも絶賛したが、改めて誉めると、
①19人のメンバー全員がクローズアップされ、それぞれの魅力をストレートに伝えているPV
②いわゆる「楽屋落ち」ではない、青春のほろ苦さを歌った正統派の楽曲
③3~4人ずつではあるが、各々に歌唱パートが割り当てられていること
が素晴らしい。

こうした『抱きしめちゃいけない』の素晴らしさが前提にあってのことだが、シングルA面曲のうち1位獲得を確実視される本命曲不在という状況も味方するかもしれない。
過去の傾向から、1位はこの1年以内に発売され、ファンの印象も新しい曲になるだろう。そうなると候補は、
『チャンスの順番』
『桜の木になろう』
『Everyday、カチューシャ』
『フライングゲット』
『風は吹いている』
の5曲となる。
この中では私は内田眞由美センターの『チャンスの順番』が最も好きだが、一般的には『カチューシャ』か『フラゲ』だろう。『風は吹いている』も過年度の『RIVER』や『Beginner』と比較すれば馴染みやすい曲で、票が3曲に分散するかもしれない。
その点、『抱きしめちゃいけない』は19人のファンの投票が集中することが考えられる。選抜総選挙でのこの19名の得票数合計は140,515票で、1位の前田敦子の139,892票とほぼ同数である。
リクエストアワーは楽曲への投票と言いながら、メンバーへの投票という側面もあり、『Bird』(高橋、篠田)や『泣きながら微笑んで』(大島)が毎年上位に来るのもそのせいもある。今年は『君と僕の関係』(前田、板野)なども上位に来るだろう。人気上位のメンバーの基礎票が、こうした曲に流れると、シングルA面曲が案外伸びないことも考えられる。
その間隙を縫って、『抱きしめちゃいけない』の19名のメンバーの基礎票が集中し、かつ楽曲の魅力による得票が後押しすれば、奇跡の起きる余地はあると思うのだ。1月に謹慎が明ける大場美奈のファンはここぞとばかり投票するのではないか。
一方、懸念材料は、チームKⅡファンは『おまたせSet list』の方に集中することが考えられるということだ。『初日』の再現を夢見るのかもしれない。22位の高柳明音の基礎票が計算できないとなると『抱きしめちゃいけない』はピンチである。

1票だけ投票した後、1月までこうした空想をして楽しむのもリクエストアワーの楽しみだ。
もちろん1人で何票も投票する楽しみ方もあっていい。人それぞれだろう。

コメント (3)
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大島優子の本当《後編》(ピーナッツ)

2011-11-17 12:30:20 | AKB48
(つづき)
3つ目は、"一瞬で、相手の力を判断し、時には、全部任せちゃってしまう"という、意外に要領のいい末っ子的な部分だ。そう、彼女は、20歳オーバー&(グループの中で)大先輩なのに、なぜか、妹的な魅力を持ち合わせている。
以前、AKBのコント番組立ち上げ時の番宣インタビューで、こんなことがあった。

それは、合計4人でのインタビューだったんだけど…(左から2人目が、大島優子、3人目が、平嶋夏海)。
最初のうちは、大島優子…"自分が、ここを何とかしなきゃ"的な空気を醸し出していたんだけど、もう、すぐに、なっちゃんの方を向いて喋ってんの…体ごと、完全にね。
僕は、なっちゃんファンだから、"なっちゃんの才能に気づいてくれて、アリガト-!"って感じだったんだけど、彼女的には、そっちの方が、楽チンだったんでしょうね!?
ちなみに、そのなっちゃんの才能とは、少人数でのトークの時、「MCvsグループ」という、けっして単調なチャッチボールの構図(パターン)に持っていかないこと。
"即答"が、必ずしもベストな受け答えだとは限らないからね。

なっちゃんというのは、いわゆる、"まわし"が出来る人。
他にも、瞬間、班会議の班長になったり、一旦、その質問を引き取って、(メンバーに)かけてみたり…、あと、翻訳,通訳,説明…etc。
つまり、ボールをキープして、キープして(ためて、ためて)出す(出させる)基点になる能力がある。
そこを、大島優子は、一瞬で見抜き、認めた。
それに、「Not yet」にも、今の選抜メンバーの中にも、なっちゃんのような役割をしている人って、実は、いないんだよね。
みんな、すぐに、ボールを返しちゃう。
だから、新鮮だった…というのもあると思う。
そして、"ここは、頼ってしまえ!"…そういうのが、大島優子…あのインタビューでは出てた。
瞬時のキャラ変更! あれも、彼女の才能の1つ。
でも、なんでしょう?途中から、なんか、なっちゃんの妹みたいだったよなぁ~。
ぶっちゃけ、彼女って、年下とか、後輩とか、あんまし、そういうのに、(いい感じで)とらわれない良さがあると思う。
ま、そういうとこが、幅広い層から支持されている理由だと思うなぁ~。

そして、最後の4つ目は、彼女、"自分の「弱さ」も、(時には)見せることが出来る"ということ。
それは、何かのインタビューで、"将来、女優として…"的な質問?をされた時の彼女のこのコメント…

"自信はありません。だけど、チャレンジしてみたい!"

これは、僕さぁ、正直…というか、背伸びしていない、いい決意表明だなと思ったんだ。さらに、今のAKB全メンバーの気持ちも代弁してる。
つまり、"もし、今、私、AKBじゃなくなったら?…でも…"っていう不安と焦りと意気込みをね。
で、一般の人も、いや、人って、そんなに強くない。
だから、「弱さ」も見せられる大島優子に、時折、共感し、"僕も(私も)こわいんだけど、チョットやってみようかな!?"とか思ったり、励まされたりするんじゃないのかなぁ~!? だから、ファンの人も、一昨年の"ついてきて下さい!"…この少ない言葉の中に、"助けて下さい!"や"支えて下さい!"の意味も感じとる。
そして、何より、今クールのドラマで、彼女、ちゃんと張り合えてるもんね。
いや、物語の一部に、ちゃんとなれていると言った方が正しいな。
とにかく、結果…爪跡をしっかりと残していると思う。何より、"口先だけじゃない"ことを証明してるわ。
そら、説得力あるよ。

おまけの5つ目…大島優子、芸の基本とアイドル性が両立する理由についても、チョイ考えてみた。
「笑顔」のこと,「出川」のこと,「認める」ということ,「弱さ」も表現出来るということ、そして…
僕は、前々から、AKBの中で、大島優子にだけ感じていることがあるんだ。
それは、この人って、AKBというよりも、SMAPの考え方に近いんじゃないのかな~?って。

以前、木村拓哉のインタビューで、こんなのがあった。
"僕は、いわゆる、俳優ではないんですよね。
かといって、歌手…ってわけでもない。
1つ1つ、何も、これって…ないんですよね。
ただ、新しいことに、いろいろ挑戦していきたいんです。
お芝居もやる,歌もやる,バラエティーもやる,番組の中で、コントもやる。
それが、僕なんです。
そして、SMAPだと思うんです。
それに、他のメンバーも新しいことを始めています。
例えば、中居は・・・"

実は、大島優子もSMAPも、五角形のチャートを高いレベルで、キレイなカタチとして、完成させようとしているような気がする。
そして、これは、本人と話してみないとわからないことだけど、たぶん、大島優子の中で、「ルックス5,歌1,ダンス2,バラエティー対応能力1,トーク力2」…こういうのは、許せないことのような気がするんだ。
"マルチ(タレント)"って聞くと、なんか、安っぽく感じてしまうけど、本当は、"エンターティナー"のことだ。
僕、大島優子は、SMAPと同様、ここを目指していると思う。
「芸の基本」って、結局は、本人が決めることだと思う。
対して、「アイドル性」って、(もちろん、本人の資質もあるけど)、実は、周りが育てていくものでもあると思うんだ。
僕は、両方揃って、初めて、"エンターティナー"だと思うんだよなぁ~。

ところで、明日、友人に、"木村拓哉って、アイドルだよね?"って、ふいに聞かれたら、僕は、一瞬、答えに迷うと思う。
迷って、結論が出ないまま、"アイドルじゃないような気もする~け~ど~?"って、煮え切らない感じになってしまうと思う。
でも、それが、"両立してる"ってことだと思うんだ。
そして、時が経って、2年後、僕が、この記事を書いたことなんか、すっかり忘れてしまった頃に、会社の女性社員から、"ね~、大島優子って、アイドルなの~?"って、突然聞かれた時、"え?えっ…え~っとね~。う~…"
正直、いっぱい迷わせてほしい気持ちがある。
(おしまい)
コメント (1)
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