たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

盛岡市所在文化財(5)

2022年09月29日 | ぶらりぶらり

盛岡市に所在する文化財をまわっています。

文化財は国、県、市町村が指定しており、指定文化財には、(1)有形文化財、(2)無形文化財、

(3)民俗文化財、(4)記念物 などがあり、現在、国指定有形文化財を載せています。

 

国指定有形化財

有形文化財には、建造物、絵画、彫刻、工芸品、書籍・典籍、古文書、考古資料、歴史資料

などがあり、前回までは建造物を載せました。今回は、工芸品です。

 

B. 工芸品

 (7)銅 鐘    もりおか歴史文化館     

この銅鐘は元禄15年(1702)、奥州釜石の海岸で、漁網にかかったものと伝えられています。「金ノ大(泰)和六年正月日」の銘がある朝鮮鐘です。泰和六年は、我が国の建永元年(1206)に当たります。大きさは、総高57.8cm、口径38.18cmで、笠形の大きさは径23.3cmです。笠形の大きさに比して口径が広く、これに対し、鐘身がやや長いため、その外郭は美しい曲線をしています。盛岡藩では、菜園鐘と呼ばれていたようです。

 

    

 

(8) 深鉢形土器    遺跡の学び館      

深鉢形土器は伏甕(ふせがめ)ともいわれ、用途については、胎盤埋納説、住居建設の際の地鎮説など、さまざまな説が挙げられていますが、どの説も確証には至っていないようです。この深鉢形土器の出土は昭和26年、繋小中学校校舎増築に伴う敷地造成工事の際にみつかった縄文時代中期の底部穿孔土器7 点の内の1点です。文化財となった7点の土器は逆さの状態で見つかりました。盛岡の奥座敷、繋温泉郷は縄文の太古より人々の営みがあり、遺跡からは人や文物の往来を語る品々が数多く発見されています。。

 

     

 

工芸品は、この他、もりおか歴史文化館に「白地天鵞絨陣羽織・緋地羅紗合羽」、「地羅紗合羽」の2件、県立博物館に「太刀 銘 助真」、

桜山神社に「刀 無銘 伝来国長作」があり、4件があります。なお、国指定有形文化財は、「重要文化財」と呼ばれます。

 

 

 

 

 

 


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