たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

中尊寺

2016年09月11日 | ぶらりぶらり
中尊寺といえば金色堂ですね。金色堂は1124年に上棟され、1337年の火災で多くのお堂が消失しましたが、金色堂は火災を免れました。今年は上棟892年になります。


中尊寺参道(月見坂)入り口


金色堂を目指して月見坂を上っていくと途中に多くのお堂が点在しています。


八幡堂





弁慶堂


弁慶と義経像






地蔵院



地蔵院は、中尊寺の塔頭(たっちゅう)の一つで、寺院を護持している僧侶や家族が住むところです。



瑠璃光院



瑠璃光院も、中尊寺の塔頭(たっちゅう)の一つです。塔頭は搭中とも書きます。


地蔵堂


薬師堂





観音堂


中尊寺 陸奥教區宗務所


本堂


本坊庫裡


庫裡(くり)とは寺院の僧侶の居住する場所で、庫裏とも書きます。




不動堂



峯薬師堂





聖不動尊



大日堂




鐘楼




阿弥陀堂



弁財天堂



釈迦堂


釈迦堂の右手の方向に進むと能舞台、かんざん亭があります。能舞台は工事中でした。かんざ亭の手前の通路に青邨の句碑があります。


青邨句碑


人も旅人われも旅人春惜しむ      山口青邨


さて、いよいよ金色堂です。



金色堂覆堂(この中に金色堂がおさめられている)



金色堂をみるには拝観券が必用で、讃衡蔵にある拝観券発行所で券を購入します。拝観券を渡し右側に進むと、金色堂の手前に宮沢賢治の詩碑があります。

 
宮沢賢治碑


中尊寺
           宮沢賢治

七重の舎利の小塔に    
蓋なすや緑の燐光     
大盗は銀のかたびら    
おろがむとまづ膝だてば  
赭のまなこたゞつぶらにて  
茂呂の肘映えか繰り返しやけり  
手触れ得ね舎利の宝塔   
大盗は禮して没ゆる 



宮沢賢治碑は金色堂建立850年を記念し昭和34年に建立



賢治の碑をみて進むと、いよいよ金色堂です。金色堂は台風が来ようと大雨が降ろうとビクともしないコンクリート造りの覆堂におさめられています。金箔で埋め尽くされた絢爛豪華な建物は、残念ながら外からは見えません。金閣寺のように外からも楽しめるようだったら、すばらしいでしょうね。なお、金色堂は撮影禁止です。


 
金色堂


写真の左側の入り口から覆堂に入り、金色堂をゆっくり見た後、右側の出口から出て進んで行くと芭蕉の句碑もあります。



芭蕉翁句碑

五月雨の 降残してや 光堂  芭蕉


さらに、出口の方向に進んで行きます。



中尊寺経蔵





関山天満宮










金色堂旧覆堂






大長寿院(西谷坊)


西谷坊も搭中の一つです。




金色堂からの有料通路の出口付近にある西谷坊を過ぎ先ほど金色堂の入場券を購入した讃衡蔵に行き、中尊寺の文化財をみましょう。撮影は禁止です。
讃衡蔵(さんこうぞう)は中尊寺の文化財を収蔵・展示する施設で、有料です。讃衡蔵の外には金色院があります。金色院も中尊寺の塔頭(たっちゅう)の一つです。


金色院


讃衡蔵の出口から出て、上ってきた月見坂を下ります。途中に東物見・休憩所(ベンチのみ)がありますので、一休みしましょう。


月見坂


東物見からの景色




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啄木の歌

『いづら行く』『君とわが名を北極の氷の岩に刻まむと行く』

明星 明治41年7月号 石破集(32首、その23)

署名 石川啄木
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