友人からお誘いがあった。
「(8月)27日にうちに遊びにおいで」
友人の家に行くと、友人のお母さんも在宅していた。
「紅茶を入れて準備しようとしたら、○○(友人の名)に止められたのよ。『せっかく紅茶入れるのがうまい人が来るんだから入れるな』って。」
「紅茶を入れるのがうまい人」かー。
……。
…。
ええーっ!
ちょっと待て待て待てっ。
今、何か聞き捨てならない言葉を聞いたぞ。
私「紅茶を入れるのがうまいって、あのそのえーと、それって私のこと?」
友「そうだよ。台所も準備した。茶葉はこれをお願い。」
手渡されたのは「パティスリー・サダハル・アオキ」のアールグレイ。
アールグレイか…。
ちゃんと飲めるように香りと味をバランス良く入れられるだろうか…。
褒められた嬉しさと緊張とで、頭がくらくらする。
紅茶缶には、推奨の蒸らし時間や茶葉の量の記載がなかった。
なので、出されたガラスポットをお湯で温めた後、ティースプーンで軽く2杯の茶葉をポットに入れた。
その後、使う予定のティーカップ2杯分のお湯をポットに入れた。
蒸らし時間は大体3分。
内心ガクガクブルブル状態で、友人にアールグレイを出した。
カップに口を付ける友人。
緊張の一瞬。
「うん、おいしい。」
その言葉が信じられなくて、急いで自分のカップに口を付けた。
緊張して入れたのに、何故かちゃんと入っていた。
少しクセのあるスパイシーな香りの後に、スタンダードなアールグレイの香り。
紅茶の味も普通においしく出ている。
それでも何だか信じられなくて自分のカップを見ていると、友人が紅茶を飲みながらまた言った。
「おいしいよ。」
そして、自分のケーキを食べ始めた。
ケーキを食べ、紅茶を飲み、楽しそうに話をする友人としばらく目を合わせることができなかった。
うっかり目を上げたら泣きそうだった。
「自分の入れた紅茶を飲みつつ、ごく普通に(!)楽しくおしゃべり」は、長い間の夢だった。
紅茶にはまってから7年弱、身内と客相手に何度失敗をしてきたことか。
それが叶った。
信じられない。
でも、叶っている。
8月27日も食べたケーキの味も飲んだ紅茶の味も、クッキーもカップも友人も、きっと忘れない。
忘れられない。
ありがとう。
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「(8月)27日にうちに遊びにおいで」
友人の家に行くと、友人のお母さんも在宅していた。
「紅茶を入れて準備しようとしたら、○○(友人の名)に止められたのよ。『せっかく紅茶入れるのがうまい人が来るんだから入れるな』って。」
「紅茶を入れるのがうまい人」かー。
……。
…。
ええーっ!
ちょっと待て待て待てっ。
今、何か聞き捨てならない言葉を聞いたぞ。
私「紅茶を入れるのがうまいって、あのそのえーと、それって私のこと?」
友「そうだよ。台所も準備した。茶葉はこれをお願い。」
手渡されたのは「パティスリー・サダハル・アオキ」のアールグレイ。
アールグレイか…。
ちゃんと飲めるように香りと味をバランス良く入れられるだろうか…。
褒められた嬉しさと緊張とで、頭がくらくらする。
紅茶缶には、推奨の蒸らし時間や茶葉の量の記載がなかった。
なので、出されたガラスポットをお湯で温めた後、ティースプーンで軽く2杯の茶葉をポットに入れた。
その後、使う予定のティーカップ2杯分のお湯をポットに入れた。
蒸らし時間は大体3分。
内心ガクガクブルブル状態で、友人にアールグレイを出した。
カップに口を付ける友人。
緊張の一瞬。
「うん、おいしい。」
その言葉が信じられなくて、急いで自分のカップに口を付けた。
緊張して入れたのに、何故かちゃんと入っていた。
少しクセのあるスパイシーな香りの後に、スタンダードなアールグレイの香り。
紅茶の味も普通においしく出ている。
それでも何だか信じられなくて自分のカップを見ていると、友人が紅茶を飲みながらまた言った。
「おいしいよ。」
そして、自分のケーキを食べ始めた。
ケーキを食べ、紅茶を飲み、楽しそうに話をする友人としばらく目を合わせることができなかった。
うっかり目を上げたら泣きそうだった。
「自分の入れた紅茶を飲みつつ、ごく普通に(!)楽しくおしゃべり」は、長い間の夢だった。
紅茶にはまってから7年弱、身内と客相手に何度失敗をしてきたことか。
それが叶った。
信じられない。
でも、叶っている。
8月27日も食べたケーキの味も飲んだ紅茶の味も、クッキーもカップも友人も、きっと忘れない。
忘れられない。
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おめでとうございます。
ぎんぐのお茶記念日なんてそんなそんなっ!
思いがけず願いが叶ってしまい、いまだに少し信じられません。
これから何回もこんなことがあるように頑張らなくてはと思いつつ、嬉しくて満足していたり。
これからも頑張ります!
なんだかほっこり幸せな気持ちです
すごい誉め言葉ですね~o(^-^)o
ムシミさんのコメントに、私の方が嬉しくなりました。
お祝いコメントをありがとうございます。
実は、この友人相手でも結構失敗しているのです。
なのに、「入れるのがうまい」と言う所に友人の優しさが表れてます。
そして、友人が「おいしい」と言ったのはこれが初めてで、感動もひとしお(T^T)
思い出してまた泣けてきました~(笑)
これからも「おいしい」と何度も言って貰えるよう頑張ります!
「おいしい」って嬉しい言葉ですよね。
それが本当かどうかは自分が飲んでみたらわかるものね。使いなれない茶器や茶葉で入れるのはドキドキするし、その方がしっかり淹れたほうがいいのか、軽いほうがいいのか・・にも左右されるから、最後は「賭け」にも似た気持ち・・うーんお気持ちすごくわかります!
ぎんぐさんの紅茶に対するおもいが伝わってきて私まで嬉しくなりました^^。
おめでとうございます♪
「賭け」って本当にそうです!
友人にカップを出したときは、「えいっ、お願い」って気持ちでした。
みーやさんもこんなことがありましたか?
コメントに書かれていることが私の気持ちそのままでびっくりしました(^^)
これからもこういうことがあるように頑張ります。
次はまた7年後かなあ…なんて
きっといままでもおいしい紅茶を入れてらしたとは思うのですが・・、納得の「おいしい」がとうとうでたのですね・・♪
ぎんぐさんのこの時のかわいらしい様子が目に浮かんで、なんかもうハアハアです。
さて次は私の家でしょうか・・。待ってます~(ハアハアハアハア・・ドキドキ・・)
今まで茶葉の選択とか(いきなりファーストフラッシュを飲ませるとか)、普通の客に茶園物のダージリンを出すとか、入れる以前の失敗をしているので(そして入れる腕は初心者)、客観的に見てあまりおいしくなかったと思います(^^;
今回は、飲みたい茶葉を最初からリクエストさ
れたことと、奇跡的にちゃんと入った結果の「おいしい」なので、次はいつあるか…(笑)
いや、近々また言って貰えるよう頑張ります…!
実際にガクブルしながら入れる自分は、かなり挙動が怪しいです。
何度か入れた友人でもこれだけ緊張するのに、美人なろはんさんに見つめられながら紅茶を入れるなんて、考えただけで30拍くらい脈が上がります。
そそそそんなドキドキバクバクな私で良ければ…。
だって、ろはんさんにおいしくない紅茶なんて飲ませたくないんだもんっ。
…ああ、言ってみたものの凄く緊張します。
もっと場数を踏んで大きくなるのをお待ち頂けますか…?(←ヘタレ)