大島優子は、初めてAKB48を見た人に注目される アイドルとしては珍しい芸の基本とアイドル性が両立（KC）

大島優子は、初めてAKB48を見た人に注目される　アイドルとしては珍しい芸の基本とアイドル性が両立（KC）

昨日のナッキー氏の記事を読んで、「また、大島優子か、初めてAKB48を見る人が注目するのは。」

私のまわりでも、AKB48の話題はよくでるが、初めて大勢のAKB48を見た時、大島優子が目立ったという感想は多い。
このブログ記事でも、初めてチームＫ公演を見たAKB48初見の方の声、5月25日　「大島優子は、コンサートの冒頭から、「やっぱり、違うな」という感じで、表情にオーラが。」と素人ファンの言葉が引用されている。

前田敦子と大島優子、アイドルとして初めて見た時の印象は、山口百恵と桜田淳子の対比を思い出す。

山口百恵・前田敦子　外見は地味だけど、存在感でじわじわ人気を獲得していったタイプ。
桜田淳子・大島優子　大勢のアイドルの中で目立つ、満面の笑み。

桜田淳子を嫌う人は、「表情がわざとらしい」と批判した。
けれど、桜田淳子のアイドルとして最高の表情は、わざと（意識して）作っているのではない。
桜田淳子は、自然と、アイドルらしい表情が出てしまうのである。

大島優子は、桜田淳子の特技、自然にでる満面の笑みという芸能を継承するアイドルなのである。

桜田淳子は、演技は評価されたが、歌唱力はのびなかった。
それ故に、最後までアイドルらしかった。

ファンブログを中心に、全力を出すこと、一生懸命であること、ダンスが上手いことが、優秀なメンバーであるという絶対的な価値をおく論調（以下、偽りの世論）に対して、私は、アイドルの価値をそれらに求めることに違和感をいだき続けている。

一番人気のある前田敦子、あまり一生懸命に見えないし、ダンスが決して上手い方ではない（下手ではないが）のを見るにつけ、偽りの世論に左右されない、大衆の本音と私の感覚が近いと感じる。

しかし、大島優子は、偽りの世論に評価されながら、（一生懸命であり、演技も上手いにもかかわらず）アイドルらしさを失わない。その点に関しては、例外的存在で、高く評価したい。

ダンス、歌唱、演技などを芸能の基本とすると、
芸能の基本に秀でて、アイドルとしての魅力に欠ける　（例えばクラシック歌手、プロのダンサー）　人は多くいて、

芸能の基本は不十分であるが故に、アイドルとしての魅力が輝く人もそこそこいて、（前田敦子・山口百恵・桜田淳子はここに分類）

芸能の基本とアイドルとしての魅力が両立している人は少ない。
AKB48では大島優子が該当するし、女優では、宮崎あおいに感じる。

KC