たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

陸中八十八カ所霊場 (59番 三明院)

2014年10月16日 | ぶらりぶらり
各地に新四国八十八霊場がありますが、岩手県にも新四国陸中八十八カ所霊場があります。現在の岩手県花巻市・北上市・紫波町・盛岡市・矢巾町の5市町にまたがっています。岩手を陸中と呼んだのは、明治9年からのようで、陸中八十八カ所は明治24年、大興寺(第1番)の30代桐野圓宗、自性院(第77番)の48代斎藤光海、光勝寺(第88番)の26世赤塚宥天、の3人でつくったといわれている。

59番 三明院 本尊薬師  加賀野 (現 盛岡市神明町1-1)
 三明院はホットライン肴町から中の橋通りを横切り、進んで行くと50mほどのところにあります。三明院は盛岡三十三観音の三十二番札所にもなっています。








御詠歌
守護のため立てて崇(あが)むる国分寺いよいよめぐむ薬師なりけり

なお、四国八十八ケ所霊場の五十九番は「国分寺」です。

国分寺御詠歌
守護のため建ててあがむる国分寺いよいよめぐむ薬師なりける



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啄木の歌

夏の月は窓をすべりて盗むごと人の寝顔に口づけにける

明星 明治38年7月号(辰歳第7号)  凉月集(10首、その8)

署名 石川啄木・せつ子
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なお、三明院は平成26年6月解体されています。






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