「竹の径」放置林対策へ 京都・向日市「観光資源を守る」

2015-06-15 10:57:25 | 木 plants
 京都府向日市は、観光名所として知られる「竹の径(みち)」周辺の放置竹林対策に乗り出す。土地所有者を把握して台帳を作った後、環境保全への理解を求めながら美観に向けた取り組みを行う。

 竹の径周辺の竹林面積は78・2ヘクタール。このうち放置竹林が広がる山林部分は33・6ヘクタールで、タケノコ畑44・6ヘクタールのうち4ヘクタールも放置状態になっている。農家の高齢化や後継者不足が原因とみられる。

 竹林を放置すると、竹が密集し、タケノコ畑の日当たりが悪くなる。タケノコ農家から市に対策を求める声が出ていた。

 市は主に山林部分の土地所有者を割り出し、本年度は寺戸地区、来年度は物集女地区の台帳整備を行う。その後、土地所有者の意向を聞きながら、景観改善に向けた事業を進めていく方針。

 開会中の6月定例市議会に提出している本年度一般会計補正予算案に関連経費200万円を盛り込んだ。

 竹の径は全長1・8キロの散策路で、秋のイベント「かぐやの夕べ」では昨年5千人が訪れた。市産業振興課は「貴重な観光資源とタケノコ農地を守っていきたい」としている。

【 2015年06月13日 11時11分 】

ユース珠算日本一 京都・第4向陽小の磯貝君、10歳以下2部門

2015-06-15 10:55:49 | 賞 prize
 第4向陽小(京都府向日市寺戸町)5年の磯貝勇誠君(11)が、4月に開催された「全日本ユース珠算選手権大会」の総合競技とフラッシュ暗算の2部門で優勝した。小学1年から毎年挑戦した結果の頂点に、「プレッシャーもあったけど、優勝できてよかった」と喜んでいる。

 磯貝君は4歳からそろばんを始めた。5歳で日本珠算連盟の珠算1級となり、現在は珠算、暗算とも10段に認定されている。昨年は「全日本通信珠算競技大会」など三つの全国大会で優勝した。

 4月26日に京都市伏見区の京都パルスプラザで行われた今大会では、アンダー10(満10歳以下)で、制限時間内に掛け算や割り算などを解く総合競技と、スライドに表示される問題を瞬時に解くフラッシュ暗算にそれぞれ145人が参加。磯貝君は総合競技について「調子が悪く、勝てると思わなかった」というが、見事2部門を制覇した。

 週3~4回、地元のそろばん塾「西京都学院」に通っている。「習い始めた時は怒られて嫌になったこともあるけど、今はたくさんの問題を早く解けた時が気持ちいい」と魅力を話す。

 磯貝君が4歳の時から指導している京都珠算振興会の谷口孝男常務理事は「2時間授業を受けても集中力が衰えないのが彼の強み。その集中力や記憶力を生活に役立ててくれれば」と話している。

【 2015年06月12日 10時58分 】

路線バス、社会実験へ 京都・長岡京市、空白地域の東部で

2015-06-11 16:59:14 | 創 creation
 京都府長岡京市は、公共交通の空白地域になっている市東部で路線バスを運行する社会実験に乗り出す。高齢者が多い城の里や東和苑、古市の各地区に新たにバス停を4カ所設置し、午前7時台~午後6時台にバスを走らせる。運行する阪急バスが国から新規区間の認可を受けた後、7月下旬にも実験を始め、約1年間続けて利用状況のデータを集積する。

 阪急バスの既存路線も活用して運行する。実験バスは定員28人で、JR長岡京駅東口を出発して南下し、小畑川に架かる大門橋を渡って城の里の住宅街を通過。国道171号を北上した後、西進して古市や東和苑の住宅街を通って長岡京駅東口にいったん戻る。そこから阪急長岡天神南、長岡天満宮前、阪急長岡天神、市役所前など市中心部を回る。新設バス停は城の里に2カ所、東和苑と古市に各1カ所置く。

 運行本数は1日につき15便。通勤通学に配慮して午前7時台と8時台、午後5時台に各2便を走らせ、午前9時台~午後4時台は1時間に1便とする。午前7時台と8時台、午後5時台と6時台は市東部のみを循環する。1便あたり15人の利用を目標とする。

 料金は距離に応じた運賃体系で、例えば市役所に行く場合、東和苑と古市からは200円、城の里からは230円。市西部への移動の利便性を高めるため、長岡京駅の西口・東口で実験バスと路線バス、はっぴぃバスを乗り継いだ場合は運賃が割引される。

 新規バス路線は5月26日の市地域公共交通会議(会長・飯田恭敬京都大名誉教授)で承認された。同会議では委員から「通勤に配慮するなら午後6時台で運行が終わるのは早すぎないか」「バスの行き先を住民にしっかり周知していくべき」などの意見が出された。飯田会長は「データや状況をしっかり分析し、将来どうあるべきかを考える社会実験にしてほしい」と話した。

 路線バスの社会実験に関する問い合わせは市交通対策課TEL075(955)3160。

【 2015年06月11日 11時37分 】

利休ゆかり、堺市との友好提携模索 京都・大山崎町長

2015-06-11 16:56:04 | 政 governing
 京都府大山崎町の山本圭一町長は8日、茶の湯を大成した茶人、千利休の生誕地である堺市と何らかの友好提携を模索する方針を明らかにした。「ともに利休ゆかりの地であり、中世に自治都市だった」と述べ、提携が実現すれば互いに観光客の往来などが期待できるとした。

 この日始まった6月定例町議会一般質問での、西田光宏町議(大山崎クラブ)の提案に対する答弁。山本町長は「相手方があっての話」とした上で「千利休が手がけた茶室待庵を有する本町と堺市は、中世に自治都市として発展するなど共通項がある。まずは事務レベルで可能性を模索していきたい」と述べた。

 また、ふるさと納税が、過去3年で3件3万2千円にとどまっていることについて、山本町長は「今後も呼び掛けていきたい」とし、特典として「天下分け目の合戦」があった天王山の歴史グッズや町内施設の利用チケットを想定しているとした。

【 2015年06月09日 11時52分 】

漢詩を書いて、歴史と情景感じて 京都・大山崎でイベント

2015-06-11 16:54:40 | イベント
いにしえの大山崎の山川を詠んだ漢詩を書くことで、子どもたちにかつての大山崎の情景を感じてもらうイベント「詩で学ぶ大山崎の風景」が20日と27日、京都府大山崎町大山崎の町歴史資料館で開かれる。小中学生の参加者を募っている。

 同資料館が毎年子どもたちを対象に開く「子ども歴史クラブ」の一環として行う。全2回制で、同資料館の職員や長岡京市の漢詩サークルのメンバーが講師を務める。20日は紙すき体験をして和紙を作る。

 27日は、嵯峨天皇の勅命によって平安時代に編さんされた漢詩集「文華秀麗集」から、当時の大山崎の風景を詠んだ詩を講師が分かりやすく説明する。自分で作った和紙に詩を書くことに挑戦する。

 午前10時~正午。参加費100円。申し込みは町歴史資料館TEL(952)6288。

【 2015年06月08日 09時33分 】

食・酒・音楽、ワンコインで満喫 京都・長岡京「バル」にぎわう

2015-06-07 19:18:21 | 商 trading
 京都府長岡京市の飲食店などが500円の特別メニューを提供する「ワンコインバルプラスin長岡京」が6日、同市内で始まった。店内でミュージシャンが生演奏する「長岡京ミュージック商店街」も同時開催し、来客たちは会場に流れるメロディーと、さまざまな種類の酒に酔いしれた。

 地元の食や音楽を通したまちおこしを目的に、同イベント実行委員会などが企画。居酒屋やバーなど37店が参加した。バルカード(600円)を参加店で提示すると、おすすめメニューがワンコインで楽しめる。

 市役所前で開かれたオープニングイベントでは、地元の子育て世代でつくる吹奏楽サークルによる演奏や、エアーギタリストのパフォーマンスが披露され、会場を盛り上げた。

 市内には、明るい時間帯から飲食店を巡る人々の姿が見られ、ライブ会場の店からはギターの音色や歌声が響いた。

 同市開田2丁目の「居酒屋とんぼ」で食事をしていた冨田亘さん(68)=同市城の里=は「お気に入りの飲み屋を見つけに来た。今日は、とことんはしごします」とうれしそうに話した。

 7日も開催。8~21日は、バルカードを提示することで各店舗の特典を受けられる「あとバル」を催す。

【 2015年06月07日 10時48分 】

地域の独居高齢者に手紙で元気届ける 京都西山高生260人

2015-06-07 19:16:28 | 護 help
 京都府向日市内の一人暮らしのお年寄りを励まそうと、京都西山高(同市寺戸町)の生徒約260人が手紙を書いている。民生委員を通じて一人一人に手渡す予定で、生徒は「喜んでもらえたらうれしい」と話している。

 地域貢献を模索していた同高が初めて企画した。2、3年生の計8クラスで、生徒たちが認知症サポーターからお年寄りに関する話を聞いたり、70歳以上の独居高齢者にあてた手紙を書いている。

 3年5組の生徒たちは、教諭から封筒と便箋2枚を受け取り、「1行ずつ空けて大きな字で書いて」「(アイドルグループの)嵐のことは詳しく知らないと思うので、『はやりの歌手』など分かりやすい言葉を付け足して」などと説明を受けた。

 生徒たちは「はまっている、という言葉は分かるかな」「絵を描いてみよう」などと会話を交わしながら、一生懸命に思いをペンに託していた。

 手紙の中で自身の趣味や相手の体調を気遣う言葉を書いたという香山果穂さん(17)は「一人暮らしのお年寄りと話したことはないけど、さみしいと思う。少しでも元気づけられれば」と話していた。

 手紙は30日に市福祉会館で民生委員に託し、各戸訪問時に手渡す予定。

【 2015年06月06日 11時27分 】

乙訓人の情報誌創刊 京都・2市1町の子育て支援団体

2015-06-07 19:11:59 | 創 creation
 乙訓地域の女性たちが、乙訓に暮らし、働き、訪れる人に焦点を当てた無料情報誌「乙訓じかん」を創刊した。「人と人をつなぐ」をコンセプトに地元の自然や味覚、子育て支援、イベントなどに携わる「乙訓人」を紹介し、誌面には笑顔があふれる。季節ごとの季刊誌になる予定で、「心待ちにしてもらえる『地域の愛読書』を目指したい」と意気込んでいる。

■無料、季刊 ママ記者取材記事も

 京都府向日市の「ねこばす」、長岡京市の「いんふぁんとroomさくらんぼ」、大山崎町の「スマイルプレイス」による子育て支援団体のネットワーク「おとくに子育てネットとろ和」が3月に創刊した。

 「~じかん」誌は、地域の住民が主役になって仕事や雇用を生み出し、まちの課題を解決していくため、3年前に京都市右京区のNPO法人が「右京じかん」をいち早く発行した。今では山科区、下京区、南丹地域、中丹地域でも「~じかん」が出されている。

 乙訓じかん創刊号はA5判、カラー20ページで、1万部作製。2市1町の公共施設やJR駅などに置いている。

 表紙には大山崎町の「天下分け目のどろんこドッジボール大会」で躍動した子どもの写真を採用。小規模保育園として開園した長岡京市の「チェリーズ ハグ」、タケノコ農家、環境保全団体「乙訓の自然を守る会」、懐かしい「プラザブルーレイク」などを取り上げ、関係者の思いをつづっている。

 また、「まちかど笑顔図鑑」と銘打ち、向日市まつりや第二大山崎小豚汁パーティーなどに参加した人の写真25枚を掲載。育児奮闘中のママ記者3人が取材した薬局の記事も載せた。乙訓地域の地図を添え、お出かけ情報も紹介している。

 次号は9月に発行し、柳谷観音楊谷寺の特集、ママと赤ちゃんのヨガ、子育てに関するコラムなどを掲載する予定。編集長の松野敬子さん(53)=長岡京市東神足=は「特に頑張っているお母さんの思いや姿を伝えたい。地域の人が『まだ出ないの?』と楽しみにしてくれる情報誌にしていきたい」と話す。

 乙訓じかん編集部はママ記者を募っている。連絡はotokunijikan@gmail.com

【 2015年06月05日 09時18分 】

外来種の「ハッカチョウ」、京都・大山崎で撮影 額の冠羽が特徴

2015-06-07 19:09:50 | ブログ Weblog
 京都府大山崎町の男性が、同町円明寺の小泉川沿いで、外来種の野鳥「ハッカチョウ」を撮影した。日本野鳥の会京都支部によると、京都市や桂川・宇治川・木津川の三川合流地域(大山崎町、八幡市など)での生息を確認しているといい、「裏付けられた」としている。

 ハッカチョウはムクドリ科で、本来は中国などに分布する。額の冠羽が特徴の美しい姿から、中国では花鳥画の題材になっている。

 同会自然保護室によると、京都では1970年代に生息を確認。大阪や兵庫をはじめ、三重や関東北部にも生息しており「昔から分布は広がっていない」という。

 撮影したのは、同町下植野の新留雅也さん(72)。5月16日午後4時ごろ、散歩からの帰り道、ムクドリに混じった1羽を見つけた。河川敷で虫を食べており、ムクドリより高く澄んだ声で鳴いたという。新留さんは「60年ほど観察しているが、見たのは初めて。驚いた」と話していた。

【 2015年06月04日 11時59分 】

京都・向日市長、民間保育所誘致を表明 市北部に120人規模

2015-06-07 19:08:43 | 護 help
 京都府向日市の安田守市長は3日、市北部の新市街地周辺に定員120人規模の民間保育所を誘致する方針を明らかにした。市北部の住宅開発で保育ニーズが高まっており、受け皿の確保に努める。

 この日始まった6月定例市議会一般質問で、冨安輝雄市議(公明党)の質問に答えた。

 安田市長は、2019年度には保育を必要とする子どもが約1160人に達するとした上で、「現状では対応が難しい。120人定員の保育所開設について具体的な相談を受けており、早期の開設に向けて取り組みたい」と話した。民間保育所の誘致については、4月の市長選で公約に掲げていた。

 また、来年度から市内のすべての小中学校で一斉にトイレ改修を進める方針も表明。「国補助金の確保に努め、清潔で明るいトイレ空間づくりを進めたい」と述べた。飛鳥井佳子市議(市民クラブ)と天野俊宏市議(新政クラブ)への答弁。

【 2015年06月04日 11時38分 】

「買い物どこに行けば」…イオン閉店で地域に不安 京都・向日

2015-06-01 17:46:06 | 商 trading
 「どこに買い物に行けばいいのか」。長年にわたり京都府向日市中心部の阪急東向日駅前で営業してきた「イオン向日町店」が31日閉店し、高齢者を中心とした地域住民に不安が広がっている。小売り大手イオンのグループ会社イオンリテール(千葉市)は新たな店舗形態での営業再開を検討中としているが、昨年10月に大型商業施設「イオンモール京都桂川」が開業し、地域経済を取り巻く競争が一段と激化する中、一部の商工関係者から「本当に新たな店ができるのか」と疑問の声も出ている。

 「長い間お支えいただきありがとうございました」。31日午後8時すぎ、200人を超える買い物客が見守る中、入り口のシャッターがゆっくりと閉まった。地域のにぎわいの中核を担ってきた商業施設が33年間の歴史に幕を下ろした瞬間だった。

 長年客として通い続けた近藤容子さん(72)=寺戸町=は「イオンには着る物も日用品も何でもあった。なじみの店がなくなるのはさみしい。これからどこに買い物に行けばいいのか…」と悩む。

 イオンリテールは5月から、同店でネットスーパーの利用方法に関する説明会を開いたり、イオンモール京都桂川での特典付きの宅配便を紹介したりするなど買い物難民対策に取り組んできた。ただ、近藤さんは「休日ならいいが、ふだん電車やバスでイオンモール京都桂川に行くのはしんどい」と漏らす。

 イオンリテールは現在地を前提として新たな店舗形態を模索しているが、数年の空白期間が生じることは避けられない。イオンの総合スーパー事業は今年2月期に初の営業赤字に転落したため、地元のある商店主は「イオンも経営状況が厳しいと聞いているが、本当に新しい店はできるのか。早く具体的な方針を示してほしい」と訴える。

 安田守市長は5月18日の記者会見で「(閉店で)人の流れが大きく変わる可能性がある。人の流れを見定めながら、できることがあれば早い段階で取り組みたい」と述べている。同時に東向日駅周辺の活性化も訴えており、市の今後の対応にも注目が集まる。

【 2015年06月01日 09時17分 】

長岡宮の栄華に思いはせ 歴史ファンら京都・向日で遺跡巡り

2015-06-01 17:44:14 | 歴 history
 長岡宮跡の発掘調査に携わった元向日市埋蔵文化財センター長の山中章さん(66)=京都市伏見区=の解説を聞きながら現地を巡る「長岡京歴史散歩」が30日、京都府向日市内であった。強い日差しが照りつける中、歴史ファン約50人が朝堂院跡や大極殿跡などを見て回り、いにしえの都に思いをはせた。

 参加者は阪急西向日駅近くの朝堂院公園に集合した。長岡京は今年生誕100年となる故中山修一さん=1915~97年=が朝堂院会昌門(南門)を発掘して実在が証明されたことや、難波宮で使われたのと同じ瓦が出土していることなどを、山中さんから直接聞きながら、タブレット端末に映し出されるかつての都の再現画像を楽しんだ。

 その後、離宮・嶋院跡や向日神社、元稲荷古墳なども見学した。参加者は山中さんに「朱雀門は発掘されていないのか」「長岡京時代の道幅はどのくらいだったのか」と熱心に質問しつつ、歴史豊かなまちを歩いていた。

 長岡京歴史散歩は9月と11月、来年3月にも開かれる予定。

【 2015年05月31日 10時41分 】

救助技術大会で発揮へ 乙訓消防組合、激励会

2015-06-01 17:41:51 | 会 party
 消防隊員の救助技術を競う大会に向けた乙訓消防組合の激励会が29日、京都府長岡京市天神4丁目の長岡京消防署で行われた。隊員たちは管理者である中小路健吾長岡京市長から激励を受け、各種目の訓練を行った。  昨年12月に行われた同組合の選抜会で勝ち抜いた隊員10人は「はしご登はん」「ほふく救出」「引揚救助」3種目にエントリーしている。救助する速度や正確さを競う。隊員たちは、7月2日に行われる京都府救助選抜会に出場し、全国大会出場を目指す。  中小路市長はあいさつで「日頃の訓練の成果をいかんなく発揮してほしい」と隊員たちの活躍に期待を寄せた。  その後の「ほふく救出」の訓練では、空気呼吸器を素早く着装した隊員が、長さ8メートルの煙道を通って要救助者を確保。再び煙道を抜け、もう一人の隊員と協力して要救助者を一気に運び出した。 【 2015年05月30日 10時55分 】" border="0"> 消防隊員の救助技術を競う大会に向けた乙訓消防組合の激励会が29日、京都府長岡京市天神4丁目の長岡京消防署で行われた。隊員たちは管理者である中小路健吾長岡京市長から激励を受け、各種目の訓練を行った。

 昨年12月に行われた同組合の選抜会で勝ち抜いた隊員10人は「はしご登はん」「ほふく救出」「引揚救助」3種目にエントリーしている。救助する速度や正確さを競う。隊員たちは、7月2日に行われる京都府救助選抜会に出場し、全国大会出場を目指す。

 中小路市長はあいさつで「日頃の訓練の成果をいかんなく発揮してほしい」と隊員たちの活躍に期待を寄せた。

 その後の「ほふく救出」の訓練では、空気呼吸器を素早く着装した隊員が、長さ8メートルの煙道を通って要救助者を確保。再び煙道を抜け、もう一人の隊員と協力して要救助者を一気に運び出した。

【 2015年05月30日 10時55分 】

子育てママの出会いの場に…京都の支援スペース、開設1年

2015-06-01 17:39:41 | 護 help
 乳幼児のいる親の交流や相談などに応じる子育て支援スペース「つどいのひろば ねこばす」(京都府向日市寺戸町)が、開設1年を迎えた。小さな民家を借りてNPO法人が行う子育て支援事業は、誰でも無料で気軽に利用できることが魅力で、延べ755人が訪れた(3月末時点)。市北部地域を中心に増えつつある新住民の憩いの場所にもなっている。

 「ひどい時は1時間おきに目覚める。夜泣きはどうしたら収まるのかな」「特効薬はないよ。思い詰めないで」。女性の問いかけに、NPO法人「子育て支援ねこばす」のメンバーは笑顔で答えた。

 向日市内の女性が集まって2001年に発足したねこばすは、子どもの一時預かりや家事手伝いなどを有償で請け負ったり、学習会やリフレッシュ講座などさまざまな活動に取り組んできた。

 昨年5月にNPO法人の資格を取得し、「つどいのひろば ねこばす」を開設。おもちゃがあるだけの簡素な部屋だが、元幼稚園教諭や子育て支援士ら女性15人が交代で、子育てに悩む親の相談や子どもの遊び相手などを務める。

 土地勘のない新住民にとっては、若い子育てママの出会いの場にもなる。長女の夏凪ちゃん(8カ月)と訪れた富山千明さん(29)=物集女町=もその1人。昨年5月に引っ越して来たばかりで、「最初は不安だったが、スタッフやママ友達が親切にしてくれて、子育てのヒントももらえる」と笑顔を見せる。

 4月からは開設日を週3回から5回に増やし、今月から臨床発達心理士による相談会をスタートさせるなど、ますますサービスを充実させている。理事長の高山紀公子さん(58)は「少人数だからこそ、居やすい雰囲気もつくれる。これからも一人一人に丁寧な対応を心掛けたい」と話している。

 問い合わせはねこばすTEL075(203)7738へ。

【 2015年05月29日 09時40分 】

子の健全育成へ市と教委連携 京都・長岡京市が教育会議

2015-06-01 17:37:30 | 政 governing
 新教育委員会制度に移行した京都府長岡京市の総合教育会議の初会合が26日、市役所であった。中小路健吾市長や山本和紀教育長、教育委員4人が出席し、市長が策定する教育に関する大綱などについて話し合った。

 同市は乙訓地域でいち早く新教委制度を導入した。法改正の経過措置があり、向日市と大山崎町は今後移行する。総合教育会議は市長と市教育委員会で構成し、大綱策定や教育の条件整備など重点的な施策、児童生徒の生命・身体の保護など緊急時の措置について協議、調整する。

 初会合の冒頭、中小路市長は「総合教育会議は市長部局と市教委の貴重な対話の場。それぞれの立場で議論し、子どもの健全育成につながるように努めたい」とあいさつ。山本教育長も「市長と十分に連携して教育行政を進めていきたい」と話した。

 同会議の議長を市長とすることなど運営要綱を決めた。大綱の策定では、目指す教育像を示した市教育振興基本計画(2011年度から10年間)が中間年度を迎えたことから、本年度に見直し作業を行った同計画を大綱として位置づけることにした。

【 2015年05月28日 11時15分 】