NMB48のシングル『だってだってだって』は、なかなかいい曲だ。
学校の放課後、好きな男子から「まだ帰らないの?」と声をかけられたのに、素っ気ない態度を取ってしまい後悔している。本当は「一緒に帰ろう」と言いたかった、という内容の歌詞だ。
学生時代に誰もが経験したような、ちょっとした出来事から1曲の歌詞に上手くまとめ上げている。好きな人の前では意識過剰になって、咄嗟に適切な反応ができないというのは、私も思い当たることがある。
NMB48の初期作品である『オーマイガー!』の世界観と少し近い。その歌では、偶然好きな男子に会った時に、間が悪いことにジャージ姿で、コロッケを頬張っていた。でもその彼は「君らしくて好きさ」と肯定してくれた。その歌でも「だってだって」という歌詞が印象的だった。
曲調は軽やかで、可愛らしい。ちょっとKポップの雰囲気もある。
娘に勧められてミュージックビデオも観た。これが秀作だった。
NMB48メンバーが女生徒達に扮して、ミュージックビデオの制作をしているという設定だ。女生徒たちが演劇や映像制作、学園祭準備などをしている設定は、私のツボだ。『大声アイアモンド』や『泥のメトロノーム』のミュージックビデオがそうだった。
『だってだってだって』ミュージックビデオの冒頭シーンは、歌い出しと同じで「まだ帰らないの?」と声をかけられるシーンだ。その男子役の顔は最後まで映らない。ミュージックビデオ制作のために応援に来てくれた男子校の生徒といった設定だろう。そして劇中で主役を演じるメンバー(梅山恋和?)が、その男子に好意を抱くが、撮影が終わってしまうまで、歌と同じように結局気持ちを伝えられないという二重構造になっている。薬師丸ひろ子主演の映画『Wの悲劇』と同じ構造だ。
そういうドラマ性を内在しながらも、各メンバーが生き生きと可愛らしく映っており、楽しめるミュージックビデオになっている。
学校の放課後、好きな男子から「まだ帰らないの?」と声をかけられたのに、素っ気ない態度を取ってしまい後悔している。本当は「一緒に帰ろう」と言いたかった、という内容の歌詞だ。
学生時代に誰もが経験したような、ちょっとした出来事から1曲の歌詞に上手くまとめ上げている。好きな人の前では意識過剰になって、咄嗟に適切な反応ができないというのは、私も思い当たることがある。
NMB48の初期作品である『オーマイガー!』の世界観と少し近い。その歌では、偶然好きな男子に会った時に、間が悪いことにジャージ姿で、コロッケを頬張っていた。でもその彼は「君らしくて好きさ」と肯定してくれた。その歌でも「だってだって」という歌詞が印象的だった。
曲調は軽やかで、可愛らしい。ちょっとKポップの雰囲気もある。
娘に勧められてミュージックビデオも観た。これが秀作だった。
NMB48メンバーが女生徒達に扮して、ミュージックビデオの制作をしているという設定だ。女生徒たちが演劇や映像制作、学園祭準備などをしている設定は、私のツボだ。『大声アイアモンド』や『泥のメトロノーム』のミュージックビデオがそうだった。
『だってだってだって』ミュージックビデオの冒頭シーンは、歌い出しと同じで「まだ帰らないの?」と声をかけられるシーンだ。その男子役の顔は最後まで映らない。ミュージックビデオ制作のために応援に来てくれた男子校の生徒といった設定だろう。そして劇中で主役を演じるメンバー(梅山恋和?)が、その男子に好意を抱くが、撮影が終わってしまうまで、歌と同じように結局気持ちを伝えられないという二重構造になっている。薬師丸ひろ子主演の映画『Wの悲劇』と同じ構造だ。
そういうドラマ性を内在しながらも、各メンバーが生き生きと可愛らしく映っており、楽しめるミュージックビデオになっている。