地域の独居高齢者に手紙で元気届ける 京都西山高生260人

2015-06-07 19:16:28 | 護 help
 京都府向日市内の一人暮らしのお年寄りを励まそうと、京都西山高(同市寺戸町)の生徒約260人が手紙を書いている。民生委員を通じて一人一人に手渡す予定で、生徒は「喜んでもらえたらうれしい」と話している。

 地域貢献を模索していた同高が初めて企画した。2、3年生の計8クラスで、生徒たちが認知症サポーターからお年寄りに関する話を聞いたり、70歳以上の独居高齢者にあてた手紙を書いている。

 3年5組の生徒たちは、教諭から封筒と便箋2枚を受け取り、「1行ずつ空けて大きな字で書いて」「(アイドルグループの)嵐のことは詳しく知らないと思うので、『はやりの歌手』など分かりやすい言葉を付け足して」などと説明を受けた。

 生徒たちは「はまっている、という言葉は分かるかな」「絵を描いてみよう」などと会話を交わしながら、一生懸命に思いをペンに託していた。

 手紙の中で自身の趣味や相手の体調を気遣う言葉を書いたという香山果穂さん(17)は「一人暮らしのお年寄りと話したことはないけど、さみしいと思う。少しでも元気づけられれば」と話していた。

 手紙は30日に市福祉会館で民生委員に託し、各戸訪問時に手渡す予定。

【 2015年06月06日 11時27分 】


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