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透析だって、だって、だって♪

腎不全末期の不安からブログを開始、
いまは透析を受けながら、かなり元気で自由を満喫の日々

万事塞翁が馬

2007-10-09 | あれこれの思い
または、禍福はあざなえる縄のごとし、
・・・実感あるな~。。。


数日前に骨折して、痛い思いをしている母は、
今は憂うつだろうけど、これを機に一人暮らしからの脱却の話が
進み始めています。
これで良い方向に話がまとまるといいけれど・・・。


まあ、最近足腰が覚束なくなっていたので、いつかはヤルと思っていたし、
けっきょく転んでしまったのも、我が家での出来事で良かったね~
というのが姉弟たちの感想。
運転のことも含んで、一番身軽に動けるのが私なので。
何よりも、一人で住んでいるマンションで動けなくなったのでなかったのが幸いでした。


それにしても、80歳の母、生きている以上は、まだまだ色々ありますね~。
若い頃からの、幾度ものどんでん返しを知っているので、
今回のことなんて軽いもの、というか、想定内のことでしょう。
私ですら、オーバーに言えば、ここまででも塞翁が馬を地でいったような日々でした。
ネットで知り合った皆さんも、それぞれが、書けば一冊の本になるような人生を
過ごして来られたんでしょうね。


最近どこででも、高齢の人を見ると、思いますよ。
----- この人にも元気に走り回っていた子ども時代があって、
キラキラ輝く青春時代があったのよね~。。。
そして、たくさんの喜びがあったろうし、
苦しいことや悲しいことを乗り越えて、または時には流されて、
今があるのよね~。。。


ことに戦争を経験した年齢であることを考えると、
男女問わずに、この思いは強いです。


高齢の人を敬うとか、一目置くって、こういうことの実感から来るのかなと
今ごろになって、じわ~っと感じています。
遅いね。





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今日だけどうしてもこのことを

2007-09-30 | あれこれの思い
やっと、こちらも涼しくなりました。
例年に比べて半月遅れの本格的秋到来です。


きのう、長年お付き合いのあった作陶家M氏が亡くなり、
昨夜から何度もため息をついています。
素晴らしい作品を生み出すのに、謙虚でシャイで、恬淡とした方でした。
それでいて子どもっぽいところのある、なんとも純粋な方で、
・・・大好きな人生の先輩でした。


晩年は癌との長い闘いを繰り返され、
手術のために声を無くしてからも、たぶんもう10年余・・・。
それでも、つい二ヶ月前くらいに伺ったときは、あいかわらず仕事場にいらっしゃいました。
少し痩せた手で筆談で次々に話される内容にはユーモアもたっぷりで・・・。
そのとき、涼しくなったら我が家の(息子の)仕事場に遊びにくると約束されたのです。
あれが最後になりました。


本当は悶々とする日々もあったでしょうが、ただ自由に楽しむように作陶に取り組まれていた姿、
苦しいばかりであったはずなのに癌の治療についても笑顔で筆談されていた姿、
なにもかもが改めて、尊敬を込めて思い出されます。
でも、今晩のお通夜では、きっと氏の奔放だったこと、子どもみたいだったことが話題に上って
皆で笑ったり泣いたりするんでしょう。


自身が歳を重ねていく中で、誰を、どのような人を好きになって、
我が老熟期の手本としたいと思うか、
それは千人いれば千人ちがうのでしょう。
少なくとも私と相棒には、M氏は大きな大きな存在でした。


最後のお別れになった日の帰り際に、ひょいと、素敵な夫婦茶碗を下さいました。
いつもの手渡し方で、ちょっと照れたように、ひょいっと。
これが形見になりました。


Jm




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どんよりの空の下

2007-07-05 | あれこれの思い
束の間、雨が上がって涼しい風が吹いています。
庭は草ぼうぼう。裏山は密生した緑が揺れています。


今日は朝から、同年代の知人の自死の報が入ったり、
べつの知人が、まだ60歳なのにアルツアイマー病にかかったことを聞いたり、
なんだか、ため息、ため息です。


私自身も含めて、団塊の世代といわれる人たちが今、
いろいろな形で壁に突き当たっています。
一世代前までの戦争を体験した人たちに比べたらラクだったと言えるのでしょうけど、
私たちの世代も、多くの人が、かなりの荒波をくぐってきました。
今から迎える晩年は心おだやかに暮らしたいと、
皆が望んでいる(望んでいた)と思いますが・・・。


ちょっと気がめいって、明るい思考に切り替わらないので
こんな時は外出が良い。
で、ずっと宿題になっていた心エコーを撮ってもらいに
今から医院に行ってきます。


! ・・・気分転換に医院に?
これを思いついたとたんに、ガックリ。
何か他に思いつかないわけ~?


透析のことは、シャントの一部分の音が気になるだけ。
あと、シャントを作った手術痕(ほとんど痕は消えている)に、
抜糸しそこなっている糸があることにスタッフが気付きました。
私は気付いていたんだけど、もういいや~と放っておいたの。
先生に取ってもらいましょう、と言われたけど、今さらだし、
処置が痛いなら、もうこのままで良いんだけどな~。。。


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